• 犬の種類と特徴
  • 2022/07/07

パグの性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、これからパグを飼おうと考えている方へ、パグに関する性格や大きさ、値段相場や飼い方のポイントをご紹介します。 パグ飼育の参考にしてください。

パグの特徴

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パグは中国で生まれた犬種で、紀元前400年以前には中国の王室で飼われていたといわれています。 中国だけでなく、オランダの王室やヨーロッパやロシアの貴族にも、パグは飼われていた記録があります。 様々な外見的特徴をもつパグは、多くの人を魅了してきました。

パグの身体的特徴は、主に以下の5つです。

  1. シワシワの顔
  2. 丸く大きな目
  3. 四角い体躯
  4. 筋肉質の身体
  5. お尻の上で巻いたしっぽ

可愛いだけではなく、愛嬌があって誰とでも仲良くなれるパグは、今でも多くの愛犬家から愛されている犬種です。

パグの抜け毛・被毛

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パグはダブルコートの短毛種で、春・秋に換毛期があります。 短毛種ですが抜け毛が多く、すぐに部屋中が毛だらけになってしまいます。そのため、こまめな掃除が必要です。 特に換毛期には抜け毛が多くなるため、ラバーブラシや獣毛ブラシを使った毎日のブラッシング、定期的なシャンプーで被毛ケアをしましょう。

基本的にパグの被毛は2層で構成されています。

  • 保温効果のあるアンダーコート
  • 外部からの刺激を防ぐオーバーコート

ただ、被毛が黒いパグ「黒パグ」の中にはシングルコートの子も存在します。

シングルコートのパグはダブルコートのパグよりも抜け毛が少ないです。なので、日ごろのお手入れを楽にしたいと考えている方は、シングルコートの黒パグのお迎えを検討してもよいでしょう。

パグの性格

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パグの基本的な性格の特徴は、以下の11個です。

  1. 愛嬌がある
  2. 利口
  3. いたずらや遊びが好き
  4. さみしがりで甘えん坊
  5. 食いしん坊
  6. 時々頑固になる
  7. 素直
  8. 社交的
  9. 明るく陽気
  10. 穏やか
  11. 友好的 など

警戒心が低くて人にも犬にも優しいパグは、小さな子どもがいる家庭でも飼育しやすい犬種です。さみしがりで甘えん坊な面もあるため、たくさんスキンシップを取ってあげる必要があります。愛犬とたくさんふれあいたい方には相性がいい犬種といえるかもしれません。

 

オスの性格

オスのパグはメスよりも気が強く、縄張り意識も強いです。飼い主のことを自分より下だと判断すると、自分が群れのリーダーになろうとし、吠えかかるなど強い態度を出すことがあります。

マーキングなどをすることも多いため、オスのパグには幼い頃からしつけを徹底しましょう。基本的な性格は明るく甘えん坊なため、しつけをしっかりすれば良きパートナーとなってくれるでしょう。

 

メスの性格

メスのパグはオスよりも優しく穏やかな性格で、他の犬とも仲良くできます。ただ、マイペースな一面もあるので、しつけを怠ると自分勝手な子になってしまいます。甘やかしすぎないしつけをしましょう。多頭飼いをしたい場合や、犬の飼育に慣れていない場合はメスのパグをおすすめします。

パグの大きさ

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パグは小型犬に分類される犬種で、メスはオスよりも小柄です。 ここでは、パグの大きさを詳しく説明します。

パグの大きさ

パグは小型犬に分類される犬種で、メスはオスよりも小柄です。

ここでは、パグの大きさを詳しく説明します。

 

パグの成犬の体高

パグの成犬時の体高は、25cm~36cmが一般的ですが、オス・メスで体高の基準が異なります。

オス

30~36cm

メス

25~30cm

オスのパグの方が、メスよりも体高が高くがっしりした体系に成長しやすいです。なお、JKCの登録情報ではパグの体高の基準は定められていません。血統書つきのパグでも、体高にはある程度の個体差があると考えましょう。

 

パグの成犬の体重

パグの成犬時の体重は、6.3kg~8.1kgが一般的です。

パグは食べることが大好きで、食べ物をいっぱいおねだりしてきます。

可愛いからとごはんやおやつあげてしまうとすぐに肥満になってしまいます。

飼い主さんがしっかり食事の管理をしましょう。

体重チェックだけではなく、ボディコンディションスコアを使って、飼っているパグが健康な体型かどうか定期的に確認することが理想です。

パグの値段・価格相場と選び方

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パグの価格相場は、大体30万円~50万円です。(2022年7月)

パグの選び方

パグの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・皮膚や被毛にはフケや汚れなどがなくツヤがあるか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときに大人しいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

パグは遺伝病や特徴ある病気が比較的多いとされる犬種です。

お迎えする際には必ず血統書を確認し、親や兄妹が遺伝病を発症していないかを確認しておきましょう。

パグの飼い方のポイント

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パグは、室内で飼うことが基本の犬種です。 ここでは、パグの子犬のお迎え・飼い方のコツ・ポイントをご紹介します。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。かかりつけになる動物病院を事前に探しておけば、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

