犬は歴史の中で番犬として活躍していた犬種もあります。 例えばドーベルマンやグレート・ピレニーズなどです。 犬を飼う際、番犬としての役割を期待することもあるかもしれませんが、すべての犬種が番犬として適しているわけではありません。 中には人懐こく警戒心が少ない性格のため、番犬としては不向きな犬種も存在します。 逆に言えば、人になつきやすい、友好的ととらえることができます。 本記事では、番犬に向かない6つの犬種を紹介し、それぞれの特徴や魅力について解説します。
1. ゴールデン・レトリーバー
ゴールデン・レトリーバーは、非常に人気のある犬種で、友好的で社交的な性格が特徴です。 彼らは人懐こく、家族やその友人に対し愛情を示す性格で、見知らぬ人に対しても警戒心をあまり持たずフレンドリーなため、番犬には不向きです。 むしろ、訪問者を歓迎し、遊びたがる傾向があります。 アメリカでの事例ですが、飼い主の留守中に空き巣に入りバイクを盗もうとしていた犯人に対し、その家で飼われているゴールデン・レトリーバーがしっぽを振りながら近づいて行き、そのままバイクは盗まれてしまいました。 しかし、そのゴールデン・レトリーバーを嬉しそうに撫でる犯人の顔は防犯カメラに写っており、捜査にある意味一役買ったのかもしれませんが、一般的に想像する番犬とは少し違いますね。 その友好的さが非常に魅力なゴールデン・レトリーバーです。
2. 狆(ちん)
狆は、小型の日本犬です。 日本犬と言えば柴犬、秋田犬、甲斐犬など、飼い主に忠実で勇敢なイメージですが、狆は江戸時代のころからお座敷犬として室内で可愛がられており、「猫のような犬」と言われていたほど落ち着いている子が多い犬種です。 もともとの性格が優しくおとなしい上に、あまり吠えないと言われているため、番犬には不向きでしょう。
3. パグ
パグは、その愛らしい外見とユーモラスな性格で人気を博しています。 中国原産の小型犬で、紀元前600年頃から中国の皇室で大切にされていたと言います。 そのため、ルーツから見ても番犬として活躍していた可能性は低いでしょう。 パグは、見知らぬ人にもフレンドリーに接するため、番犬としては全く役に立ちません。 逆に、訪問者が来ると喜んで迎え入れ、遊ぼうとする傾向があります。おおらかで愛嬌のある性格が魅力です。 また、短頭種ということもあり、吠えたときの声が通りにくいというのも番犬として適さないでしょう。
4.ボストン・テリア
ボストン・テリアは筋肉質な引き締まったボディでとても活発な犬種です。 しかし、原産のアメリカでは、「アメリカの紳士」といわれているほど穏やかで優しい性格をしています。 初めて会う人や犬に対しても明るく遊びに誘うような性格の子が多いため、番犬には向いていないかもしれません。
5. フレンチブル・ドッグ
大きな顔にずんぐりとしたボディで、陽気な性格のフレンチブル・ドッグ。 彼らは飼い主との絆を大切にし、家庭内での生活を楽しむことが好きです。 他の人に対しても優しく接し、見知らぬ人に対して警戒心を持たないため、番犬としては向いていません。 彼らはそのユーモアたっぷりの可愛らしい姿で、誰からも愛される存在です。 しかし海外での話ですが、家の敷地内に侵入した熊2頭を1匹のフレンチブル・ドッグが撃退したという動画もあり、その気になれば番犬にもなれるのかもしれませんね。
6. キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、愛らしい外見と穏やかで落ち着いている子が多い犬種です。 非常にフレンドリーで、身のこなしも優雅、争うことを好まず他の動物や人と簡単に仲良くなることができます。 最近ではキャバリアは番犬にならないという題材の漫画も出ているほどです。
番犬に向かない犬種の魅力
これらの犬種は、番犬としては不向きですが、他の面で非常に魅力的な特徴を持っています。
1. 家庭での社交性
これらの犬種は、家庭内外での社交性が高く、家族やその友人との関係を深めることが得意です。
このような愛嬌たっぷりの犬の存在は、家庭に温かみと癒しをもたらし、楽しい雰囲気を作ってくれます。
2. 愛情深さ
多くの人懐こい犬種は、飼い主に対して強い愛情を示します。
これにより、家族との絆が深まり、情緒的なサポートを提供することができます。
3. 子供との好相性
これらの犬種は、攻撃的になることが少ないため特に子供との相性が良いことが多く、子供たちと楽しく遊んだり、共に過ごしたりすることができます。
子供が幼少期に動物と生活することは社会性や責任感、愛情、共感性を育む助けになります。
また命の尊さも教えてくれるでしょう。
まとめ
今回紹介した6犬種は、人懐こい犬種はその性格から番犬としては不向きですが、愛らしさや家庭内での社交性において大きな魅力を持っています。
また、今回例に挙げた犬種でもそれ以外でも、各々の性格によって番犬としての向き不向きがあります。
うちの子は番犬に向いていないなぁ、とがっかりせず、その個性をたくさんかわいがってあげてくださいね。