わんちゃんを家族に迎える前のカウンセリングがあることをご存知でしょうか。 わんちゃんを飼ってから、しつけ教室やドッグトレーナーとのカウンセリングは広く知られていますが、初めてわんちゃんを飼う人や、数年ぶりにわんちゃんを飼おうという人向けのカウンセリングが近年増えてきています。
お迎え前カウンセリングとは?
犬を飼うということは、子犬から迎えた場合は10年近く一緒に暮らすことになります。 その短くも長い犬の生涯を共に幸せに過ごしていくために、飼う前に専門家のアドバイスを聞くことで、「こんなはずではなかった」、「想像していた犬との生活とは違う」といったミスマッチを最小限にできるはずです。 また、犬を飼うのは初めてという方以外にも、以下のような人に適したカウンセリングと言えます。 ・初めて犬を飼う、または数年ぶりに犬を飼うとき ・犬を飼うかどうかまだ迷っているときや、どの犬種にするか迷っているとき ・飼いたいと思っている犬種の注意点や気を付けたい疾患、しつけの方法を知りたいとき ・犬を飼う前の準備を知りたいとき ・すでに犬を飼っているが、新たに他の犬を迎え入れたいとき 好きな犬種は人それぞれです。 もしその犬種を家族に迎えるとなった場合、どんな問題が起きやすいのか?かかりやすい病気は?そもそも自分の性格や生活環境、家族構成、ライフスタイルに合っている犬種なのか?等を事前に確認しておくとよいでしょう。
お迎え前カウンセリングはどこで受けられる?
ドッグスクールや個人のドッグトレーナー、最近では動物病院でもカウンセリングを行っているところがあります。
しかしまだまだサービスとしては行っているところが少ないため、近隣の施設やオンラインでのカウンセリングを行っているところを探し、予約しましょう。
所要時間は1時間~1時間半、費用は2000円~5000円程度が一般的のようです。
お迎え前カウンセリングを受けるまでに確認しておくこと
実際にカウンセリングとなった場合、以下の項目は事前に確認しておきましょう。
このような情報があると、カウンセラーとしてもアドバイスがしやすくなります。
・家族構成(一人暮らし、夫婦二人、幼い子供のいる夫婦、子供が生まれる予定がある等)
・住宅環境(賃貸、戸建て、広さ)
・ライフスタイルが変化する可能性はどのくらいあるか(引っ越し、結婚、出産等)
・犬とのコミュニケーション時間はどれくらいもてそうか
・犬にかけられる費用(医療費、フード代、トリミング代、保険料など)
例えば、広くはない賃貸で大型犬を飼育するのは、人にとっても犬にとってもストレスになります。
また、犬とのコミュニケーション時間の確保やかけられる費用によっては、犬を迎えるのを見送った方がいいという結論や、飼いたいと思っていた犬種は難しいという結論になるかもしれません。
しかし、10年近く共に生きていくためには、お互いができるだけストレスなく過ごせることがベストです。
飼うことを諦める、環境が整うまで待つ、という選択肢も出てくるでしょう。
まとめ
犬と暮らすならお互いが「この子でよかった」「この人が飼い主でよかった」と思えるような生涯にしたいですよね。
お迎え前カウンセリングを受けておけば、お迎え後のイメージがしやすくなります。
犬と暮らすということは、人間側の生活が大きく変わることになりますので、お迎え前カウンセリングを受けて慎重に判断するようにしましょう。
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