「愛犬と一緒に旅行して、思い出をたくさん作りたい!」 そんな飼い主さんたちの思いに応えるように、ペット同伴OKのホテルや旅館が増えてきました。 愛犬を連れて旅行することは珍しくない時代になったと言えますが、肝心のワンちゃんにとっては旅行がとんでもない「ストレス」になることがあります。 今回は、旅行でストレスを受けやすいワンちゃんの性格をタイプ別にご紹介します。 自分の愛犬の性格のタイプを確認し、一緒に行く旅行の参考にしてみて下さい。
1.旅行でストレスを受けやすい性格の犬とは?
旅行でストレスを受けやすい犬の性格として、「繊細で神経質な犬」「臆病な犬」「じっとしていることが苦手な犬」の3つがあげられます。 これから、それぞれを説明していきます。
1) 繊細で神経質な犬
枕が変わると眠れないタイプの人がいるように、普段と違う環境に身を置くことが苦手な繊細で神経質な犬にとっては、旅行中に受けるストレスは相当なものになります。なかには、旅先でトイレをしなくなってしまう犬もいます。
このタイプの犬への対処法は、旅行中でもなるべく普段の生活と変わらない環境を用意してあげることです。愛用の食器やクッション、タオルなどを持参して、普段と同じ環境で、なるべくリラックスできるようにします。ストレスを受けるとお腹を壊しやすくなりますので、フードは食べ慣れているものを与えましょう。
2) 臆病な犬
旅先では多くの人に出会いますし、初めて訪れる場所には心が踊りますね。
ただし、臆病な犬にとっては、これらが“不快な刺激”になりがちです。特に注意していただきたいのが、飛行機の移動がある場合です。一部のツアー旅行などを除いて、基本的に犬は機内には入れません。この場合、クレートに入れた状態で照明のない貨物室に置かれることになります。飼い主さんと離されて真っ暗の貨物室で大きい音に怯える時間は、臆病な犬にとっては耐えられないくらいの恐怖を体験する時間となります。
この恐怖体験がトラウマとなり、些細な物音にビクビクしたり無駄吠えが増えたりすることもありますので、飛行機は避けた方が無難です。
3) じっとしていることが苦手な犬
移動時間が長い旅行は、ワンちゃんがクレートやキャリーバッグに入っている時間も長くなります。日頃、クレートに入り慣れていない活発なタイプの犬にとっては、閉じ込められている時間が苦痛になりクレートの中で暴れるケースもあります。そうなると、静かにしていられない愛犬に手こずり、飼い主さんまでストレスがたまってしまいます。
愛犬との旅行をお考えの方は、子犬の頃から一定の時間クレートの中で過ごさせる練習をしましょう。また、クレート内にいつも使っているタオルやおもちゃを置いてあげると、ワンちゃんが精神的に落ち着きます。
旅行でストレスを受けやすい性格を知り、楽しい旅行にしましょう!
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