• 犬の種類と特徴
  • 2022/07/05

ボーダーコリーの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、ボーダーコリーを飼おうと考えている方へ、ボーダーコリーに関する特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介いたします。 ボーダーコリーを飼育したいと考えている方は、ぜひご参考にしてみてください。

ボーダーコリーの特徴

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ボーダーコリーは、イギリス原産の犬種です。 トナカイ用の牧畜犬とイギリスの牧羊犬やラフ・コリーの祖先犬が交配し、ボーダーコリーが生まれたといわれています。 がっしりとした体つきのボーダーコリーは、疲れ知らずのスタミナを持っています。 そして、賢さは犬の中でNo.1だといわれており、飼い主が教えるコマンドをすぐに覚えてくれます。白黒やレッド、マール種などさまざまなカラーバリエーションがあり、とても人気の高い犬種です。

ボーダーコリー 抜け毛・被毛

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ボーダーコリーはダブルコートで、長毛の「ロングコート」と短毛の「スムースコート」の子がいます。春・秋は換毛期で抜け毛が多くなるため、ブラッシングなどの被毛ケアをしましょう。

被毛は2層で構成されます。

  • 保温効果のあるアンダーコート
  • 外部からの刺激を防ぐオーバーコート

ダブルコートの長毛種は寒さには強いですが、暑さにはとても弱いです。夏に冷房をつけるのはもちろん、冬の暖房の温度をあげすぎないように注意しましょう。

ボーダーコリーの性格

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ボーダーコリーの基本的な性格の特徴は、以下の9個です。

  1. 飼い主に忠実
  2. 警戒心が強い
  3. 敏感
  4. 活気がある
  5. 粘り強い
  6. 聡明
  7. 思慮深い
  8. 観察力が非常に優れている
  9. 身体能力が高い

など

ボーダーコリーは飼い主に対しとても忠実な子が多いです。ただ、しつけを怠ると、飼い主を自分より下に判断し、飼い主の指示に従わなくなることがあります。しっかりしつけて主従関係を構築しましょう。

 

ボーダーコリーの性格は毛質によっても違いがあります。

短い毛質「スムースコート」の子は、自分勝手で頑固なきつい性格の子が多いです。ウェーブのある長毛「ロングコート」の子は、大人しく家庭犬向けといわれています。ボーダーコリーを飼いたいけど、うまく飼育できるか不安という方は、「ロングコート」の子をおすすめします。

 

オスの性格

ボーダーコリーのオスはやんちゃで警戒心が強く縄張り意識が強いです。

飼い主以外の人や他の犬に対して攻撃性を見せたり、吠えたりすることがあるため、メスよりもしっかりしつける必要があります。いつまでも子犬のままのような朗らかさがあり、運動や飼い主との遊びをとても好むため、愛犬とたくさん遊びたい方にはオスがおすすめです。

 

メスの性格

メスのボーダーコリーはオスよりも警戒心が少なく、他の動物とも仲良くできる優しい性格の子が多いです。そして、感受性が高くて飼い主の気持ちを読み取れるため、しつけをしやすいです。なので、多頭飼いや子どものいる家での飼育に向いています。

ボーダーコリーの大きさ

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ボーダーコリーはやや大きめの中型犬に分類される犬種です。 ここでは、ボーダーコリーの大きさを詳しく解説します。

ボーダーコリー 成犬の体高

JKCによるとボーダーコリーの成犬時の体高は、53cm程度が理想的です。

オス・メスで体高の基準はあまり変わりませんが、メスの方がオスよりわずかに低い傾向にあります。

 

ボーダーコリー 成犬の体重

ボーダーコリーの成犬時の体重は、16~23kgが一般的です。

なお、オス・メスで体重の基準は異なります。

オス

18~23kg

メス

16~20kg

JKCでは体重の規定がないため、適切な体型かどうかチェックしたいときはボディコンディションスコアを用いて判断をしましょう。

ボーダーコリーの値段・価格相場と選び方

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ボーダーコリーの価格相場は、ペットショップは32万円程度、ブリーダーでは36万円~47万円です(2022年6月)。血統や毛色によってはもっと高額なワンちゃんもいるようです。なお、ボーダーコリーの価格相場はカラーでも異なります。 カラー4種の平均価格をまとめたので、参考にしてください。

ブラック&ホワイト(白と黒)

36万円

レッド&ホワイト(オレンジと白)

43万円

ブルー&ホワイト(灰色と白)

36~43万円

ブルーマール(グレーに黒のブチ模様)

44~47万円

 

ボーダーコリーの選び方

ボーダーコリーの子犬を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・皮膚や被毛にはフケや汚れなどがなくツヤがあるか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・抱き上げた際に股関節や後ろ脚に違和感はないか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときに大人しいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ボーダーコリーがなりやすい遺伝病には、以下のようなものがあります。

