• 犬の種類と特徴
  • 2022/07/27

ドーベルマンの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、ドーベルマンを飼おうと考えている方へ、ドーベルマンの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。ドーベルマン飼育の参考にしてみてください。

ドーベルマンの特徴

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艶のある短毛と筋肉質な身体をもつドーベルマンは、ドイツ生まれの大型犬です。 あまり知られていませんが、ヨーロピアンタイプとアメリカンタイプの2種があり、それぞれ特徴が異なります。

ヨーロピアン

・体格が大きい

・首が太く筋肉質

・マズルの幅が広い

アメリカン

・体格が小さい

・スリム

・マズルの幅が狭い

はじめに護衛犬として生み出されたのは、ヨーロピアンタイプのドーベルマンです。19世紀の後半にブリーダーの「ドーベルマン氏」が、この犬種を生み出したとされています。

その後、ヨーロピアンタイプを室内犬でも飼いやすいように品種改良されたのがアメリカンタイプのドーベルマンであるといわれています。日本で飼育されているドーベルマンのほとんどは、アメリカンタイプです。

ドーベルマンの被毛・抜け毛

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ドーベルマンは、短毛でシングルコートの犬種です。 抜け毛が少ないと思われがちですが、毛の生え変わりの周期が短いため、抜け毛がとても多いです。そして短く硬い毛なので、服や家具などに刺さることもあります。意外と掃除の手間がかかる犬種だということを知っておきましょう。ブラッシングで抜け毛を取り除くことで掃除の手間を少し省くことができます。ドーベルマンのブラッシングには、ラバーブラシか獣毛ブラシを使いましょう。

ドーベルマンの性格

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ドーベルマンの基本的な性格の特徴は、主に以下のとおりです。

  1. 聡明
  2. 活気がある
  3. 恐れ知らず
  4. 警戒心が強い
  5. 自信満々
  6. 忠実
  7. 従順
  8. 甘えん坊
  9. 賢い
  10. 運動が好き など

 

警察犬などでも活躍するドーベルマンは、警戒心が強く、勇敢な犬種です。

見た目から「ドーベルマンは怖い」というイメージを持たれがちですが、信頼している人には甘えん坊のかわいらしい一面も兼ね備えています。

 

オスの性格

ドーベルマンのオスはやんちゃで活発であり、遊ぶことが大好きです。自分が一番という考えを持ちやすいことから、縄張りを主張したり、他の犬や知らない人に吠えかかったりすることもあります。飼い主がボスであることをしつけで学ばせましょう。

 

メスの性格

ドーベルマンのメスはオスより温厚でマイペースなことが多いです。自分のペースを大切にするため、トレーニングの際はややわがままになることもしばしばあります。根気強くしつけをしましょう。

ドーベルマンの大きさ

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ドーベルマンは大型犬に分類される犬種です。 基本的にオスの方が体は大きくなります。

ドーベルマン 成犬の体高

JKCの規定によると、ドーベルマンの成犬時の体高はオス68~72cm、メス63~68cmが一般的です。なお、ドーベルマンの体高は、アメリカンタイプ・ヨーロピアンタイプによっても異なります。

アメリカン

60~70cm

ヨーロピアン

68~78㎝

 

ドーベルマン 成犬の体重

JKCの規定によると、ドーベルマンの成犬時の体重はオス40~45kg、メス32~35kgが一般的です。なお、ドーベルマンの体高は、アメリカンタイプ・ヨーロピアンタイプによっても異なります。

アメリカン

30~40kg

ヨーロピアン

40~50kg

ドーベルマンの値段・価格相場と選び方

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ドーベルマンの値段相場は、現在20万円~40万円ほどの金額が一般的です。 ただ、日本ではヨーロピアンタイプを繁殖しているブリーダーさん少ないため、ヨーロピアンタイプのドーベルマンの方が値段が高くなるようです。

