病気や怪我などで愛犬が動物病院を受診するとき、飼い主さんは不安や心配から精神的に余裕がなくなります。 そこで、動物病院を受診するときに押さえておきたいポイントについて解説します。 予備知識を備えておくといざという時に慌てなくて済みますので、ぜひ参考にしてください。
1.動物病院を受診するときに用意しておくもの
愛犬が体調を崩して動物病院に連れてく際に持っていくべきものを説明していきます。
1) 病状の内容を書いたメモ
診察室に入ると獣医師から様々なことを問診されます。言葉が話せないワンちゃんに代わって、飼い主さんがしっかりと病状の説明をしなくてはなりません。
そんなときに、「いつ頃から具合が悪くなったのか」「どんな症状があるのか」「いつもと違った気になる愛犬の様子」など、思いつくことをあらかじめメモ書きしていくと問診がスムーズに進みます。
2) 排泄物や嘔吐物
下痢や嘔吐、排尿の回数の異常などの症状がある場合は、排泄物や嘔吐物を動物病院に持参しましょう。
排泄物や嘔吐物の色や形状などから得られる情報は多く、持参したものを検便や検尿にまわせる場合もあります。便や嘔吐物はティッシュなどに包まず、ビニール袋や容器に直接入れます。
3) 症状が現れたときの動画
例えば、獣医師に「咳が出るんです」と訴えたとしましょう。
ところが、咳と一口に言っても「乾いた咳」や「淡のからんだ咳」「ヒューヒューと音がもれるような咳」など色々な種類の咳がありますね。診察中に必ず気になる症状が現れるとは限りません。
そこで、スマートフォンやデジタルカメラの動画機能を使って、症状が現れたときに撮影しておきます。それを獣医師に見てもらえば、診断に役立つ情報を獣医師に提供できます。
2.愛犬を動物病院で受診するときのマナー
ここから、愛犬を動物病院に連れて行った時のマナーを説明していきます。
1) 待合室では愛犬にリードをつけるかキャリーケースに入れておく
動物病院の待合室では、愛犬はリードをつけて抱っこをするかキャリーケースに入れておきましょう。他の動物とトラブルになったり、病院から脱走したりすることを防ぐためです。
いつもは大人しい性格の犬でも、動物病院の独特な雰囲気に呑まれて普段と違う行動を取る可能性がありますので、注意が必要です。
2) 診療時間終了間際の受診は避ける
愛犬の具合が急に悪くなった場合を除き、診療時間終了間際に病院に駆け込むことは避けましょう。
病院側にとって迷惑なだけではなく、検査や処置などに時間をかけられず、十分な治療を受けられないことがあるからです。
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3.愛犬を動物病院で診察してもらうときは持ち物とマナーを忘れずに
動物病院を受診するときに知っておくと役立つことをご紹介しました。 動物病院ではマナーを守り、獣医師になるべく多くの情報を提供できるように心がけてくださいね。