• 犬の種類と特徴
  • 2024/12/12

フレンチ・ブルドッグの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、フレンチ・ブルドッグを飼おうと考えている方へ、フレンチ・ブルドッグの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。フレンチ・ブルドッグ飼育の参考にしてみてください。

フレンチ・ブルドッグの特徴

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CM等でよく見るようになったフレンチ・ブルドッグ。 ピンと立った大きな耳と個性的なニコニコの顔がかわいいですよね。 日本では2005年ごろから犬種別犬籍登録頭数(ジャパン・ケンネル・クラブの登録データ)が増え、2023年には新規登録件数が6位にランクインするほど人気の犬種となりました。 今はフレンチブルドッグ専用サイズのウェアメーカーも増えてきて、メジャーな犬種となっています。 19世紀後半、イギリスで作られたイングリッシュ・ブルドッグがフランスに持ち込まれ、パリの繁殖家がパグやテリアと交配を重ねた結果生まれたのがフレンチブルドッグとされています。 特徴的な外見が芸術家や上流階級から好まれ愛玩犬として親しまれました。 日本には大正時代に輸入され、当時も人気を誇っていたようです。

しっぽが短いので「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」「プードル」のように、人間が断尾していると思われがちですが、もともと闘犬がルーツであったため、しっぽを噛まれたりしないようしっぽが短いものが好まれ、繁殖されてきたため、自然と短くなりました。

フレンチ・ブルドッグの被毛・抜け毛

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良くみかけるのはブリンドル、パイド、クリーム、フォーンです。 ブリンドルはつやのある真っ黒な被毛、胸や足にホワイトのポイントが入ることもあります。 タイガーブリンドルという、黒地に茶色などの明るい毛がまじり、虎のような模様もあります。 パイドは白地に黒の斑が入ります。クリームはCMでもおなじみの全身が明るいクリームの毛色です。 フォーンは全身がブラウン系の被毛で、顔周りだけが黒くなっています。 フレンチ・ブルドッグは短毛のダブルコートです。春と秋の年2回行われる換毛期はもちろん、通年で抜け毛が多い犬種です。 常に抜け毛に付きまとわれることを覚悟しましょう。

フレンチ・ブルドッグの性格

家族に対しては非常に愛情深く陽気に接してくれます。
また、ほかの人や犬に対してもフレンドリーで、喧嘩になる心配は少ないでしょう。
しかし嬉しいと猛スピードで走り回るなど、興奮しやすい一面ももっています。


フレンチ・ブルドッグの大きさ

フレンチ・ブルドッグは体高が30cm前後なので、小型犬に分類されます。
体重は中型犬に近いので明確な線引きが難しいところです。
賃貸でフレンチ・ブルドッグを飼いたいと思っている場合は、許容される体重等を先に確認した方が良いでしょう。


フレンチ・ブルドッグ 成犬の体高

JKCの規定によると、フレンチ・ブルドッグの成犬時の体高はオス27~35cm、メス24~32cmが一般的です。


フレンチ・ブルドッグ 成犬の体重

JKCの規定によると、フレンチ・ブルドッグの成犬時の体重はオス9~14kg、メス8~13kgが一般的です。

フレンチ・ブルドッグの値段・価格相場と選び方

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フレンチ・ブルドッグの値段相場は20万円~50万円となっています。 クリーム等人気のカラーは高額になるようです。 理由については以下で解説します。

フレンチ・ブルドッグの選び方

フレンチ・ブルドッグの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・毛並みがきれいか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときにおとなしいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

フレンチ・ブルドッグのクリームの毛色は近年特に人気があり、悪質なブリーダーが高額で販売するため、無理な交配で生み出している可能性があります。

” もともと、色素の薄いクリーム同士のかけ合わせは、奇形児が生まれやすい点や、皮膚のトラブルが起こりやすい、病気のリスクを上げてしまう等、デメリットしか生みません。
基本は、父犬や母犬のどちらかが、原色のブリンドル、フォーンとのかけ合わせで産ませないといけません。
両親がクリーム×クリームのかけ合わせの場合は、最低でも、父方、母方の祖父母の毛色に、ブリンドルかフォーンは必須となります。
祖父母含め2代前までクリームだらけでのかけ合わせは、その行為自体がパピーミルとしか言いようがありません。


