犬は体格によって必要な運動量が違うため、適切な散歩の回数や時間も異なることをご存知でしょうか? 今回は、「小型犬」、「中型犬」、「大型犬」の3つの体格に分けて、それぞれに必要な散歩の回数を説明します。 愛犬の散歩の回数や時間などに不安をお持ちの飼い主さんは是非ご覧ください。
1. 小型犬の適切な散歩の回数と時間
小型犬に分類される犬種(一般的に成犬時の体重が10kg未満の犬) トイプードル、ミニチュアダックスフンド、チワワ 等 小型犬に必要な散歩の回数の目安は、1日に1回。 基本的に15分ほどの散歩を行い、長くても30分以内で終わらせるようにしてください。 飼いやすい室内犬として人気のチワワやトイプードルなどの小型犬は基本的に室内を走り周るだけでも運動量は足りているといわれています。 とはいえ、外に出ることは犬が社会性を身に着け、ストレス解消にも役立つため、やはり外に散歩に連れて行ってあげたほうがよいでしょう。 体重3kg以内の「超小型犬」に分類される犬種は骨の作りが細いことから、運動させすぎると足腰に負担をかけてしまう恐れがあるので特に散歩時間には注意してあげるようにしましょう。
2. 中型犬の適切な散歩の回数と時間
中型犬に分類される犬種(一般的に成犬時の体重が10kg以上25kg未満の犬) 柴犬、コーギー、フレンチブルドッグ、ボーダーコリー 等 中型犬に必要な散歩の回数の目安は、1日に2回。 1回につき30分ほどの時間をかけて行ってください。 中型犬といっても体格差があるので、性格や体格によっては30分~40分くらいでは物足りないこともあるようです。 散歩から帰ってきても家に入りたがらない、落ち着きがないという場合は散歩の時間や回数を増やしてあげるようにしましょう。 長時間の散歩や、1日に何度も時間をとってあげることが難しいようなら、歩いたり、走ったりを繰り返し、強弱をつけながら散歩してあげると満足してくれることがあります。 また、休日にドッグランに連れて行ってあげるなど、時々は思いっきり走らせてあげると中型犬は喜んでくれるはずです。
3. 大型犬の適切な散歩の回数と時間
大型犬に分類される犬種(一般的に25kg以上の犬) ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、シベリアンハスキー、ダルメシアン 等 大型犬に必要な散歩の回数の目安は、1日に2回。 1回につき1時間ほどの時間をかけて行ってください。 長時間の散歩時間を要する体格なので、走らせることよりも程よい速さで長い距離を歩くことの方が重要です。 ゆっくりしたスピードで歩き、外の空気にふれさせてストレス発散をさせてあげるようにしましょう。 大人になる前の段階では股関節に負担をかけないよう運動量を少なめにすることを覚えておいてください。
犬の体格ごとの適切な散歩の回数と時間を知っておくことが大事
今回は、犬の体格ごとの散歩の回数と時間の目安についてご説明しました。 愛犬の健康のためにも、それぞれの体格における散歩時の注意点をよく理解して適切な散歩を行うようにしてください。