• 犬の種類と特徴
  • 2022/06/09

ポメラニアンの由来・被毛・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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これからポメラニアンを飼おうと考えている方へ、ポメラニアンに関する性格や大きさ、値段相場や飼い方のポイントなどをご紹介いたします。ポメラニアン飼育の参考にしてみてください。

ポメラニアンの由来・特徴

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ポメラニアンは、ドイツ原産で、中央ヨーロッパでもっとも古い犬種です。 キツネのような尖った耳、ボリューム感のあるしっぽ、たてがみのような首周りのカラー(ラフ)の見た目が特徴です。 カラーバリエーションが多く、オレンジをはじめ白や黒、茶色などさまざまな色合いのポメラニアンがいます。 また、ポメラニアンは長寿なことでも知られています。平均的な寿命は12~16歳ですが、中には20歳まで生きた子もいるようです。

ポメラニアン 被毛・抜け毛

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ポメラニアンはダブルコートの長毛種で春・秋に換毛期があります。

被毛は二層で構成されています。

  • 保温効果のあるアンダーコート
  • 外部からの刺激を防ぐオーバーコート

抜け毛が非常に多い犬種のため、こまめにブラッシング、シャンプーやトリミングを行い、被毛の清潔さと美しさを保ちましょう。
ポメラニアンを飼育する部屋では、暑がらないよう、エアコンの設定温度は低めにするのがいいでしょう。

なお、ポメラニアンには生後4~8か月頃に被毛が激減する換毛期「猿期」があります。
この時期には特に抜け毛が多くなり、被毛がスカスカになりますが成長過程に伴うものですので心配はいりません。

ポメラニアンの性格

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ポメラニアンの性格の特徴は、以下の11個があります。

  1. 社交的
  2. 外交的で冒険好き
  3. 協調性がある
  4. 友好的
  5. 活動的
  6. 聡明
  7. 遊び好き
  8. 勇敢
  9. 好奇心が強い
  10. 甘えん坊
  11. 警戒心が強い など

ポメラニアンの性格を一言で表すと「元気いっぱい」だといえます。

飼い主や家族に対し甘えん坊で依存性は強いですが、自立心もあるため留守番をこなせる子も多いです。
社交性が高くフレンドリーなので、他の犬との多頭飼育にも向いている犬種だといえるでしょう。
なお、ポメラニアンは毛色による性格の違いが少ない犬種です。
カラーによる飼いやすさの違いはないため、迎える時には好きな色のポメラニアンを選べますね。

 

オスの性格

オスのポメラニアンはやや警戒心が強く、個体によっては攻撃性が強く出ることもあります。
メスよりも気が強く無駄吠えも多いため、飼育する際にはしっかりとしたしつけを行いましょう。
しつけをしっかりできれば、オスのポメラニアンは素直で飼いやすいわんちゃんになります。

 

メスの性格

メスのポメラニアンは、コミュニケーション能力がオスより高く甘えるのも上手です。

状況に応じて行動を変える賢さも持っているため、オスよりも飼いやすくなるようです。

ポメラニアンの大きさ

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ポメラニアンは小型犬に分類される犬種です。 ボリュームのある被毛により大きく見えますが、マルチーズやパピヨンといった犬種と同じ小型犬になります。 ここでは、ポメラニアンの大きさを説明します。 体高・体重を紹介するのでポメラニアンをお迎えするときの参考にしてください。

ポメラニアン 成犬の体高

ポメラニアンの成犬時の体高は、18~24cmが一般的です。
JKCの登録情報によると、最も理想的な体高は21cmとされますが、±3cmまでの体高差はJKCでも許容されています。
やや体格が大きめ・小さめでも、JKCではポメラニアンとして認定されるようです。


ポメラニアン 成犬の体重

ポメラニアンの成犬時の体重は、1.8~3.5kgが一般的です。
しかし、飼育されているポメラニアンの中には、4~10kg以上の「デカポメ」と称される体格の大きい子もいます。
JKCではポメラニアンの体重規定を「サイズに相応しい体重」と定めているため、ボディーコンディションスコアを用いて、適切な体重なのか確かめておくといいでしょう。

ポメラニアンの値段・価格相場と選び方

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ポメラニアンの値段相場は、現在29万円~44万円ほどの金額が一般的です。血統や毛色によって、もっと高価格なワンちゃんもいるようです。 なお、ポメラニアンの価格は、カラーにより大きく変動します。 下記にカラーごとの平均価格を掲載したので、お迎えの際の参考にしてください。

ブラック&ホワイト

29万円

ブラック(黒)

35万円

オレンジセーブル

36万円

ウルフセーブル

37万円

クリーム

クリームセーブル

セーブル

38万円

パーティー

39万円

オレンジ

40万円

ブラックタン

41万円

ホワイト

44万円

ポメラニアンの選び方

ポメラニアンの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・皮膚や被毛にはフケや汚れなどがなく、ふわふわでツヤがあるか

・走る際には弾むように駆けているか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・左右の立ち耳のバランスはよいか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときに大人しいか

