「できるだけ飼いやすい小型犬を選びたい。」 そうお考えの方は多いと思います。 ただ、何をもって「飼いやすい」とするかは、実際にわんちゃんのお世話をする方のライフスタイルや生活環境などによって変わるものです。 たとえば、以下をご覧ください。
生活環境による「飼いやすい」犬の例
生活環境 | 「飼いやすい」犬の例 |
一人暮らし(留守番をさせる時間が長い) | ・散歩量が少なくても、ストレスになりづらい犬種 |
集合住宅(マンションやアパート) | ・抜け毛が少ない犬種 ・吠えづらい・吠え声が小さい犬種(騒音トラブルになりづらい犬種) |
子どもや高齢者のいる家庭(年配の両親が世話をするケース) | ・おとなしく穏やかな気質の犬種 ・人懐っこい気質の犬種 |
飼い主となる方の生活環境ごとに「飼いやすい犬」にも違いがあることがわかります。
つまり「飼いやすい犬を選びたい」と思ったら、飼い主さん自身の日々の生活にマッチする、わんちゃんを選ばなければなりません。
そこでこの記事では、小型犬に分類される人気犬種の「飼いやすさ」に注目。
犬種ごとの気質や理想の飼育環境について解説します。
飼い主さんの生活に合った、飼いやすいと感じる小型犬を選びたい方に特におすすめの内容です。
自分の暮らしに合った犬種を選ぶということは「飼い主さんとの生活のなかで、快適かつ心地よく、幸せに暮らせるわんちゃんを選ぶこと」でもあります。
「後悔のない犬種選びがしたい。」
「家族の一員として迎えるわんちゃんを幸せにしたい。」
このようにお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
小型犬が「飼いやすい」といわれる理由
一般的に小型犬は、中型犬や大型犬と比べて漠然と飼いやすい印象があります。 そこで、ここではあらためて「小型犬にはどのような飼いやすさの魅力があるか」に注目してみましょう。 ・必要な飼育スペースが小さい ・必要な散歩量が少ない ・経済的な負担が少ない ・一緒に移動しやすい ・旅行に連れていきやすい ・行動を制御しやすい(コントロールしやすい) 中型犬や大型犬と迷っているという方は、小型犬の飼いやすさが魅力的に感じるかどうかで検討してみてはいかがでしょうか。
飼いやすい理由①|必要な飼育スペースが小さい
小型犬が飼いやすいとされる一番の理由は「広い飼育スペースを必要としない点」です。
マンションやアパートなど集合住宅といった限られたスペースでも飼うことができます。
ちなみに、小型犬に必要な理想の飼育スペースの目安は以下のとおりです。
こちらは「第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める省令」と呼ばれる、犬猫を取り扱う事業者が守るべき基準を示したものです。
▼運動スペースを除いた「寝床や休息場所となる飼育スペース」の基準
- 犬の縦の体長(胸からお尻までの長さ)の「2倍以上」のスペース
- 犬の横の体長(胴の横幅の長さ)の「1.5倍以上」のスペース
- 犬の体高(地面から首と胴の付け根までの高さ)の「2倍以上」のスペース
参考:東京都「令和3年6月1日より施行される改正動物の愛護及び管理に関する法律のお知らせ(抜粋)」
飼いやすい理由②|必要な散歩量が少ない
小型犬に必要な運動量は、基本的に中型犬や大型犬よりも少ないです。
▼基本の散歩量の目安
体格別 | 散歩量の目安 |
小型犬 | 15分~30分ほど(1日に1回) |
中型犬 | 30分~40分ほど(1日に2回) |
大型犬 | 1時間ほど(1日に2回) |
そのため、一人暮らしで勤務時間が長い方など、散歩や運動の時間があまり取れない方は運動量が少ない小型犬の方が飼いやすいといえるでしょう。
なお、先ほど触れた省令では、1日合計「3時間以上」の運動や自由に行動できる時間の確保が明記されています。
たとえ運動量の少ない小型犬でも、散歩だけではいけません。
必ずケージから出して自由に走ったり、過ごしたりできる時間を取るようにしてください。
また、同じ小型犬でも犬種や体格、その子の性格によって上記以上の運動が必要な子もいます。
【関連記事】犬の散歩は1日何回?体格ごとの適切な回数・頻度・時間
飼いやすい理由③|経済的な負担が少ない
小型犬は中型犬や大型犬と比べて、経済的な負担も少ないといえます。
たとえば、以下のような費用の金額は体格によって左右されることが多いです。
- 食費
- ペットシーツ等消耗品の費用
- 医療費(薬代や手術の際の麻酔代)
- ペット保険費
- トリミング・カット代
- ペットホテル代
体格が小さいほど食費は抑えられ、排泄量も少なくなり、自ずとペットシーツ代にかかる費用は抑えられます。
また、動物病院やトリミングサロン、ペットホテルなど多くのペット施設では体重や体格による料金計算を採用しています。
そういった点で、小型犬は経済的な負担が少なく飼いやすいといえるでしょう。
飼いやすい理由④|一緒に移動しやすい
小型犬は中型犬や大型犬と比べて、移動手段の方法がさまざまです。
たとえば、スリングで抱っこしてわんちゃんと移動する方法やペットリュックで自転車に乗って移動する人も最近は街でよく見かけます。
中型犬や大型犬をずっと抱えて移動するのは難しいです。
