愛犬が地面に体をこすりつける姿を見たことがある方は多いでしょう。 シャンプーの直後なのにお構いなしに土や芝生の上でゴロゴロされてしまうと、飼い主としてはショックな行動ですが、実は犬のさまざまな気持ちや本能によって行われる行動です。 本記事では、犬が地面に体をこすりつける理由や行動の背景について詳しく解説し、愛犬の気持ちを理解する手助けをします。
1. 匂い
1.1 自分の匂いを広げる
犬は非常に嗅覚が発達しており、周囲の匂いを敏感に感じ取ります。
地面に体をこすりつけることで、自分自身の匂いを周囲に広げ、テリトリーを示すことがあります。
特に他の犬が通った後や、気に入った場所では、自分の匂いを残したいという本能から、自分の体をこすりつけることがあります。
1.2 自分の匂いを消す
犬の本能には、敵に自分のにおいを気付かれないように、土や草などにおいの強いものを体にこすりつける習性があります。
特にシャンプーのあとは、シャンプーの匂いに違和感を感じていたり、強い匂いを発していると思った場合に、自分の体を地面や草むらにこすりつけることがあります。
シャンプーのあと、家具や床に体をこすりつけているのも、この本能から来ているのかもしれません。
2. かゆみや不快感の解消
2.1 アレルギーや皮膚の問題
地面に体をこすりつける行動は、犬が皮膚にかゆみや不快感を感じている場合にも見られます。
この場合、特に体の特定の部分を地面にこすりつけることが多いので、その部分の様子を確認し、必要に応じて獣医師に相談しましょう。
2.2 寄生虫の影響
皮膚にノミやダニなどの寄生虫がいる場合、犬は非常に不快感を感じます。
これらの寄生虫が引き起こすかゆみを和らげるために、地面に体をこすりつける行動を取ることがあります。
この場合は、獣医師に相談し、駆虫薬の投与など適切な処置を行いましょう。
また、多くの飼い主が一番恐れている、雨上がりの泥んこの中で愛犬がゴロゴロする行動。
これは犬が野生で暮らしていた頃、体に付いた寄生虫やなどを落とすための行動であったため、犬にとっては自然な行動の一つです。
しかし、次に説明するように、単純に楽しいからという理由もあります。
3.遊びの一環、楽しいという気持ちの表現
単純に楽しいという理由で犬が地面に体をこすりつけていることもあります。
特に若い犬や体力が有り余っている犬は、地面に体をこすりつけることで楽しい体験を味わっている可能性があります。
楽しくて興奮しているときに、室内でもこの行動を見せる犬もいます。
4. 社会的なコミュニケーション
4.1 他の犬との関係構築
犬は社会的な動物であり、他の犬との関係を築くために、さまざまな行動を取ります。
よく見られる行動はおしっこによるマーキングですが、地面に体をこすりつけることでも、そこから他の犬に自分の匂いを伝えたり、相手の匂いを感じ取ったりすることがあります。
4.2 飼い主へのアピール
飼い主からの注目を集めたいときにこの行動をすることがあります。
以前、地面にゴロゴロと体をこすりつけた時に飼い主が「あー!」等と反応したことを犬が覚えていて、飼い主に自分の存在をアピールする手段として使っている可能性があります。
犬が地面に体をこすりつける場所に注意
かゆみや寄生虫の問題ではない時でも、犬が地面に体をこすりつける時には、その場所に注意です。
例えば草むらであれば、草に除草剤が付着している可能性があるので、帰宅後に犬の体をしっかりと拭いてあげる必要があります。
ほかのわんちゃんがおしっこ等をしたと思われる場所等、衛生面に問題がありそうな場所で体をこすりつけ始めた場合は、名前を呼んだりおやつを使って呼び戻し、やめさせましょう。
まとめ
犬が地面に体をこすりつける行動は、自分の匂いを消したり、広げたり、かゆみを解消したり、本能的なものや病気の可能性など様々あります。 愛犬の行動を理解することで、彼らの気持ちをより把握することができます。 地面に体をこすりつける行動が見られた場合は、単純に心配するのではなく、その理由や背景等から好きにさせてあげてもいいかもしれませんね。