  • 股関節形成不全
  • セロイドリポフスチン症
  • コリーアイ症候群 など

基本的に遺伝病を持つ子は繁殖をさせないのですが、中には繁殖させてしまうブリーダーもいます。ボーダーコリーは犬の中でも遺伝性疾患が多い犬種なので、実際にブリーダーさんのところに行き、親のボーダーコリーの様子を見てからお迎えすることをおすすめします。

 

特にマールカラーの子は、視力・聴覚・内臓などに障害が発生する可能性が高いといわれています。お迎えした子の遺伝子に異常があり繁殖を行えないケースがあるため、そのことを理解したうえでお迎えしましょう。

ボーダーコリー 飼い方のポイント

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ボーダーコリーは、室内でも屋外でも飼うことができる犬種です。 ですが、どちらかというと室内で飼うことをおすすめします。

なぜなら、屋外での飼育には以下5つのデメリットがあるからです。

  • 長時間ひとりでいることにストレスを感じる
  • 病気のリスク(寄生虫・ノミダニなど)
  • 季節・天候の影響を受ける
  • 吠え癖などが問題で近所トラブルに発展する恐れがある
  • 飼い主と愛犬のコミュニケーションする時間が減る

これらの理由により、ぷにぷにpawではボーダーコリーを室内で飼うことを推奨します。

以下では、ボーダーコリーの子犬をお迎えするときの注意点や飼い方のコツ・ポイントをご紹介いたします。

 

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。かかりつけになる動物病院を事前に探しておけば、お迎え後の健康診断もスムーズに受けることができます。

ボーダーコリーの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをしておくのも大切です。寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージからボーダーコリーを出さず環境に慣れてもらいましょう。初日~1週間はじっくりと様子見を行い、その後にスキンシップをとっていくと子犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

ボーダーコリーを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。ここでは、ボーダーコリーと暮らしていく上で必要なポイントを説明します。

 

【食事のポイント】

ボーダーコリーは運動が大好きで、食後にもはしゃいでしまう子がいます。食後に激しい運動をさせると食事の吐き戻しや胃拡張・胃捻転のリスクが上がってしまいます。食後は静かにさせるようしつけましょう。

ボーダーコリーは約1年で成犬になります。

子犬の頃は消化器官が未発達で、1日分のご飯を一度にたくさんあげても消化できません。

そのため、ご飯を複数回に分けて与える必要があります。

以下の表を参考にご飯を与える回数を調整してください。

5~6か月まで

3回以上

6ヵ月~1歳まで

3回

1歳以降

2回

運動量が多いボーダーコリーには、高たんぱくの食事を与えてください。

脂質の多い食事は肥満を招くため、避けましょう。健康な犬であれば、脂質割合が15%程度のドッグフードをおすすめします。

 

【運動のポイント】

ボーダーコリーは非常に多くの運動を必要とする犬種です。

1日2回、1回につき1~2時間しっかりと散歩をさせましょう。ボーダーコリーを散歩させる際には、徒歩だけでなく走る運動を取り入れるのがおすすめです。他にも、散歩中にドッグランに寄ったり、広い公園でボールやフリスビー遊びなどをしたりして、さまざまな刺激のある運動をさせるとよいでしょう。

 

【お手入れのポイント】

ボーダーコリーには定期的なブラッシングやシャンプー、歯磨き、耳掃除などが必要です。換毛期で毛が生え変わっていくため、トリミングは基本的に必要ありません。

表にボーダーコリーのお手入れの頻度をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング

週に1回以上

シャンプー

1~2ヵ月に1回

歯磨き

毎日

部分的な毛のトリミング

毛の伸びが気になったとき

耳掃除

汚れが目立ったとき

爪切り

爪が伸びているとき

 

【しつけのポイント】

ボーダーコリーは犬の中でも、特に徹底したしつけを必要とする犬種です。

「社会化期」からさまざまな刺激に慣らし、様々な刺激に対して順応できるボーダーコリーに育てる必要があります。この犬種に覚えさせたいしつけには、以下のようなものがあります。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをできるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものか分かるようにする

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをしないようにする

リーダーウォークのトレーニング

飼い主の横につけて散歩をできるようにする

もし、自分だけではなかなかしつけることができない場合は、しつけ教室に行くことを考えた方が良いかもしれません。

まとめ

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ボーダーコリーは、底なし体力、高い知能、忠実さを持ち合わせる犬種です。 ただ、たくさん運動させないと問題行動を起こすこと、悪賢いイタズラをすることがあるため、しつけに手間と時間が必要です。 他の犬種よりも苦労がかかりますが、その先には忠実で最高のパートナーが待っていることでしょう。 ぷにぷにpaw(ぽー)では他の犬種についても詳しく解説しております。 ぜひお読みください。

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スミスさん

幼いころから犬・フェレット・ハムスターなどと生活してきました。 好きな犬はミックス犬。 実家で子供の頃飼っていた子も、スピッツと柴犬のミックスでした。 現在はフェレットの「つな」ちゃんと2人暮らし中。

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