もし、気軽にわんちゃんと一緒に出かけたい、あちこち一緒に行動したいという方は小型犬の方がおすすめといえるでしょう。
また、移動という意味では引っ越しも同じです。
近年ペット可物件が増えてきましたが、「小型犬のみ可」や、「~㎏まで可」など、制限のある物件がほとんどです。
小型犬であればほとんどのペット可物件の条件にマッチするので、引っ越しをしたいと思ったときに選択肢が狭まることは少ないでしょう。
飼いやすい理由⑤|旅行に連れていきやすい
昨今はペットブームもあって、わんちゃんとの旅行がしやすくなっています。
ペット可のホテルや旅館、観光地も増えてきました。
ただ、ペット可の宿泊施設や観光地には「小型犬のみ可」という場所も少なくありません。
もしくは、抱っこでの入場なら可能という観光地もあります。
いずれにせよ、旅行が好きな方は小型犬の方が一緒に旅行を楽しめる可能性が高いです。
飼いやすい理由⑥|行動を制御しやすい(コントロールしやすい)
中型犬や大型犬の多くは力が強く、しつけをしてコントロールするまでがやや大変です。
お世話をする方が年配の方や小さなお子さまがいるご家庭では、中型犬や大型犬が噛んでしまう、飛びかかる、散歩中に急に強い力でひっぱるといったトラブルが起こると深刻なケガや責任問題につながる可能性も考えられます。
その点で小型犬であれば、最悪の事態は免れるでしょう。
また、人間の力の方が強く、行動も制御しやすいためお世話においても安心です。
年配の方や小さな子どものいるご家庭で飼いやすいのは、やはり小型犬といえます。
【犬種別】小型犬の飼いやすさを解説
「これから迎える愛犬を幸せにしたい。」 「愛犬には快適に心地よい暮らしをしてほしい。」 ほとんどの方に、このような気持ちがあると思います。 わんちゃんの「犬生」を幸せにするには、最初にもお伝えしたとおり、飼い主さんのライフスタイルや生活環境とわんちゃんの気質や理想の飼育環境を合わせることです。 たとえば、運動量の多い犬種を選ぶのなら、しっかり散歩の時間が確保できる生活をそもそも飼い主さんができているかどうか考えてみましょう。 もしくは、飼い主さんがわんちゃんに合わせられるかどうかですが、急に日々の生活を変えるというのは意外と難しいものです。 飼い主さんが無理をしても長続きしません。 自分のライフスタイル等に適応できる犬種を選ぶか。 もしくは、犬種ごとの気質や理想の飼育環境に自分たちが合わせるか。 いずれにせよ、飼い主さんのライフスタイル等とわんちゃんが合わなければ、飼いづらいと感じる可能性はもちろん、わんちゃんもストレスを感じて快適には暮らせないでしょう。 そこでここからは、小型犬に分類される人気犬種の気質や理想の飼育環境について解説。 気になる犬種と自分のライフスタイル等がマッチしているか、ぜひ確認してみてください。 ・トイプードル ・ミニチュア・ダックスフンド ・柴犬 ・チワワ ・ポメラニアン ・パピヨン ・マルチーズ ・シーズー ・ヨークシャー・テリア ・ボストン・テリア ・ジャック・ラッセル・テリア ・ミニチュア・ピンシャー ・イタリアン・グレーハウンド ・キャバリア ・ビション・フリーゼ ・フレンチ・ブルドッグ ・パグ なお、一般的に小型犬や中型犬といった分類には明確な基準はありません。 上記の犬種のなかには、個体差による体格の違いや病院・トリミングサロン等の場所によって中型犬(特に柴犬やフレンチ・ブルドッグ)に含まれる犬種もいます。 犬種については、あくまで参考程度にご覧ください。
トイプードル
運動量 | やや多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各20~30分程度 (合計40〜60分程度) |
抜け毛 | 少ない |
定期的なトリミングの必要性 | 必要(1か月に1回) |
性格 | 明るい/フレンドリー/賢い |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・涙やけ ・耳の病気 ・骨や関節の病気 |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 散歩の時間が取れる方
- 抜け毛が少ないほうがいい方
- 定期的なトリミングが可能な方
- 小さな子どもがいる方
ヨーロッパ諸国で生まれたトイプードルは、くるくるとした巻き毛が特徴。
性格は明るく、フレンドリー。
また、賢い犬種ともいわれています。
狩猟犬として活躍していたわんちゃんでもあるので、やや運動量が必要です。
ドッグランなども適宜活用しましょう。
シングルコートなので抜け毛が少なく、換毛期もありません。
ただし、毛が絡まりやすく、毛玉ができやすいため、毎日のブラッシングはもちろん、定期的なトリミングも必要となります。
トイプードルは、骨や関節の病気を起こしやすい犬種です。
そのため、高さのあるソファ等はスロープやペット用の階段を設置したり、フローリングの滑り止め対策を行なったりと、飼育環境に注意が必要となります。
関連記事:トイプードルの由来・被毛・性格・体格・お値段や飼い方のポイントをご紹介
ミニチュア・ダックスフンド
運動量 | やや多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各20~30分程度 (合計40〜60分程度) |
