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  • きもち・しぐさ
  • 2025/04/08

犬が舐めてくる理由とは?顔や手を舐める心理や対処法を徹底解説

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犬と暮らしていると、ふとした瞬間に顔や手を舐めてくることがありますよね。 その仕草は可愛らしくもありますが、「なぜ舐めてくるのか」と疑問に思ったことはありませんか? 犬が舐めてくる行動の裏には、実はさまざまな心理が隠れています。 愛情のサインであることもあれば、ストレスや体調不良のサインである場合もあるでしょう。 この記事では、犬が舐めてくる理由や正しい対処法、注意点までを詳しく解説します。 愛犬の気持ちを理解し、より良い関係を築くためにぜひ参考にしてください。

犬が舐めてくる主な理由

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まずは、愛犬が飼い主さんを舐める主な理由について確認していきましょう。 舐めてくる状況も合わせて観察することで、犬の気持ちをより深く理解できます。

愛情表現

犬が人間を舐める行動の最も多い理由として、愛情表現が考えられるでしょう。


犬は信頼している相手に対して、「好きだよ」「安心してるよ」という気持ちを伝えるために舐めることがあります。


これは、犬同士でもよく見られる行動で、親犬が子犬を舐めて世話をするのと同じように、舐めることで絆を深めようとしているのです。


とくに外出先から家に帰ってきたときや、しばらく会っていなかった飼い主に再会したときなどに、感情が高ぶって舐めることがあります。


味や匂いに興味がある

犬は嗅覚と味覚が非常に優れており、人間の皮膚に残る匂いや味に敏感に反応します。


汗や皮脂、食べ物の匂い、香水やハンドクリームの香りなど、興味を引く要素があると、それを確認するために舐めるのです。


とくに食事の準備中やごはんの時間が近づいているときには、「お腹すいたな〜」という気持ちから舐めてくることもあります。


飼い主の手や口元は、匂いがつきやすい場所なので、食べることが好きなわんちゃんによく狙われがちです。


ストレスや不安の表れ

犬はストレスや不安を感じると、自分を落ち着かせるために飼い主の手を舐めることがあります。

また、助けを求める意思表示として舐めてくるケースもあるでしょう。


たとえば、引っ越しなどの環境の変化や、家族が増えたなど、日常生活に変化があった場合に舐める頻度が増えることがあります。


ときには体調不良や病気のサインであることもあるため、頻繁に舐める行動が見られるようになった場合には注意が必要です。

飼い主のどこを舐めるかによっても意味が変わる

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犬が舐めてくる場所によっても、その行動の意味や心理が異なります。 ここでは、顔・手・足の3つの代表的な部位に分けて、犬の気持ちを確認していきましょう。

顔や口まわりを舐めてくる

犬が顔や口まわりを舐めてくる行動は、母犬に食べ物をねだる子犬の本能的な行動と関係しています。


これは、愛犬が信頼している相手に甘えたい、従いたいという気持ちを表すときに出やすい行動です。

また、飼い主の表情や反応を読み取るために顔を舐める場合もあります。


顔を舐められるのは、犬にとって「大好き」「信頼しているよ」という非常に親密なサインであるといえるでしょう。


手を舐めてくる

手は日常的に多くの物に触れるため、食べ物などの匂いがつきやすい部位です。

犬にとっては「何か面白い匂いがするぞ!」という興味から舐めることがあります。


また、撫でてもらって嬉しかったときや、構ってほしいときにも手を舐めることがあります。

愛犬が「甘えたいな〜」や「もっと遊んで!」という気持ちを伝えているサインかもしれません。


関連記事:犬が手を舐めるのはなぜ?飼い主の手・自分の手(前足)を舐める理由を知ろう!


足を舐めてくる

飼い主がリラックスしているときや、ソファで横になっているときなどに足を舐めてくることがあります。

「今は安心できる時間だ」と感じている証拠で、「一緒に安心したい」「そばにいたい」という気持ちの表れと考えられるでしょう。


また、人間の足は犬の目線にあるので、飼い主さんの気を引きたいときにも足を舐めることがあります。


さらに、人間の足の裏には汗腺や分泌腺があるため、その独特なニオイが気になるとペロッと舐めて確認することもあるようです。

愛犬が舐めてくる行動は放置しても大丈夫?

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犬が舐めてくる行動は、基本的には本能や感情に基づく自然な行動です。 しかし、そのまま放置して良いケースと、注意が必要なケースとがあります。 ここでは、舐めてくる行動を放置していいかどうかの判断ポイントを解説します。

