長い胴に、短い足、つぶらな瞳で見上げるかわいい表情などの様々な特徴を持つチャーミングで賢いミニチュア・ダックスフンドは、誰からも愛される魅力があります。 いま飼っている人も、これから飼おうと思っている人も知っておきたい、ミニチュア・ダックスフンドの誕生の歴史と性格について説明します。
1. ミニチュア・ダックスフンドの誕生の歴史
ここから、ミニチュア・ダックスフンドの誕生の歴史について説明していきます。
1) ドイツで生まれた狩猟犬
原産国はドイツで、“ダックスフンド”とは、ドイツ語で“アナグマの犬”という意味。 狭い穴に潜む“アナグマ”を見つけ出すことを目的として作られた犬種です。 アナグマの巣穴に潜り込みやすいように、足は短く、胴は長く、筋肉質で引きしまった体になるよう改良されました。
2) 3つのサイズに分類されるダックスフンド
ダックスフンドという犬種は、日本では3つのサイズに分類されます。
- 胸囲が35㎝を超える → スタンダード・ダックスフンド
- 生後15か月で胸囲が30~35㎝ → ミニチュア・ダックスフンド
- 生後15か月で胸囲が30㎝以下 → カニーヘン・ダックスフンド
2. ミニチュア・ダックスフンドの性格
ここから、ミニチュア・ダックスフンドの性格について説明していきます。
1) 従順で賢くて、好奇心旺盛
ミニチュア・ダックスフンドの一番の魅力は、従順さと賢さです。 もともとハンターの指示に従って狩猟していたため、飼い主にとても従順です。 また、獲物を確実に捕らえるための冷静さや判断力、狭い巣穴の中でアナグマに立ち向かうだけの勇敢さも備えており、とても賢いのが特徴とされています。
2) すぐれた嗅覚とよく響く鳴き声
狩猟に必要不可欠とされる嗅覚は、とても発達しています。 口周りから鼻先までの部分は長くて幅広く、かすかなにおいも嗅ぎ分けるほど優れています。 また、ハンターに獲物の居場所を知らせるため、その鳴き声は大きく、遠くまでよく響きます。
ミニチュア・ダックスフンドは飼いやすい
ミニチュア・ダックスフンドの歴史と性格について説明しました。 ドイツのアナグマなどの狩猟犬として誕生したミニチュア・ダックスフンドは、体が小さく、飼い主に従順で頭が良く、いつも元気いっぱいで日本で飼いやすい犬種と言えます。 なによりもクリクリとした瞳と垂れ下がった耳がチャームポイントです。愛情をもって接することであなたの最高のパートナーになってくれるでしょう。