抜け毛 | 少ない |
定期的なトリミングの必要性 | 部分的に必要 |
性格 | 毛質による |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/大きい |
注意すべき病気 | ・肥満 ・腰の病気 (椎間板ヘルニア等) |
▼おすすめの人
- 散歩の時間が取れる方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
- 戸建て(一軒家)に住んでいる方
- 階段や坂道が少ない生活環境の方
ミニチュア・ダックスフンドは、短い足と長い胴が特徴的なドイツ原産の犬種です。
もともとは巣穴に棲むアナグマの狩猟犬として生まれました。
そのため非常に元気で、運動量も小型犬ではやや多めといえます。
ミニチュア・ダックスフンドの毛質は3種類。
毛質(交配犬種)によって性格も異なることが多いです。
・スムースコート:活発でフレンドリーな性格。短い被毛で光沢がある。
・ロングコート:おとなしく穏やかな性格のスパニエル系の犬種との交配で誕生。
・ワイアーコート:気が強く頑固なテリア種との交配で誕生。
ミニチュア・ダックスフンドの被毛は、一定の長さまで伸びたらそれ以上は伸びません。
そのためトリミングについては、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただ、ロングコートやワイヤーコートで部分的に毛の汚れが気になる方はカットする方もいます。
賢い犬種ですが狩猟犬の本能からか、しっかりしつけないと吠え癖がつきやすいです。
獲物を見つけたときに吠えて知らせていたなごりとされており、その吠え声も大きくよく通ります。
マンションやアパート等の集合住宅で飼う際は、注意が必要でしょう。
ミニチュア・ダックスフンドは、特に椎間板ヘルニアなど腰の病気が多い犬種です。
そのため、腰に負担がかからない飼育環境が欠かせません。
たとえば、階段やソファのような昇り降りの必要なものは極力避けること。
また、散歩道も坂道や階段のない場所をおすすめします。
関連記事:ミニチュア・ダックスフンドの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
柴犬
運動量 | やや多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分程度 (合計1時間程度) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 誠実/我慢強い/警戒心が強い/頑固 |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/ふつう |
注意すべき病気 | ・皮膚病 (アトピー性皮膚炎) ・認知症 |
▼おすすめの人
- 散歩の時間が取れる方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
- 定期的な被毛のお手入れができる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
国の天然記念物に指定されている日本犬の「柴犬」。
体格については個体差が大きく、中型犬に分類されることもあります。
性格は警戒心が強く頑固なため、根気強いしつけが必要な点に注意しましょう。
また、吠え声はふつうなものの、吠えやすい傾向にあり、しっかりとしつけができないと問題行動につながるケースも多いです。
柴犬の被毛は、ダブルコートと呼ばれる二層構造になっています。
ダブルコートの犬種は、年2回の換毛期に二層のひとつ「アンダーコート」が大量に抜けます。
日頃からブラッシングをしっかり行うことと、換毛期にはさらに丁寧にブラッシングするなど被毛のお手入れが必須。
被毛のお手入れを怠ると、柴犬に多い病気でもある皮膚病になる可能性があります。
一方で毛はほとんど伸びないため、トリミングは基本必要ありません。
関連記事:柴犬の特徴・種類・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
人気の豆柴、成犬時の体重や大きさは?柴犬との比較
チワワ
運動量 | 少なめ |
1日に必要な散歩量 | 1日1回 20分程度 |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 勇敢/忠誠心が強い/警戒心が高い |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/大きい |
注意すべき病気 | ・泉門開存 ・水頭症 ・目の病気 |
▼おすすめの人
- お散歩など運動する時間がとれない方
- マンションやアパート等の飼育スペースが限られている方
- お世話をする方がシニアや高齢者など体力がない方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
- 草むらの少ない散歩環境がある方
- 定期的な被毛のお手入れができる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 小さな子どもがいない家庭の方
