『犬にいちごをあげても大丈夫なのかな?』と思いませんか? 結論、犬がいちごを食べても問題はありません。 ただ、与え方に注意をする必要があります。 今回は、犬がいちごを食べて得られる栄養・効果、犬にいちごを与える方法、与えるときの注意点を3つ、説明していきます。
犬がいちごを食べたときに得られる栄養・効果
いちごには「ビタミンC」「アントシアニン」「ペクチン」の3つの成分が含まれています。 それぞれで得られる効果は、以下のとおりです。
- ビタミンC…免疫力UP、コラーゲンの生成 など
- アントシアニン…老化防止、記憶力の維持 など
- ペクチン…整腸作用 など
犬にいちごを与える方法とポイント
いちごを犬に与える時のポイントは ① へたを取る ② 薄くスライスするorすりつぶす ③ 生で与える の3つです。
① へたを取る
いちごのへたは消化しにくいため取り除きます。 犬が食べてしまっても、食べてはいけない成分は含まれていないので焦らずに様子を見てください。 異変が見られるようでしたら動物病院に連れていきましょう。
② 細かくスライスorすりつぶす
犬にとって、いちごは食物繊維が多く消化しづらい食べ物です。加えて、1粒丸呑みをしてしまうと喉につまらせる原因になります。
薄くスライスするか、すりつぶして与えることで消化しやすくなり、喉につまらせるリスクを減らすことができます。
③ 生で与える
いちごに含まれるビタミンCは熱を加えると壊れてしまいます。成分を効率よく摂取できるように、生で与えるようにしましょう。
ドライいちごを与えるのもいいですが、必ず砂糖不使用のものを与えて下さい。
犬にいちごを与える時の注意点
① いちごアレルギーに注意 ② 食べすぎに注意 ③ 加工食品を与えないようにする
①いちごアレルギーに注意
犬がいちごを摂取すると、アレルギーを発症する場合があります。
- アレルギーの症状として
- 嘔吐
- 下痢
- 皮膚のかゆみ などがあります。
初めていちごを与える時は、ほんの少量にするなど、特に注意して与えて食後の様子をよく確認するようにしましょう。
-桃やリンゴでアレルギーが出た犬には与えないで!-
いちごはバラ科に属します。
そのため、同じバラ科の食べ物である桃やリンゴなどでアレルギー症状が出たことがあれば与えないでください。
②食べすぎに注意!
いちごに含まれる「ペクチン」には整腸作用があります。
しかし、食べた量が多すぎると腸内バランスが崩れて下痢をしてしまうことがあります。
犬に与えるいちごの量の目安⇒体重1kgあたり3~5グラム
※あくまでこれは目安なので、愛犬に合わせて与える量を変えましょう。
いちごは1粒1粒の大きさが違うため、毎回1粒ずつ重さを計ってからあげましょう。
また、犬がいちごを食べることに慣れてしまうと、味がほぼついていないドッグフードを食べなくなってしまう場合があります。
いちごに限らず、他の果物や人の食べ物に慣れさせてしまうとドッグフードを食べなくなってしまうため注意をしましょう。
③いちごの加工品は絶対に与えてはいけない
いちごの加工品である「ジャム」「ドライいちご(加糖)」「いちごソース」などは、絶対に与えないでください。
いちごの加工品には多量の砂糖が使われている食品が多いです。また、中毒症状を引き起こすチョコレートなどが含まれていることもあります。人のために製造された加工食品を与えることは犬の健康に悪影響を及ぼします。
犬が勝手に物を食べないように、身の回りの物の管理やしつけにも気を配りましょう。
犬のいちごについてのまとめ
犬にとって、いちごは健康に良い栄養成分が含まれる果物です。 けれども、健康のために特別に食べさせた方が良いものというわけではありません。 日常的に与えるのではなく、ご褒美としてたまに少しだけあげるくらいにするといいですね。