引用:パスレルワン「ブルー、ブルーフォーン、ライラックタン等の毛色には注意が必要です!」


なので、フレンチ・ブルドッグを家族に迎える場合は、クリームに限らずできる限りブリーダーから親犬・祖父母犬の育成状況を確認しましょう。

飼い方のポイント

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ここではお迎えからしつけまで解説していきます。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

フレンチ・ブルドッグの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

また、自宅に階段がある場合は、犬が自分で登ったり下りたりしないよう、ゲートを設置することをお勧めします。

関節への負担を避ける目的はもちろん、体に対して頭が非常に大きい犬種なので、自分で階段を降りようとしてそのまま頭から転がり落ちてしまう事故のリスクを減らすためです。


 

成長期・成犬期のポイント

フレンチ・ブルドッグを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。ここでは、フレンチ・ブルドッグと暮らしていく上でのポイントを解説します。

 

【飼育のポイント】

フレンチ・ブルドッグは短頭種のため、体温調節や呼吸器の問題が起きやすいです。
人間が暑いと思ったときにはフレンチ・ブルドッグにはとっても暑いんです。人間が感じるよりも早めに冷房を使いましょう。
また、興奮して走り回ると「ガーガー」といびきのような呼吸になることもあります。
犬自身で落ち着くのを待つのではなく、「ハウス」や「まて」等の指示を聞くようしつけ、飼い主が落ち着かせてあげられるようにしましょう。


冬に外出するときには服や靴を身につけるなどして寒さから身を守ってあげてください。
子犬のうちから服や靴に慣れさせておくことで、お互いにストレスなく着せることができます。


また、目が出っ張っているので散歩で草や木で眼球を傷つけてしまったり、涙やけなど目の周りの疾患も多いです。
毎日のスキンシップと同時にチェックしてあげましょう。

 

【食事のポイント】

フレンチ・ブルドッグは短頭のため、食器の形状によっては顔でご飯をどんどん押し出し、こぼしてしまいます。
食器の内側に向かって返しのような突起がついた食器だと、こぼれるのを防げます。
また、食道が細く、食欲旺盛で早食いの子が多いため、吐き戻しを少しでも減らせるよう、食器と頭の位置が同じ高さになるよう台を使用してあげるのもいいですね。

 

フレンチ・ブルドッグは10カ月前後で成犬になります。食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。

~生後6ヶ月

4回

生後6ヶ月〜1歳

2,3回

1歳以降

2回

 

【運動のポイント】

フレンチ・ブルドッグは太りやすい犬種のため、散歩や運動は意識的に行う必要があります。

散歩は、1日2回、30分/回(1日1時間)することが理想です。夏場は早朝や夜でもフレンチ・ブルドッグにとっては散歩にいけないほど暑いこともあるので、室内での遊びを充実させてあげたり、室内のドッグランに行ってみる等の工夫をしましょう。

 

【お手入れのポイント】

短毛種のフレンチ・ブルドッグは、抜け毛は非常に多いですが比較的お手入れは楽です。

週に2~3回を目安にラバーブラシや獣毛でブラッシングし、蒸しタオルなどで定期的に体を拭いてあげましょう。
また、顔周りのしわは臭いや炎症、涙やけの原因になりますので毎日拭きましょう。
表にフレンチ・ブルドッグに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング

週に2~3回

シャンプー

月1~2回

歯磨き

毎日

爪切り

月1~2回(爪が伸びていたら)

耳掃除

汚れが気になったら

 

【しつけのポイント】

フレンチ・ブルドッグは物覚えがよい賢い犬種で、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。

しかし興奮しやすいため、「ハウス」や「まて」でコントロールできるようにする必要があります。
飼い主がオーバーに反応してしまったり、大声で叱ってしまうと、より興奮を助長してしまうため、落ち着いた態度で接しましょう。

生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレをできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをさせないようにする

リーダーウォークのトレーニング

引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする

まとめ

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コロコロでムチムチな筋肉質のボディと、愛嬌たっぷりの顔のフレンチ・ブルドッグ。 そのユニークなかわいさで世界中の人々を虜にしています。 家族に迎えたら、家の中が笑顔であふれることでしょう。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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