公認の犬種としては世界最小といわれる、北アメリカ原産の「チワワ」。
マンションやアパートなど限られたスペースでも飼いやすいです。
また、必要な運動量も少なく、小柄な体型からお世話に力を必要としません。
高齢者の方でもお世話がしやすいでしょう。
ただし、警戒心が強いため、問題行動にならないためにも、しつけをしっかりできる方がお世話をするのが理想です。
チャームポイントでもある大きな目は、散歩中などで草があたって傷がつきやすい点にもご注意ください。
草むらでのお散歩はやめるのが得策です。
被毛は基本的にダブルコート。つまり、換毛期があるので抜け毛も出ます。
ごく稀に、換毛期のないシングルコートの個体も存在するようです。
毛質は主に長毛の「ロングコート」と短毛の「スムースコート」の2種類。
トリミングは基本不要ですが、ブラッシングは毎日必要となります。
体の小さいチワワは、他のわんちゃんよりも頑丈でないことを意識しておきましょう。
骨が細いため骨折しやすく、ソファや階段の昇り降りには注意しなければなりません。
また、先天的に頭蓋骨の頭頂部に穴を持つ「泉門開存」の個体であれば、頭を少しぶつけたり、頭を強く押したりするだけでも「水頭症」といった脳神経の障害を引き起こす可能性があります。
たとえば、小さな子どもがわんちゃんの頭を叩いてしまったり、高いところから落としてしまったりすることも実際、少なくありません。
その際に、重篤な障害を引き起こす可能性が考えられます。
あまりにも小さなお子さまのいるご家庭での飼育には、気を配る必要があるでしょう。
関連記事:チワワの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
ポメラニアン
運動量 | 少なめ |
1日に必要な散歩量 | 1日2回各15分程度 (合計30分程度) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 元気がよい/フレンドリー/警戒心が強い |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/ふつう |
注意すべき病気 | ・骨や関節の病気 (骨折・膝蓋骨脱臼) |
▼おすすめの人
- お散歩など運動する時間がとれない方
- 定期的な毛のお手入れができる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
- 戸建て(一軒家)に住んでいる方
- 坂道や階段が少ない散歩環境が用意できる方
ふさふさの毛とボリュームのあるしっぽが特徴的なドイツ原産の犬種「ポメラニアン」。
小型犬のなかでは長寿な犬種として有名です。
ポメラニアンはダブルコートのため、換毛期に大量の抜け毛が発生します。
ふわふわの毛を美しく維持するためにも、こまめなブラッシングが欠かせません。
なお、基本的にトリミングは必須ではありません。
ポメラニアンの被毛はある程度伸びたら、それ以上伸びなくなるためです。
骨と関節が弱い犬種のポメラニアンは、骨折や膝蓋骨脱臼といったケガに気を付ける必要があります。
わんちゃんの飼育環境も、骨や関節への負担を減らす対策をしっかり行いましょう。
たとえば、フローリングなど床の滑り止め対策やソファや階段の昇り降りをなるべくさせないなどです。
もちろん、散歩中も同様で階段や坂道が多い場所は避けることをおすすめします。
同時に興奮して飛び跳ねたり、飼い主さんに飛びついたりさせない、しつけをすることも大切です。
ジャンプしたときに膝蓋骨が外れ「膝蓋骨脱臼」を発症するケースも多々あります。
元気がよく、フレンドリーなポメラニアンですが、一方で警戒心も強いです。
知らない人に対して警戒吠えや無駄吠えをする犬種ともよくいわれるため、しつけを徹底しなければなりません。
抜け毛が多いことも考えると、マンションやアパート等での飼育は注意が必要でしょう。
関連記事:ポメラニアンの由来・被毛・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
パピヨン
運動量 | やや多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回15~30分程度 (合計30~60分程度) |
抜け毛 | 少ない |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | フレンドリー/賢い/活発/繊細 |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・骨や関節の病気 (骨折・膝蓋骨脱臼) |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 抜け毛が少ないほうがよい方
- マンションやアパート等の飼育スペースが限られている方
- 散歩の時間をある程度とれる方
フランス語で「ちょうちょ」を意味する名前がつけられた犬種「パピヨン」。
その名のとおり、蝶のようなかわいらしい耳が特徴的です。
活発な犬種のため、散歩量もある程度必要となります。
パピヨンの被毛はシングルコート。
換毛期もなく抜け毛は少ないです。定期的なトリミングも不要。
ただし、毛の絡まりや毛玉には注意しなければなりません。
