犬は人より成長スピードが早く、犬の1歳は人でいうと20歳くらいだと言われています。 そのため、子犬と呼ばれる時期はとても短くあっという間です。 また、子犬から成犬になるまでの切り替わりは犬種によって異なります。 ここでは、何歳から成犬になるのか、犬の成長についてご紹介します。
1.子犬が成犬になるのは何歳から?
犬種や犬によって異なりますが、だいたい10ヶ月~1歳6ヶ月程度で成犬になります。 一般的に、小型犬の方が早く成長し、大型犬の方がゆっくり成長します。 ここから、「超小型犬・小型犬」「中型犬」「大型犬・超大型犬」の犬の大きさ別に犬の成長を説明していきます。
1) 超小型犬・小型犬:10ヶ月~1歳から
体が小さい超小型犬・小型犬は成犬になるのが『10ヶ月~1歳頃』と早いです。 寿命は約13~16歳と長い傾向にあります。 性成熟は早く、5ヶ月~6ヶ月程度です。 老犬と呼ばれるシニア期に入るのは比較的遅く、7歳頃だと言われています。
2) 中型犬:1歳前後から
中型犬は成犬になる時期はだいたい『1歳前後』です。 中型犬は成犬時の体重10〜25kgと幅が広いため、種類によって多少成犬になる時期が違います。 寿命は12~14歳ほどで小型犬より少し短く、大型犬より長い傾向にあります。 性成熟の時期はだいたい6~7ヶ月です。 シニア期に入るのは、超小型犬・小型犬と同じで7歳前後になります。
3) 大型犬・超大型犬:1歳6カ月前後
大型犬は成犬になる時期は最も遅く、『1歳6ヶ月前後』です。 セントバーナードやマスティフなど、体重が100kg近くになる超大型犬と呼ばれる犬種は、2年ほど成長を続けることもあります。 寿命は最も短く、10~12歳程度です。 性成熟の時期は遅く6~8ヶ月程度です。 シニア期に入るのは早い犬で5、6歳前後になります。
2.子犬が成犬になると何が変わる?
子犬から成犬になると犬の体はどうなっていくのでしょうか? ここでは成犬になると変わることについてご紹介します。
1) 食餌が成犬用へと変更
成犬になると食餌が成犬用へと変更になります。 子犬用は体を作るためにカロリーが高く設定されているため、成犬が子犬用ドッグフードを食べ続けると肥満に繋がる可能性があります。 オールシーズン用を食べている場合は問題ありませんが、子犬用ドッグフードをあげている場合は変更しましょう。 ● 子犬から成犬に成長する時のドッグフードを切り替える方法
2) 免疫力・体力が向上
成犬になると体にしっかりと筋肉がつくため、体力がつくため、免疫力が向上します。 病気になりにくく、感染症などに感染しても完治する割合が上がります。
~関連記事~● 成犬の社会化に悩んだときには?
● 成犬でも遅くない!しつけ方のコツ