愛犬の妊娠を考えている方も避妊手術に抵抗がある方も「犬の発情期」は知っておくべき重要なことです。 犬の発情期の行動パターンなどを知っていないと、「既に発情期が終わっていて妊娠のチャンスを逃した」あるいは、「他の犬に急に飛びかかって迷惑をかけてしまった」というようなことが起こることもあるかもしれません。そこで今回は、飼い主さんが愛犬の発情期に気が付くことができるように、オス・メスごとの違いを解説していきます。 愛犬に去勢手術・避妊手術をさせていない方は、ぜひチェックしてくださいね。
1. 犬の発情についてオス・メスで違う発情行動
それではまず、発情期になるとどんな行動をとるのでしょうか? 発情する前後に見られるオス犬、メス犬の行動を解説していきます。
1) オス犬の発情行動
オス犬は性的な成熟を迎えると、基本的には落ち着きが無くなり必要以上にメス犬に近寄っていくようになります。 また、飼い主にも攻撃的になったり、言うことを聞かなくなったりすることもあります。 さらに、他の犬にマウンティングをしようとする、攻撃的な行動をする場合があるので、なるべく他の犬を近づけないようにしましょう。
2) メスの発情行動
一方、メス犬は発情期を迎えると、人間の女性と同じく「生理」という現象が起きます。
これを「ヒート」と呼び、陰部から血液が出てきます。
血液の量は個体差があり、少ない子だと舐めてしまって飼い主さんが気づかない場合もあるので、メス犬を飼っているオーナーさんは、他の発情期の行動を知っておく必要があります。
ヒートの前兆としては、食欲にむらが出たり、乳首がちょっと腫れぼったくなることが多く、落ち着きが無くなったり、おしっこの回数が増える子もいます。
また、多頭飼いの場合、他の犬にお尻を突き出したりすることもあるので、しっかりと行動パターンをチェックしましょう。
2. 犬の発情期に気をつけることとは?
発情中のメスや、もしくは発情中のメスに遭遇したオスは異性の犬に興奮をしてしまうという点が共通しているので、なるべく他の犬に会わないように散歩の時間をずらす工夫が大切です。また、メス犬の場合は血液が出るので、犬用のおむつを付けてあげると、家具や洋服などを汚す心配もなくなります。
犬のオスメスで違う発情期の行動パターンを知っておこう
オス犬とメス犬の発情期の違いと発情期に気をつけることをご紹介しました。 妊娠を希望している飼い主さんも、望んでいない飼い主さんも、発情期の行動パターンを知ることで、発情期の見極めがしやすくなります。愛犬の発情が分かれば、妊娠の機会を逃さないようになったり、他の犬に迷惑をかけたりすることも減り安心して暮らせるようになるでしょう。