放置しても問題ないケース

舐め方が軽く、頻度も少ない場合はとくに問題ありません。


たとえば飼い主が帰宅したときや、リラックスしているときに少しだけ手や顔を舐めてくる場合は、「大好きだよ」「安心しているよ」という気持ちの表れです。


このような舐め方は、犬との信頼関係が築けている証拠とも言えるので、過剰に止める必要はありません。

飼い主にとっても負担でなければ、スキンシップの一環として受け入れてもよいでしょう。


放置しない方がよいケース

一方で、しつこく何度も舐めてくる場合や、やめさせようとしてもやめない場合には注意が必要です。


このような行動は、飼い主に構ってほしいという強い欲求が背景にあったり、ストレスや不安、さらには体調不良のサインであったりする可能性もあります。


とくに、舐める行動がエスカレートしてきた、以前よりも頻度や強さが増している、という場合は注意しましょう。

舐める行動があまりにも頻繁で、犬自身が落ち着きを失っているようであれば、放置せず必要に応じて獣医師や専門家に相談することが大切です。

舐めてくるのをやめさせたい場合の正しい反応

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犬に舐められて「かわいい」と感じることがある一方で、場面や頻度によっては「やめてほしい」と思うこともあるでしょう。 とくに、外出前にメイクをしていたり、就寝中に舐められて眠れなかったりと、日常生活に支障が出るケースもあります。 そんなときは、感情的に怒るのではなく、犬の気持ちを理解したうえで冷静に対処することが大切です。 【舐めるのをやめさせたいときの対処法】 ● 無視する ● 代わりにおもちゃを渡す ● 指示(コマンド)を出してコントロールする ここでは、舐める行動を穏やかにやめさせるための基本的な対処法をご紹介します。

無視する

まず有効なのが、愛犬が舐めてきても無視することです。


たとえば舐めたときに「もう〜」と声をかけたり、手を引っ込めたりすると、「舐めると反応がある=嬉しいことが起きる」と学習してしまいます。

飼い主さんに構って欲しいと思っているわんちゃんは、リアクションがあると嬉しくなって、舐める行動がエスカレートしてしまうかもしれません。


そこで、愛犬が舐めてきたときには目を合わせず、声もかけず、無反応でいることがポイントです。

舐められたくないときは、何事もなかったかのようにその場を離れてみましょう。


最初はしつこくされるかもしれませんが、根気よく続けることで、舐めても意味がないことを理解し、次第に舐める行動が減っていくはずです。


代わりにおもちゃを渡す

犬が舐めたくなるのは、何かしらの欲求やエネルギーの発散先を求めているからです。

そのエネルギーを別の行動に置き換えるために、噛むおもちゃや知育トイを与えるのも効果的です。


たとえば、舐めてきた瞬間に「はい、これで遊んでね」とおもちゃを渡すことで、注意をそちらに向けることができます。


とくに子犬や若い犬には遊びや刺激が必要なので、舐める行動の代わりに夢中になれるものを用意するのはとても効果的です。


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指示(コマンド)を出してコントロールする

普段から「おすわり」「まて」「やめて」などの基本的なコマンドを教えておくことで、舐める行動を落ち着いてコントロールすることが可能になります。


たとえば、犬が舐めてきたときに「やめて」と一度だけ指示を出し、それに従ったらすぐに褒めてあげるような流れを繰り返すことで、行動をコントロールしやすくなるでしょう。


この方法は、犬との信頼関係を深める上でも非常に有効ですし、しつけ全般においても大切なスキルとなります。

大事なのは一貫性と、ポジティブな行動(ほめる、ごほうび)をセットで行うことです。


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犬が舐めてくるときの注意点

犬に舐められることは基本的に問題ない行動ですが、状況によっては注意すべきケースもあります。


飼い主側と犬側、それぞれのリスクについて見ていきましょう。


人が舐められるときの注意点(飼い主側)

【舐められることのリスク】

  • 細菌感染のリスク
  • 皮膚トラブル
  • アレルギー反応

犬の口の中には多くの細菌が生息しており、皮膚に傷がある場合や、免疫力が低下しているときに舐められると、感染症のリスクが高まります。


とくに敏感肌の人は、頻繁に舐められると、肌が赤くなったりかぶれたりすることがあるため注意しましょう。


さらに、犬の唾液に含まれるたんぱく質に対してアレルギーを持っている人もいるため、不用意に人を舐めないようにしつけることも大切です。


愛犬が舐めてくるときの注意点(犬側)

【舐めることのリスク】

  • 有害な成分の摂取
  • ストレスや強迫的な行動の可能性
  • 口腔トラブルのサイン

愛犬が飼い主の手や足を舐めることで、皮膚についていた化学成分を口にしてしまう危険性もあります。

たとえば、ハンドクリームや日焼け止め、アルコール消毒液などには、犬にとって有害な成分が含まれている場合があるため注意が必要です。

さらに、ネギ類やカカオなどに含まれる成分は中毒を引き起こすリスクがあります。

食事中や調理中の手を舐められないように気をつけましょう。


また、犬が過度に舐める行動を繰り返している場合、それはストレスや強迫性行動の一種かもしれません。

舐めることが習慣化してしまい、落ち着きがなくなったり、睡眠が浅くなったりする場合は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。


そして、急に舐める行動が増えた場合は、口の中に違和感があるサインかもしれません。

歯茎の腫れ、口臭、歯石の蓄積などが見られるようであれば、動物病院での診察を検討しましょう。

まとめ

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犬が舐めてくる行動には、愛情や信頼を示す気持ちから、ストレスや不安のサインまでさまざまな意味が込められています。 舐める部位やタイミングをよく観察することで、愛犬の心理状態を読み解くヒントになるでしょう。 また、舐める行動を過度に許してしまうと、衛生面の問題や愛犬の健康リスクにつながることもあるため、適切な対応としつけが必要です。 愛犬との信頼関係を大切にしながら、お互いに心地よく過ごせる環境を整えていきましょう。 日々のちょっとした行動にも、愛犬からのサインがたくさん隠れています。 わんちゃんの気持ちをしっかり受け取って、より深い絆を育んでいってくださいね。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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