国ごとに人気の犬種は異なります。その国のランキングを見ると、国の特徴やペット事情が見えてきてとても興味深いものです。 それぞれ集計方法や集計時期、犬種の分け方なども異なりますが、参考にしてみてください。 ※2022年~2025年の統計を元に掲載しています。
日本
2024年の結果 1位 トイ・プードル 2位 チワワ 3位 ダックスフンド 4位 ポメラニアン 5位 ミニチュア・シュナウザー 6位 マルチーズ 7位 フレンチ・ブルドッグ 8位 ヨークシャー・テリア 9位 シー・ズー 10位 ゴールデン・レトリバー
日本では、トイ・プードルやチワワなど小型犬が多く飼われています。
日本の狭い住宅事情でも飼いやすい犬種が人気ですね。
特にトイ・プードルは人気が根強く、15年連続1位となっています。
ゴールデン・レトリバーは大型犬ですが、長年10位以内にランクインしており、根強い人気があることがわかります。
アメリカ
2024年の結果 1位 フレンチ・ブルドッグ 2位 ラブラドール・レトリバー 3位 ゴールデン・レトリバー 4位 ジャーマン・シェパード・ドッグ 5位 プードル 6位 ダックスフント 7位 ビーグル 8位 ロットワイラー 9位 ブルドッグ 10位 ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
1990年~2021年まで首位だったラブラドールレトリバーを2022年にフレンチブルドッグが抜き、1位となっています。
レディー・ガガなど有名アーティストが飼い始めたのも人気になったきっかけかもしれません。
日本とは異なり土地が広いため、活発な中型~大型犬が好まれていることがわかります。
イギリス
2022年の結果 1位 ラブラドール・レトリバー 2位 フレンチ・ブルドッグ 3位 アメリカン・コッカー・スパニエル 4位 ミニチュア・スムースヘアード・ダックスフント 5位 ブルドッグ 6位 ゴールデン・レトリバー 7位 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル 8位 ジャーマン・シェパード・ドッグ 9位 スタッフォードシャー・ブル・テリア 10位 ミニチュア・シュナウザー
イギリスもフレンチブル・ドッグが首位に迫っています。
ダックスフンドもランクインしていますが、イギリスではスムースコート(短毛)が人気のようです
韓国
↑写真はマルプー(マルチーズとプードルのMIX) 2023年の結果 1位 トイ・プードル 2位 ポメラニアン 3位 マルチーズ 4位 ビション・フリーゼ 5位 MIX犬(5kg以下) 6位 MIX犬(5kg以上、15kg以下) 7位 ミニチュア・プードル 8位 チワワ 9位 マルプー(マルチーズとプードルのMIX) 10位 チワワ(ロングコート)
お隣の国、韓国でもトイ・プードルが1位という結果に。
国の面積が日本の4分の1であるため、限られたスペースでも飼育可能な小型犬が人気です。
しかし、韓国では犬の登録が義務付けられているものの、実際に登録しているのは半数以下といわれているため、あくまでも目安のランキングといったところでしょうか。
フランス
2025年の結果 1位 オーストラリアン・シェパード 2位 ゴールデン・レトリーバー 3位 ベルジアン・シェパード・ドッグ 4位 スタッフォードシャー・ブル・テリア 5位 ジャーマン・シェパード・ドッグ 6位 ラブラドール・レトリーバー 7位 アメリカン・スタッフォードシャー・テリア 8位 キャバリア・キングチャールズ・スパニエル 9位 イングリッシュ・セター 10位 ビーグル
フランスはシェパード系の大型犬が人気です。
キャバリア・キングチャールズ・スパニエルとビーグル以外は大型犬のため、大型犬を好む人が多いことがわかりますね。
フランスは犬と暮らしやすい国というのもあるのかもしれません。
犬と一緒に入れるお店が多く、またどんな物件でもペット飼育が許可されているのです。
まだまだ制約が多い日本からするととてもうらやましい環境ですよね。
オーストラリア
2022年の結果 1位 カブードル 2位 柴犬 3位 ボーダーコリー 4位 プードル 5位 ゴールデン・レトリバー 6位 ダックスフント 7位 オーストラリアン・シェパード 8位 フレンチ・ブルドッグ 9位 ラブラドール・レトリバー 10位 ジャーマン・シェパード
引用:Hill‘s Australia’s Top Trending Dog Breeds and Names 2022
オーストラリアでは我々日本人は見慣れない「カブードル」という犬種が1位となっています。
「カブードル」はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとプードルのミックスで、体重は5㎏~20㎏、モコモコしたぬいぐるみのような見た目で人気です。
そしてキャバリアもプードルも友好的で賢いため、飼いやすい性格の子が多いそうです。
そして意外にも柴犬が2位という上位にランクイン。
飼いたくても予約して1年以上待たないと家族に迎えられないほど人気になっているようです。
まとめ
日本もすっかり犬=家族という認識が定着していますが、やはり海外の方が犬と一緒に行ける場所が多かったり、住環境も整っているため大型犬を家族として迎えやすいのかもしれません。