賢く活発なパピヨンは、わんちゃんを初めて飼う方におすすめです。
ただ、賢い分、飼い主さんの不安やイライラも感じ取りやすく、察知してストレスをためるなど繊細な面もあるため気にかけてあげましょう。
関連記事:パピヨンの特徴・性格・大きさ・値段相場・飼い方のポイントをご紹介
シーズー
運動量 | やや多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分程度 (合計 1時間程度) |
抜け毛 | ふつう |
定期的なトリミングの必要性 | 必要(月1~2回) |
性格 | 穏やか/おとなしい/フレンドリー |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | 皮膚病 |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- お世話をする方が高齢者など体力がない方
- 小さな子どもがいる方
- 散歩の時間をある程度とれる方
- ダブルコート種で抜け毛が少ないほうがよい方
- 定期的なトリミングが可能な方
チベットで生まれた「シーズー」。
その祖先は「ペキニーズ」と「ラサ・アプソ」の交配種という話があります。
穏やかでおとなしい性格のため、ペット初心者にもおすすめ。
小さなお子さんのいるご家庭や飼い主さんがシニアの方でも飼いやすいです。
シーズーの被毛はダブルコート。つまり換毛期があります。
ただ、ダブルコートのなかでは比較的、抜け毛が少ないといわれています。
皮脂が多く長毛種のシーズーは、定期的なトリミングやシャンプーが必要です。
もちろん、毛量が多く、毛が絡まったり、毛玉ができやすいことから毎日のブラッシングも欠かせません。
関連記事:シーズーの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
マルチーズ
運動量 | 少なめ |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各10~20分程度 (合計20分~40分程度) |
抜け毛 | 少ない |
定期的なトリミングの必要性 | 必要(月1~2回) |
性格 | フレンドリー/穏やか/おとなしい |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・骨や関節の病気 (膝蓋骨脱臼) ・皮膚炎 ・涙やけ |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 小さな子どもがいる方
- お世話をする方が高齢者など体力がない方
- お散歩など運動する時間がとれない方
- 抜け毛が少ないほうがよい方
- 定期的なトリミングが可能な方
真っ白な被毛が印象的な「マルチーズ」。
ヨーロッパ原産の犬種です。
古くから愛玩犬として飼われてきた歴史があり、とても穏やかでフレンドリーな性格。
また、運動量も少ないため、散歩に時間をかける必要がありません。
初めて犬を飼う方はもちろん、一人暮らしの方や小さなお子さまがいるご家庭、シニアの方がお世話される際の犬種としておすすめ。
マルチーズはシングルコートで換毛期がなく、抜け毛が少ないです。
ただし、マルチーズの被毛は伸び続けるため、定期的なトリミングが必要となります。
骨や関節の病気にもなりやすいため、フローリングの滑り止め対策等、室内の環境改善も意識しましょう。
関連記事:マルチーズの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
ヨークシャー・テリア
運動量 | 少なめ |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各15分程度 (合計30分程度) |
抜け毛 | 少ない |
定期的なトリミングの必要性 | 必要 |
性格 | 気が強い/頑固/警戒心が強い |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/ふつう |
注意すべき病気 | ・消化器系の病気 (慢性腎臓病) |
▼おすすめの人
- お散歩など運動する時間がとれない方
- お世話をする方が高齢者など体力がない方
- 抜け毛が少ないほうがよい方
- 定期的なトリミングが可能な方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
イギリス原産の犬種で、もともとはネズミ捕りのためのわんちゃんとして活躍。
「動く宝石」ともいわれる美しい光沢のある被毛が特徴的です。
全犬種の中でチワワの次に小型の犬種とされています。
ヨークシャー・テリアの被毛はシングルコートで伸び続ける毛なので基本的に定期的なトリミングが欠かせません。
ただ、抜け毛が少ないのは非常にラクです。
テリア種の性格は、一般的に警戒心が強く、頑固な面があります。
そのため、しつけがしっかりできなければ、問題行動で困る可能性があるでしょう。
寒がりなため、室内の空調に注意したり、温かい地域での飼育が望ましいです。
関連記事:ヨークシャー・テリアの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
