• 犬の種類と特徴
  • 2022/07/25

ジャックラッセルテリアの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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ジャックラッセルテリアは、映画「マスク」ではジム・キャリー演じる主人公スタンリーの飼っている犬「マイロ」としてもおなじみの小型犬です。 ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録数では、毎年3000匹を超えるほどの人気犬種となっています。 これからジャックラッセルテリアを飼おうと考えている方へ、ジャックラッセルテリアの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 ジャックラッセルテリア飼育の参考にしてみてください。

ジャックラッセルテリアの特徴

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ジャックラッセルテリアはキツネ狩りのために作られた小型犬です。 1800年代に、祖先犬であるキツネの狩猟犬「フォックステリア」をよりキツネ狩りに適するようにするためにビーグルやブルテリア、コーギーと交配されました。その結果、体は体高が低く体長が長くなりフォックステリアよりコンパクトに、性格はとても勇敢で気の強い犬種「ジャックラッセルテリア」が生まれました。

ジャックラッセルテリア 抜け毛・被毛

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ジャックラッセルテリアは、個体ごとの毛の質が3種類ある珍しい犬種です。

 

毛質

特徴

スムース

短毛

・トリミングは不要

・抜け毛が多い

・ブラッシングが毎日必要

ラフ

長毛

・トリミングが必要

・抜け毛の量は平均的

・シャンプーやブラッシングに手間がかかる

・プラッキング(専門の道具で毛を抜くこと)が必要

ブロークン

短毛+長毛

・トリミングが必要

・抜け毛の量は平均的

・プラッキング(専門の道具で毛を抜くこと)が必要

毛質によって、手入れの頻度や方法が異なります。

特に短毛のスムースコートが1年を通して抜け毛が多いです。抜け毛対策のブラッシングは欠かせません。

なお、親犬の毛質がそのまま受け継がれるわけではないので、子犬のうちにどの毛質になるかは成長しないと分かりません。
成長するにつれて、3種類のうちのどれかの毛質になるため、それぞれにあったお手入れをしましょう。

どんな姿になるのかが分からないので、愛犬の成長から目が離せませんね。
子犬から成犬にかけての体毛の変化の記録を付けてみても良いかもしれません。

ジャックラッセルテリアの性格

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ジャックラッセルテリアの基本的な性格の特徴は、以下の通りです。

  1. 聡明
  2. ひょうきん
  3. 恐れ知らず
  4. よく吠える
  5. 頑固
  6. 身体能力が高い
  7. 活気がある
  8. 勇敢
  9. 興奮しやすい

狩猟犬の遺伝子を引き継いだジャックラッセルテリアは、非常に活発で遊び好きな性格をしています。
非常にアクティブで動きが激しく、家族をたくさん楽しませてくれることでしょう。
海外では「スーパードッグ」や「アスリートドッグ」と言われており、運動が大好きで、パワフルな体力を持っています。
非常にやんちゃで大型犬並みの運動が必要なので、初心者が飼育するには少し難しい犬種でもあります。



狩猟本能が非常に強いため、おもちゃを使った遊びや引っ張りっこなどを非常に好みます。
動くものを見ると追いかけてしまうため、他の動物や子どもと一緒にする場合は注意しましょう。
特にとびかかるなどの攻撃性も見られるようです。
しつけをきちんとしていないと、とびかかってしまったり無駄吠えや噛みつき癖などの問題行動に発展する恐れもあります。
飼うときには、幼い時からしつけを徹底することで、問題行動を起こさないようにしたいですね。

 

オスの性格

オスのジャックラッセルテリアは、メスよりも落ち着きがない傾向があります。
ただ、飼い主によくなつく甘えん坊気質なため、しっかりしつけることができれば良き相棒となることでしょう。

非常に遊び好きなので、行動をコントロールできるようにしつけたうえで、たくさん遊んであげましょう。

 

メスの性格

メスのジャックラッセルテリアは、オスより落ち着きがあり、比較的しつけもしやすい傾向にあります。
自立心があるため、オスよりもお留守番が得意なのもメスの性格の特徴でしょう。

ただ、他の犬種と比べる、メスでもとても活発です。行動をコントロールできるようしっかりしつけましょう。

ジャックラッセルテリアの大きさ

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ジャックラッセルテリアは小型犬に分類される犬種です。メス・オスで身体の大きさが違わない犬種であり、大きさの違いは個体差のみです。 ここでは、ジャックラッセルテリアの大きさを説明します。

ジャックラッセルテリア 成犬の体高

ジャックラッセルテリアの成犬時の体高は25cm~30cmが一般的です。

JKCの規定によると、オス・メスで体高の基準の違いはありません。

 

ジャックラッセルテリア 成犬の体重

ジャックラッセルテリアの成犬時の体重は、5~6kgです。

ただ、筋肉質な犬種で、どのくらい筋肉がついているかでも体重が変わってきます。

体重だけで判断するのではなく、ボディーコンディションスコアを用いて健康な体型かどうか確認しましょう。

ジャックラッセルテリアの値段・価格相場と選び方

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ジャックラッセルテリアの値段相場は、現在10万円~45万円ほどの金額が一般的です。

なお、ジャックラッセルテリアは、以下のような珍しい特徴があると少し値段が高くなるようです。

  • ブラック&ホワイト、ホワイトなどの珍しい毛色の場合
  • 片目だけまわりの毛色に色がついている「アイパンチ」の場合

 