ドーベルマンの選び方

ドーベルマンの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・毛並みがきれいか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときにおとなしいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ドーベルマンといえば、立ち耳と短い尻尾のイメージがあるかもしれませんが、実はもともと垂れ耳で長い尾を持っています。断耳は聴覚をより鋭くするため、断尾は他の動物に噛まれないようにするため人為的に行います。

基本的に断耳は生後7~10週に、断尾は生後3~7日頃に行います。なので、ドーベルマンをありのままの姿でお迎えしたい方は、断尾・断耳をしていないブリーダーさんから迎え入れるか、ブリーダーさんに断耳・断尾をしないドーベルマンを迎えることが希望である旨の申し入れをしましょう。

ドーベルマン 飼い方のポイント

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ドーベルマンは、室内で飼うことが基本の犬種です。 ここでは、ドーベルマンの子犬をお迎え・飼い方のコツ・ポイントなどを紹介します。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。

ドーベルマンの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

ドーベルマンを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。ここでは、ドーベルマンと暮らしていく上でのポイントを解説します。

 

【飼育のポイント】

ドーベルマンは、シングルコートの短毛なので寒さに弱いです。

冬に外出するときには服や靴を身につけるなどして寒さから身を守ってあげてください。

子犬のうちから服や靴に慣れさせておくことで、お互いにストレスなく着せることができます。

 

【食事のポイント】

大型犬であるドーベルマンは、胃がねじれる胃捻転や腹部にガスがたまる胃拡張を起こしやすい犬種です。胃捻転を発症すると血流の悪化で胃が壊死し、最悪の場合、命を落とすこともあります。胃拡張・胃捻転は食後2時間以内の運動を控えることで予防できます。

また、ドーベルマンは代謝が良く、太りにくく痩せやすいです。ドッグフードのパッケージ通りのご飯の量では足りない場合があります。定期的に体重を測り、体重が減っていくのであればご飯の量を増やしましょう。

 

ドーベルマンは2年かけて成犬になります。食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。

~生後6ヶ月半

4回

生後6ヶ月〜2歳

2,3回

2歳以降

2回

 

【運動のポイント】

ドーベルマンは非常に運動量の多い犬種で、走ることが大好きです。

散歩は、駆け足運動などを取り入れて、1日2回、1時間/回(1日2時間)することが理想です。個体差がありますが、毎日の散歩を行っても運動が足りずにストレスを感じてしまう子もいます。定期的にドッグランへなどに通い、思いきり運動させましょう。

 

【お手入れのポイント】

短毛種のドーベルマンは、比較的お手入れが楽です。

週に1~2回を目安にラバーブラシや獣毛でブラッシングし、蒸しタオルなどで定期的に体を拭いてあげましょう。表にドーベルマンに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング

週に1~2回

シャンプー

月1~2回

歯磨き

毎日

爪切り

月1~2回(爪が伸びていたら)

耳掃除

汚れが気になったら

 

【しつけのポイント】

ドーベルマンは賢い犬種で、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。

しつけで気を付けることは、大型犬で力が強いので、ある程度ではなく徹底してしつけをする必要があります。幼いうちからトレーニングを徹底し、飼い主がボスであることを学ばせましょう。

生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレをできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをさせないようにする

リーダーウォークのトレーニング

引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする

まとめ

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警察犬としても活躍しているドーベルマンは、飼い主に忠実な犬種です。怖いというイメージを持たれがちですが、実は甘えん坊な一面も持っていてとてもかわいいです。凛々しい見た目と甘えん坊な性格のギャップがたまらないドーベルマンとの素敵な生活もいかがでしょうか? ぷにぷにPaw(ぽー)では他の犬種についても詳しく解説しております。 他に気になる犬種がいたらぜひ読んでみてください。

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スミスさん

幼いころから犬・フェレット・ハムスターなどと生活してきました。 好きな犬はミックス犬。 実家で子供の頃飼っていた子も、スピッツと柴犬のミックスでした。 現在はフェレットの「つな」ちゃんと2人暮らし中。

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