犬が見せるしぐさには、様々なものがあります。 犬は言葉で気持ちを伝えることができないので、行動やしぐさで感情を表現します。 飼い主が犬と正しく接するために、犬のしぐさの意味を知り、愛犬の気持ちを理解できるようになりましょう。 この記事では、感情ごとに犬が見せるしぐさをご説明します。お役立ていただけると嬉しいです。
1. 甘えたいときのしぐさ
● 飼い主の体に前足を乗せる ● お腹を見せる ● 顔を舐める ● 後ろをついてくる ● お尻をくっつけてくる これらのしぐさは、甘えたい時にでるものです。 飼い主さんはその気持ちに寄り添って、沢山可愛いがってあげましょう。 ただし、かまいすぎると犬がいつでもかまってくれると学習し、ワガママな性格になってしまうことがあります。 甘えてきても、付き合いすぎないようにすることも大切です。
2. 怒っているときのしぐさ
● 唸りながら前歯を見せる ● 鼻にシワが寄っている 犬が怒っているときの表情は判断しやすいのではないでしょうか。 ごはんを食べている時に手を近づけると、ご飯を取られると思ってこの表情になる犬が多いです。 不用意に手を近づけると噛まれることもあるので注意しましょう。
3. 怖がっているときのしぐさ
● 背中を丸める ● 吠える ● しっぽが下がっている ● 縮こまって姿勢を低くする ● 地面や床のにおいを嗅ぐ これらのしぐさは、犬が恐怖を感じているときに出るものです。 このしぐさが出たときは原因を突き止め、取り除くようにしましょう。
4. ストレスを感じているとき
● あくびをする ● 体の同じ箇所をなめ続ける ● 暑くないのに舌を出してハァハァと呼吸する ● ブルブルッと体を振る ● 鼻を舐める これらのしぐさは、ストレスを感じているときに見られるものです。 叱った時に体を振ったり鼻を舐める仕草をする犬は多いです。 ただし、ストレスを感じているとは思えない時にこのような仕草が多い場合は、何らかの体調面や心理面での不調の兆候・サインの場合があります。 「今はストレスを感じているのか?」とみてあげるようにしましょう。
【まとめ】
今まで一緒に過ごしてきた中で見ていた愛犬の仕草には、様々な感情が隠されていることがお分かりいただけたでしょうか? 飼い主さんが愛犬の気持ちに気づいて、正しく接することで、愛犬とより良い関係を築くことができるでしょう。