ジャックラッセルテリアの選び方

ジャックラッセルテリアの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・毛並みがきれいか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・膝や後ろ脚に異常がないか

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか

・お尻の周りが汚れていないか

・皮膚の状態は良好か

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・大人しく抱っこされてくれるか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・きょうだいが持っていないか

・遺伝子検査を行っているか

・遺伝子検査の結果「遺伝性消化管ポリポーシス」などの異常が見られないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ジャックラッセルテリアを選ぶ際には、遺伝病に気をつける必要があります。

近年、ジャックラッセルテリアには「遺伝性消化管ポリポーシス」という新たな遺伝疾患が見られることが分かりました。
この疾患はジャックラッセルテリアのみが発症する病気ですが、遺伝子検査にて確認することができます。
子犬を迎える際には、ブリーダーさんに遺伝子検査に異常がないか確認するといいでしょう。

ジャックラッセルテリア 飼い方のポイント

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ジャックラッセルテリアは、室内で飼うことが基本の犬種です。 ここでは、ジャックラッセルテリアの子犬をお迎え・飼い方のコツ・ポイントなどをご紹介します。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくと安心です。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

ジャックラッセルテリアの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージからジャックラッセルテリアを出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

ジャックラッセルテリアを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、ジャックラッセルテリアと暮らしていく上でのポイントを説明します。

 

【飼育のポイント】

ジャックラッセルテリアは、膝蓋骨の脱臼を起こしやすい犬種です。
怪我をしないよう床にクッションシートなどを敷いて対策しておくといいでしょう。
特に生後1年までの骨格が未熟な時期には、膝蓋骨を傷めないよう細心の注意を払いましょう。

 

【食事のポイント】

ジャックラッセルテリアは糖尿病にかかりやすい犬種であり、肥満体型になると糖尿病のリスクが高まります。
肥満を防ぐためにも、高タンパクで低脂肪のドッグフードを与えてください。

また、子犬期に関節を守るための栄養素が配合された食事を与えると、将来脱臼をしてしまうリスクを抑えることができます。
高タンパク低脂肪の食事に加えサプリなどを与えましょう。

 

子犬期には消化器系が未発達のため成長段階に合わせて食事回数を変える必要があります。

生後4ヶ月まで

3~4回

4ヶ月~成犬まで

2~3回

成犬

2回

 

【運動のポイント】

ジャックラッセルテリアは非常に活発な犬種で、毎日の散歩も大型犬と同じくらい必要とします。

1日、1~2時間の散歩が必要です。

おもちゃを使った引っ張り遊びやボール遊びも、ジャックラッセルテリアは大好きです。
休日はドッグランなどで思い切り遊べるようにし、運動不足にならないようにしましょう。

 

【お手入れのポイント】

ジャックラッセルテリアには3種の毛質があり、必要なお手入れがそれぞれ異なります。

毛質が決まるまでの子犬の時期は、ブラッシングやシャンプー。爪切りや耳掃除など基礎的なお手入れをしましょう。

大きくなり毛質が決まったら、そのタイプに合わせたお手入れを始めましょう。

表に毛質ごとに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

スムース(短毛)

ラフ(長毛)

ブロークン(混合)

・ブラッシング

・シャンプー

・爪切り

・耳掃除

・歯磨き など

 

 

・ブラッシング

・プラッキング

・シャンプー

・トリミング

・爪切り

・耳掃除

・歯磨き など

・ブラッシング

・プラッキング

・シャンプー

・トリミング

・爪切り

・耳掃除

・歯磨き など

 

【しつけのポイント】

ジャックラッセルテリアは活発な性格で、狩猟本能が強くしつけが難しい犬種です。
小型犬とは思えないほどの強い力もつため、引っ張り癖や噛み癖などをさせないしつけは徹底する必要があります。

行動を制御するために、以下のようなしつけを子犬のころから学ばせましょう。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものを区別できるようにさせる

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをさせないようにする

リーダーウォークのトレーニング

引っ張ることなく、飼い主の横について散歩をできるようにする

ジャックラッセルテリアは小型犬ですが、大型犬と同じくらい運動が必要です。
運動不足は問題行動の原因となるため、迎える前に十分に運動させられるか必ず考えた上で、ジャックラッセルテリアのお迎えをするようにしてください。

まとめ

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ジャックラッセルテリアは非常に活発な明るい性格の犬種で、運動が非常に大好きです。 狩猟犬としての本能が強いため、走り回ったり飼い主と盛んに引っ張り遊びなどをしたりするのを好みます。 特に、運動が大好きなので、「犬を飼ったらドッグスポーツを一緒にしてみたい」「一緒に走りたい」などの思いがある方は、ジャックラッセルテリアはとてもいいパートナーになってくれる事でしょう。 子犬の時期を終えると3種の毛質の中どれかになるため、見た目の変化を楽しめる犬種でもあるでしょう。 毛質が確定したら、毛質に合わせたお手入れをしてあげましょう。 小さな体に見合わぬ凄まじいアクティブさをそなえたジャックラッセルテリアとにぎやかな生活もいかがでしょうか。 ぷにぷにPaw(ぽー)では他の犬種についても詳しく解説しております。 ぜひお読みください。

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スミスさん

幼いころから犬・フェレット・ハムスターなどと生活してきました。 好きな犬はミックス犬。 実家で子供の頃飼っていた子も、スピッツと柴犬のミックスでした。 現在はフェレットの「つな」ちゃんと2人暮らし中。

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