血統・将来の大きさのチェック

・親や兄妹がどのくらいの大きさに育ったのか

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ポメラニアンを選ぶ際には、被毛の状態と耳の立ち具合をまず確認しましょう。
被毛がつややかで健康的であり、耳の左右バランスの均等がとれている子は将来良いポメラニアンになりやすいです。

ポメラニアンは、他の犬種に比べると骨が弱いため骨折や環軸亜脱臼を発症しやすい犬種です。
そのため、骨格が頑丈かを確かめておくといいでしょう。
軽快に弾むように走る子犬は脚が頑丈なので、迎える前にどんな歩き方をしているか見ておきましょう。

ポメラニアン お迎え時・飼い方のコツとポイント

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ポメラニアンは、室内で飼うことが基本の犬種です。 ここでは、ポメラニアンの子犬をお迎えするときの飼い方のポイントや注意点などをご紹介いたします。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくといいでしょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

ポメラニアンの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをしておくことも重要です。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージからポメラニアンを出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬は不安を感じずにすむでしょう。

 

成長期・成犬期のポイント

ポメラニアンを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
以下では、ポメラニアンと暮らしていく上でのいくつかのポイントを徹底解説します。

 

【飼育のポイント】

ポメラニアンは骨が細く関節も弱い犬種のため、骨折や膝蓋骨脱臼に注意する必要があります。
フローリングで飼育すると足が滑ってしまい、怪我のリスクを高めてしまいます。

飼育の際にはクッションフロアなどを部屋に敷き、愛犬が滑ってしまわないよう工夫をしましょう。

膝蓋骨はジャンプをした時に外れてしまうことがあります。ポメラニアンがはしゃいだ時には、極力跳び跳ねさせないようにさせましょう。

 

【食事のポイント】

ポメラニアンは約10ヶ月で成犬になります。

子犬の頃は消化器官が未発達で、1日分のご飯をいっぺんにあげても消化できません。

そのため、ご飯を複数回に分けて与える必要があります。

以下の表を参考にご飯を与える回数を調整してください。

 

3ヶ月ま

4回

3ヶ月~7ヶ月まで

2~3回

7ヶ月以降

2回

ポメラニアンは骨格の発達が早い犬種で、生後2ヶ月までの間はカルシウムなどをたくさん必要とします。
この時期にはパピー用のフード(高脂肪・高たんぱく・高カロリー、かつビタミンやミネラル豊富なフード)を与えましょう。

生後3ヶ月以降は、筋肉が発達する時期に入ります。タンパク質が多い子犬用のフードをしっかり与え、健康な身体の発達を促しましょう。

 

【運動のポイント】

ポメラニアンは、運動をあまり必要としない犬種です。外での散歩は1日2回、各15分でも充分だといえるでしょう。

長時間の散歩やアジリティなどの激しい運動は、骨折や脱臼を招いてしまいます。
運動のさせすぎは体に負担をかけすぎてしまうことになるため、意識して強い運動を行うのは避けてください。

 

【お手入れのポイント】

ポメラニアンには、毎日のブラッシングを欠かさず行う必要があります。
被毛のボリュームがある犬種なので、スリッカー・ピンブラシ・コームなどさまざまなブラシを使い丁寧にブラッシングを行いましょう。

長毛種のポメラニアンには、月1回のトリミングが必要です。

シャンプーは2週間に1回程度行い、被毛を清潔にすることが理想です。

 

【しつけのポイント】

ポメラニアンのしつけをする上で、最も重要なのが愛犬との信頼関係を築くことです。

ポメラニアンは賢く物覚えも良い犬種のため、褒めてのばすしつけを心がけましょう。

トイレトレーニングやクレートトレーニング、噛み癖や吠え癖のしつけは早いうちから始めましょう。

もし、愛犬がやってはいけないことをしてしまったときは、低めのトーンで短く「ダメ!」と注意しましょう。


また、ポメラニアンは飼い主や家族には心を開きますが、知らない人などには警戒心を強く持ちます。
よくポメラニアンは無駄吠えが多いと言いますが、警戒心が強いことによるものです。
インターホンの音や、窓から知らない人や犬が見えると、つい吠えてしまうことがあるため、集合住宅でポメラニアンを飼う場合には、しっかりとしつけましょう。
下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事:子犬のうちに予防しよう!犬の警戒吠え

まとめ

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ポメラニアンはフレンドリーかつ元気いっぱいで、社交性の高い小型犬です。 飼い主にもよくなつき甘えるため、スキンシップを取りやすい犬種だともいえるでしょう。 カラーが豊富なため、自分好みの見た目の子を探しやすいところもいいところですね。 ただ、比較的骨が弱く、骨折や環軸亜脱臼を発症しやすい犬種なので、子犬選びや成長期の食事、運動には気を遣ってあげてください。 ふわふわした被毛と小さな身体が愛らしいポメラニアンと、あなたもぜひ暮らしてみてはいかがでしょうか。 ぷにぷにPaw(ぽー)では他の犬種についても詳しく解説しております。ご興味のある方はぜひお読みください。

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スミスさん

幼いころから犬・フェレット・ハムスターなどと生活してきました。 好きな犬はミックス犬。 実家で子供の頃飼っていた子も、スピッツと柴犬のミックスでした。 現在はフェレットの「つな」ちゃんと2人暮らし中。

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