ボストン・テリア
運動量 | やや多い |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30~40分程度 (合計1時間~1時間20分程度) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 穏やか/おとなしい/頑固 |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・軟口蓋過長症 ・外鼻孔狭窄症 ・白内障 |
▼おすすめの人
- 小さな子どもがいる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 散歩の時間をある程度とれる方
愛嬌のある顔が人気のアメリカ原産の犬種「ボストン・テリア」。
テリア種ですが、比較的おだやかで、おとなしい性格をしています。
とはいえ闘犬の血も入っているため、興奮しやすい面が目立つ個体もいるようです。
筋肉質な体を持ち、小型犬でも比較的運動量が求められます。
ダブルコートの被毛を持つため、換毛期があり抜け毛も多いです。
毎日のブラッシングは欠かせませんが、トリミングはほとんど必要ありません。
また、顔のしわに皮脂がたまりやすいため、顔を拭くなどボストン・テリアならではのケアも必要となります。
関連記事:ボストン・テリアの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
ジャック・ラッセル・テリア
運動量 | 多い |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分~1時間 (1~2時間程度) |
抜け毛 | 毛質による |
定期的なトリミングの必要性 | 毛質による |
性格 | 勇敢/気が強い/活発 |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/大きい |
注意すべき病気 | ・肥満 ・糖尿病 ・骨や関節の病気 |
▼おすすめの人
- 散歩の時間をある程度とれる方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 定期的なトリミングが可能な方
キツネ狩りのための犬種として生まれた「ジャック・ラッセル・テリア」。
そのため、非常に活発で運動量も大型犬並みに必要です。
ある程度、散歩の時間が取れない飼い主さんでないとストレスにつながります。
狩猟本能から動くものに反応したり、人に飛びかかることも多く、おまけに力も強いため、しつけをしないと問題行動に困ることにもなります。
基本的には、わんちゃんを飼ったことがある経験者向きの犬種といえるでしょう。
ジャック・ラッセル・テリアには被毛の種類が3種類あります。
それぞれの毛質によって抜け毛の多さやトリミングの必要性が異なるためよくご確認ください。
被毛の種類 | 毛質 | お手入れ |
スムースコート | 短毛 | ・抜け毛が多い ・トリミングは不要 |
ラフコート | 長毛 | ・抜け毛はふつう ・トリミングは必要 ・専門の道具を使った毛抜きが必要(プラッキング) |
ブロークンコート | 短毛+長毛 | ・抜け毛はふつう ・トリミングは必要 ・専門の道具を使った毛抜きが必要(プラッキング) |
関連記事:ジャックラッセルテリアの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
ミニチュア・ピンシャー
運動量 | やや多い |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各20~30分 (合計40分~1時間以上) |
抜け毛 | 少ない (実際に飼った人からは意外と抜けるとの声も多い) |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 賢い/活発/遊び好き/警戒心が強い |
吠えやすさ/吠え声 | 吠えやすい/大きい |
注意すべき病気 | ・皮膚病 ・骨や関節の病気 (骨折・膝蓋骨脱臼) |
▼おすすめの人
- 散歩の時間をある程度とれる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
ネズミの駆除として活躍してきた歴史があるドイツ原産の「ミニチュア・ピンシャー」。
「ミニピン」の愛称でもおなじみです。
ミニチュア・ピンシャーの被毛は短毛のシングルコートで換毛期もありません。
一般的には抜け毛は少ないと考えられますが、実際にミニチュア・ピンシャーを飼われている方から意外と抜けるという声が多いです。
そのため毎日のブラッシングは欠かせません。トリミングは短毛でほとんど不要。
ミニチュア・ピンシャーは皮膚が弱く、骨も細いです。
皮膚病や骨折、膝蓋骨脱臼などのケガに注意しなければなりません。
骨や関節に負荷をかける生活環境は改善しましょう。
また、寒さに弱い犬種でもあるため、服を着せたりなど防寒対策も必須。
関連記事:ミニチュア・ピンシャーの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
イタリアン・グレーハウンド
