犬がトイレを覚えてくれない理由や対処法を知っておくと、トイレトレーニングに役立ちます。 「この子はもしかして頭がよくないのかも?」なんて思う前に、理由を探ってみましょう。
1.犬がトイレを全然覚えないのはなぜ?
犬が全然トイレを覚えてくれないのは、ちゃんと理由があります。
1) 犬がトイレの場所を知らない
犬は、本能的にトイレの場所が決まっているわけではありません。
飼い主がきちんと教えていなければ、どこで排泄してよいのか分からないでしょう。
適当な場所にトイレを作り、そのうち分かってくれるだろうと放置しているだけでは理解してもらえません。
決められた場所で排泄するよう、促しましょう。
2) トイレを間違えやすい環境にしている
犬が眠る場所や、食べ物がある場所の近くにトイレを設置していると、犬が「ここはトイレだ」と理解しにくくなります。
人間でも同じですが、ベッドの横や食事するテーブルの横にトイレがあるのは不愉快ですよね。
「ここではトイレしたくないなあ!」と考えるでしょう。
3) トイレを失敗したときに叱っている
最初のうちは、犬がトイレの場所を理解していないため失敗は当たり前です。
失敗しないよう飼い主が適切に誘導する必要があります。
もしサインに気づかず失敗してしまっても、犬を責めるのは逆効果です。
「トイレの場所を間違えたから怒られている」のではなく「排泄自体が怒られること」と勘違いしてしまいます。
2.犬がトイレを全然覚えないときの対処法とは?
いろいろと考えて頑張っているけれど犬がトイレを全然覚えてくれないときは、トイレトレーニングのやり方を見直す必要があります。
1) トイレに柵を作って排泄するまで待つ
いつも排泄するタイミングがあるなら、そのときにトレーニングを済ませましょう。
寝起きや食事の後など、ある程度タイミングは決まっています。
子犬の場合はトイレの回数が多く、トレーニングの回数を増えるので、より早く覚えてもらえるでしょう。
トイレシートやトレーを置いた場所に柵を作り、トイレが終わるまで出さないようにします。
2) オシッコのニオイがついたものをトイレに置く
犬は自分のオシッコのニオイがついたところに排泄しやすい傾向があります。
他の犬のオシッコでも、マーキングをしようとしてトイレを覚えてくれる可能性があります。
なかなかトイレを覚えてくれないときは、誘導するだけでなく「ここがトイレである」と犬が分かるような配慮が必要です。
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