これから犬を飼われる方は、犬を飼うための必要な準備は何だろう?と書籍やインターネット等でお調べになるでしょう。 今回は、犬を迎える時の心構えと知っておきたいことを説明していきます。 犬を飼うことは「新しい命=家族」を迎えることです。「モノ」ではありません。 それなりの覚悟が必要です。 最近はその覚悟なしに犬を迎え、保健所などに保護される犬が増えており、殺処分等が社会的な問題になっています。 犬を飼い始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、参考にしていただきたいと思います。
1.犬を飼うということ
「犬を飼うということ=犬の生命を預かる」ということです。 「ペットショップで見かけた犬がかわいかった」という理由だけで、何の準備もせずに迎え入れる方も見られるようです。 その結果、家に犬が来たとたん、予想外の状況が起こったり、しつけがうまくいかなかったりという理由で、飼育が嫌になってしまうケースがあるのが現実です。 しかし、飼いたくなくなったなどという理由は通用しません。 安易な気持ちで飼われた挙句、保健所へ引き取られた犬は、里親が見つからなければ殺処分という悲しい結末が待っているのです。
2.犬を飼ったら責任を持って最期まで面倒をみることができるか?
犬はただ「かわいい」だけではありません。 飼い主の言うことをきかない時もありますし、病気になることだってあります。 生き物を飼うわけですから、従来通りの自分中心の自由な生活でなくなることもあります。 旅行に行く時は、場所によっては制限もあるでしょう(ちなみに我が家の場合は、犬を迎えてからの旅行はすべて犬OKの場所への犬連れ旅行です)。 日々の生活でも、散歩や世話の時間を充てることが必要になり、生活状況は一変します。 また、それだけでなく意外と費用がかかるものです。 動物病院への受診、毎年のワクチン・狂犬病(法律で決められており飼い主の義務です)、夏季にはフィラリア予防やダニ対策も必要です。 うちの子は、病気予防にもつながるということで避妊手術もしています。
3.犬を飼う前までに準備しておきたいこと
一緒に気持ちよく過ごすための生活のルールを教えるためには、しつけをしっかりしなければなりません。 犬の特性や飼育法について、迎え入れる前までに専門の本などで調べておき、迎え入れた当日から戸惑うことなく接することが重要です。 準備をしっかりとし、最期まで飼うという覚悟を持つべきであると思います。 急病の際に慌てなくて済むよう動物病院を調べておくことも大切です。 これでようやく、あなたの家族の一員になることができるのです。