犬も飛行機で耳がキーンとすることがあります。飼い主と離れて過ごすうえに、気圧の変化による不調も心配ですよね。見えにくい不安に備えて、耳への影響や事前の対策を知っておきましょう。
本記事の内容
1. 犬は飛行機で耳が痛くなるの? 2. 飛行機で犬の耳に起きるかもしれない症状 3. 耳への負担を減らすためにできる準備と対策 4. 飛行機に乗せたあと、耳の様子がおかしいと感じたら 5.犬の耳トラブルを防ぎ、安心して飛行機に乗せるために
1. 犬は飛行機で耳が痛くなるの?
犬も飛行機の気圧変化によって耳に違和感や痛みを感じることがあります。
飛行機が上昇・下降する際、気圧が急激に変化するため、耳の中の圧力とのバランスが崩れ、一時的な不快感や圧迫感が生じるのです。この点は人間と同じで、犬も同様の影響を受ける可能性があります。
ただし、症状の出方には個体差があります。
パグやフレンチブルドッグなど耳の構造が短い犬種や、小型犬のように繊細な体を持つ犬は、気圧の影響を受けやすい傾向があります。
一方で、まったく気にしない犬もいるなど、感じ方には差があります。
すべての犬が飛行機で耳に痛みを感じるわけではありませんが、そうした可能性があることは知っておきましょう。
2.飛行機で犬の耳に起きるかもしれない症状
フライト後に「耳をしきりにかく」「頭を振る」「耳の中を気にする」といった仕草が見られる場合、気圧の変化による違和感や不快感が影響している可能性があります。
また、中耳炎や外耳炎など、もともと耳に炎症がある犬は、飛行機の気圧変化によって痛みや違和感が強まることがあります。何度も耳をこすったり、鳴き声をあげたりするような様子が見られた場合は、早めに獣医師に診てもらいましょう。
ただし、こうした行動がすべて耳の異常によるとは限りません。飛行機の音や振動、慣れない環境によるストレスで耳まわりを気にすることもあります。原因を見極めるためにも、気になる変化があれば獣医師に確認してもらうと安心です。
3. 耳への負担を減らすためにできる準備と対策
飛行機に乗せる前に、まずは健康診断を受け、耳をはじめ、他にも問題がないかチェックしておくのが安心です。耳の疾患がある場合は、事前に獣医師に相談しましょう。
また、当日までにクレートに慣れさせておくことも大切です。飛行中、犬は基本的にクレート内で過ごすため、慣れていないとストレスで耳をかくなどの行動が出やすくなります。
気圧変化を緩和するような耳栓などは犬には使えないため、できるだけリラックスした状態で乗せることが一番の対策といえます。また、航空会社によっては気温・湿度管理されたペット専用の貨物室があるので、利用予定の会社の対応も事前に確認しておきましょう。
4.飛行機に乗せたあと、耳の様子がおかしいと感じたら
飛行機を降りたあと、犬が耳を気にするような仕草をしていたら注意が必要です。
片耳だけを傾けていたり、頭を振る、耳を床や家具にこすりつけるといった行動が見られる場合や、耳の中に赤みやにおいがあるときは、早めに動物病院で診てもらいましょう。
気圧の変化が直接の原因でなくても、飛行機の移動をきっかけに耳の異常が現れることがあります。帰宅後は静かで落ち着ける環境を整え、愛犬がしっかり休めるようにしてあげてください。あわせて、体調や行動にいつもと違う様子がないか、よく観察しましょう。
5.犬の耳トラブルを防ぎ、安心して飛行機に乗せるために
犬の耳は繊細で、気圧の変化に敏感な子もいますが、きちんと準備をしておけば必要以上に心配しすぎる必要はありません。 大切なのは、「普段から耳の健康をチェックしておくこと」と「飛行機に乗る前のちょっとした準備」です。 飼い主の安心は、きっと愛犬にも伝わります。少しの準備で、犬も飼い主も気持ちよく空の旅を楽しめるようになりますように。