運動量 | 多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分以上 (合計 1時間以上) |
抜け毛 | 少ない |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 明るい/活発/温和/寂しがり |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・気管虚脱 ・骨や関節の病気 (骨折・膝蓋骨脱臼) |
▼おすすめの人
- 散歩の時間をある程度とれる方
- 抜け毛が少ないほうがよい方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 小さな子どもがいない家庭の方
細身の体型と短毛が特徴的な「イタリアン・グレーハウンド」。
「イタグレ」の愛称は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。小柄な体型に似合わず、運動量は多いです。
ストレスにならないよう、しっかり散歩の時間が取れるかどうか考えましょう。
性格は個体差によるのかさまざまですが、基本的に温和、もしくは明るく活発です。
ただ、寂しがりで怖がりな面もあるため、社会化の訓練等をしっかりすることが大切。
また、足が細く骨折もしやすいため、室内の環境整備もおすすめします。
非常に短い被毛のシングルコートなので抜け毛は少なく、トリミングも必要ありません。
ただし、短い毛がソファの繊維に刺さりやすくよく目につくため抜け毛が多いと感じる飼い主さんもいるようです。
基本的には服を着せたり、ソファや絨毯は毛の絡まりづらいものを選ぶなど抜け毛の掃除をしやすくする工夫が必要となります。
関連記事:イタリアン・グレーハウンドの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
キャバリア
運動量 | やや多め |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分程度 (合計 1時間程度) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 穏やか/おとなしい/賢い |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・心臓病(僧帽弁閉鎖不全症) ・目に関する病気 ・脊髄空洞症(キアリ奇形) ・肥満 |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 小さな子どもがいる方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
- 甘やかさず根気強くしつけができる方
優雅に波打つ被毛とたれ耳が特徴的な「キャバリア」。
正式な名前は「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」です。
穏やかでおとなしい、温厚な性格なので家族の一員におすすめ。
キャバリアの被毛は、ダブルコートなので換毛期に抜け毛が出ます。
また特徴的な長毛が絡まないよう、ブラッシングも必要。
トリミングは基本的に不要ですが、足裏の毛は伸びているとフローリングで滑ってしまいますので、飼い主さん自身でこまめにカットすることをおすすめします。
キャバリアに多い病気として心臓病があります。
特に「僧帽弁閉鎖不全症」は、キャバリアの場合、シニア期以前に発症するケースが多く、早い段階でこの病気と治療に付き合っていく可能性を念頭にしなければいけません。
また、キャバリアは遺伝的に涙の量が少ない体質があり、目の病気も多いです。
そのほか食欲旺盛なキャバリアは、飼い主さんによる甘やかしで肥満になりやすいため、飼い主さんがしっかりと食事のコントロールができることが大切。
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ビション・フリーゼ
運動量 | 少なめ |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各20分程度 (合計 40分程度) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 必要(月1~2回) |
性格 | 穏やか/フレンドリー/甘えん坊/賢い |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・外耳炎 ・白内障 ・骨や関節の病気 (膝蓋骨脱臼) |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 小さな子どもがいる方
- お世話をする方が高齢者など体力がない方
- お散歩など運動する時間がとれない方
- ダブルコート種で抜け毛が少ないほうがよい方
- マンションやアパート等の飼育スペースが限られている方
アフロのような見た目が人気の「ビション・フリーゼ」。
穏やかでフレンドリーな性格のため、初めてわんちゃんを迎える初心者はもちろん、小さなお子さんがいる方や運動量も少ないためご年配の方にもおすすめです。