パグの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをしておかなければいけません。また、寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージからパグを出さず環境に慣れてもらいましょう。初日~1週間はじっくりと様子見を行い、その後にスキンシップをとっていくと子犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

パグを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。ここでは、パグと暮らしていく上でのポイントを説明します。

 

【飼育のポイント】

短頭種であるパグは、気道が狭くて息がしづらいです。

息がしづらいことで気を付けなければいけないポイントが2つあります。

  • 体温のコントロールに気を付ける
  • 激しい運動と興奮をさせないようにする

1つ目は体温のコントロールに気を付けることです。

犬の汗腺は肉球にしかないため、パンティング(ハァハァ)をして体温調節を行います。しかし、パグは気道が狭いせいで体内の空気をうまく出すことができません。なので、飼育の際には部屋の温度や湿度、他にも散歩の時間などに気を付ける必要があります。

2つ目のポイントは、激しい運動と興奮をさせないようにすることです。人がマスクを着けて運動すると苦しいように、息がしづらいパグも運動・興奮で苦しくなってしまいます。激しい運動をさせないことと興奮をさせすぎないようなしつけが大切です。

 

【食事のポイント】

パグは生後8~10ヶ月で成犬になる犬種です。成長段階に合わせて食事の回数を変えましょう。表にまとめたのでご参考にしてください。

生後2ヶ月まで

3~4回

3~4ヶ月まで

2~3回

8~10ヶ月以降

2回

パグは非常に食欲が旺盛な犬種で、他の犬種よりも太りやすいといわれています。

体重や健康状態を確認しつつ、食事の量を調整しましょう

 

【病気のポイント】

パグには以下のようなかかりやすい病気があります。

〇角膜炎

症状:目を痛がる、目やにが増える等

〇間擦疹

症状:痒がる、腐敗臭がでる等

〇洞不全症候群

症状:ふらつく、疲れやすい等

〇アレルギー性皮膚炎

症状;痒がる、皮膚に赤みが出る等

〇膿皮症

症状:痒がる、脱毛している等

〇レッグペルテス

症状:歩き方がおかしい、股関節を触ろうとすると嫌がる等

〇短頭種気道症候群

症状:呼吸するとき変な音がする(ズーズー・ガーガー等)、呼吸がしづらそう等

など

パグはさまざま病気にかかりやすいです。いつもと違う様子が見られたら動物病院に連絡しましょう。病気の早期発見のためにも、日々のスキンシップで体にいつもと違ったところがないか注意すること、定期的に健康診断に連れていくことが大事です。

 

【運動のポイント】

パグは運動が大好きで活発に動き回る犬種です。1日2回各30分間、しっかりと散歩をさせましょう。

肥満になりやすいパグは、運動を怠ると体調を悪化させやすいです。散歩に行けない悪天候の日には、おもちゃなどを使い室内で運動をさせてください。

 

【お手入れのポイント】

パグには他の犬種にはない、独特の「パグ臭」がするとされています。パグ臭は顔のシワが蒸れて細菌が増えることで発生します。濡れたガーゼやウェットティッシュで優しく拭き、その後、乾いたタオルなどで拭き取りましょう。

短毛の犬種のためトリミングなどは必要ありませんが、シャンプーや爪切り、耳掃除などのケアは必要です。パグに必要なお手入れと頻度を表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

顔のシワ掃除

毎日(少なくとも週に1回)

シャンプー

月1回

耳掃除

週1回(汚れていなければ月に1回)

歯磨き

 

毎日

ブラッシング

 

【しつけのポイント】

パグは縄張り意識が低く、吠え癖や噛み癖は少ないです。褒めることを意識したしつけで、トレーニングや主従関係の構築をしましょう。

甘えん坊の性格のため、他犬にかまいすぎると吠えることがあります。そんな時はスキンシップをして愛情深く接してあげましょう。

また、パグは食べることが大好きなので、決まった時間に食事をさせていると、食事を催促することがあります。食事を与える時間を少しずらし、催促癖をつけないようにしつけるとよいでしょう。

まとめ

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パグは、中国で生まれた短毛の小型犬です・ フレンドリーで穏やかな性格でしつけがしやすいです。そして、飼い主になつきやすく陽気で遊び好きなため、お子さんがいる家庭でも飼いやすい犬種だといえます。 パグの見た目の特徴の1つに顔のシワがあります。 適度にシワの間をお手入れしないと「パグ臭」が発生します。そのまま放置すると皮膚病にかかることもあるので、シワ掃除を忘れないようにしましょう。 遊び好きで甘え上手な愛らしい顔のパグに癒される生活も幸せですね。 ぷにぷにpaw(ぽー)では他の犬種についても詳しく解説しております。 ぜひお読みください。

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スミスさん

幼いころから犬・フェレット・ハムスターなどと生活してきました。 好きな犬はミックス犬。 実家で子供の頃飼っていた子も、スピッツと柴犬のミックスでした。 現在はフェレットの「つな」ちゃんと2人暮らし中。

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