カールした被毛はダブルコートで、換毛期には抜け毛が発生します。
ただ、ダブルコートのなかでは比較的、抜け毛は少ないといわれています。
毛が絡まりやすいため、毎日のブラッシングでは複数のブラシを使って丁寧に行うようにしましょう。
関連記事:ビション・フリーゼの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
フレンチ・ブルドッグ
運動量 | やや多い |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分程度 (合計1時間ほど) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 穏やか/フレンドリー |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・呼吸器に関する病気 (短頭種気道症候群) ・骨や関節の病気 (椎間板ヘルニア) ・皮膚病 ・熱中症 ・肥満 |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 小さな子どもがいる方
- 草むらの少ない散歩環境がある方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
鼻ぺちゃな短頭種といえばこちらの犬種「フレンチブルドッグ」です。
体重から、中型犬に分類されるケースもあります。
性格は穏やかでフレンドリーなので、小さなお子さんがいるご家庭でも楽しく過ごせます。
ただし、筋肉質で意外と力も強いため、散歩中にコントロールできるだけの体力が必要。
フレンチブルドッグは、短毛のダブルコートなので換毛期に毛が抜けます。
また、顔のしわはニオイや涙やけなどの炎症にもなりやすいため、定期的に拭く必要があります。
フレンチブルドッグは目が大きく、散歩中に草や枝で目を傷つけてしまうことも多いです。
そのため散歩コースは草むらでない場所が理想。
同時に「椎間板ヘルニア」といった関節の病気にもなりやすいです。
できるだけ階段の昇り降りや坂道のお散歩は避けるようにしましょう。
関連記事:フレンチ・ブルドッグの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介
パグ
運動量 | やや多い |
1日に必要な散歩量 | 1日2回 各30分程度 (合計1時間ほど) |
抜け毛 | 多い |
定期的なトリミングの必要性 | 不要 |
性格 | 穏やか/やさしい/甘えん坊 |
吠えやすさ/吠え声 | ふつう |
注意すべき病気 | ・呼吸器に関する病気 (短頭種気道症候群) ・骨や関節の病気 (椎間板ヘルニア) ・目に関する病気(角膜炎) ・皮膚病 ・熱中症 |
▼おすすめの人
- 初めて犬を飼う方
- 小さな子どもがいる方
- 散歩の時間をある程度とれる方
- 草むらの少ない散歩環境がある方
- 抜け毛が多くても掃除が苦にならない方
中国で生まれた、しわだらけの顔が魅力の「パグ」。
穏やかで甘えん坊な性格から、どのような方にもおすすめの犬種です。
一般的にパグは、ダブルコートの被毛を持ち、日常的な抜け毛も多いです。
ただ、毛色がブラックの「黒パグ」のなかにはシングルコートで抜け毛の少ない個体もいます。
フレンチブルドッグ同様、顔のしわに汚れがたまりやすいため定期的に拭くなどお手入れが欠かせません。
パグのような短頭種は、気道が狭く呼吸器に関する病気になりやすいです。
そのため、それなりに運動量は必要ですが激しい運動は避け、日常的に興奮を抑えられるよう、しつけをしなければなりません。
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まとめ
今回は、小型犬の飼いやすい犬種について解説しました。 まず「この子を迎えて良かった」と思える犬種選びをするには、飼い主さん自身のライフスタイルや生活環境に合った犬種を選ぶことが大切です。 飼い主さんのライフスタイル等に適したわんちゃんであれば、自動的に飼い主さんの日々の生活のなかで、わんちゃんも幸せに、快適に、心地よく過ごすことができます。 「こんなはずじゃなかった」と犬を迎えたことを後悔しないためにも「後悔のない犬種選び」をぜひ意識してください。 ただ、わんちゃんも人間と同じように「個体差」があることを忘れてはいけません。 たしかに、犬種によって気質や性質というものは存在します。 人間でたとえるなら、県民性やお国柄といえるでしょう。 とはいえ、たとえ同じ県や国の出身でも、やはり性格や価値観は人それぞれです。 実際のところ、同じ犬種のわんちゃんでも、やはり気質や性格は同じではありません。 それによって飼いやすさも変わることを覚えておいてください。 そして、やはり飼い主さんのしつけ次第の面も大きいです。 どの犬種でも、飼い主さんがしっかりわんちゃんに合ったしつけができれば、やはり飼いやすい良い子に育ちます。 一方で、飼い主さんが甘やかし、しつけを怠れば、どれだけ飼いやすく、賢いといわれる犬種でも問題行動を起こして困ることになるでしょう。 これから、わんちゃんを飼いたいと思っている方は、ぜひ「個体差」と「しつけ」についても意識してみてください。