犬は、飼い主がおやつを投げると口でキャッチしてくれることが多いですが、すべての犬ができるわけではありません。 でも、愛犬が「おやつキャッチ」してくれると、嬉しくありませんか? 「おやつキャッチ」はフリスビーをくわえるのと同じような要領ですが、教え方はあるのでしょうか?
1. 犬に「おやつキャッチ」させるための教え方はある?
おやつキャッチを教えようと思って挑んでみたら、意外ともともとできる子もいるんです。
1) 最初から「おやつキャッチ」ができる犬もいる
犬よっては、「おやつキャッチ」を教える必要がない犬もいます。
なぜなら、投げたおやつを口でキャッチして食べるのは、飼い主とのコミュニケーションや遊びの延長線だからです。
飼い主と遊びたいと考えている犬やおやつが大好きな犬であれば、投げただけで意図を理解してくれます。
教えなくても「おやつキャッチ」ができる犬は、特に何もする必要がありません。
褒めてあげれば「飼い主が喜んでくれるから」とさらにキャッチが上手くなりますよ。
2) できない犬に対しての教え方
「おやつキャッチ」ができない犬にこれを教えるのは少し難しいですね。
おやつを投げても無反応ということは、もともと食欲があまりないからかもしれません。
人間と同じで性格によってはおとなしい子もいます。
おやつやご飯はお皿から食べるものと考えている場合、考え方を変えるには少し時間がかかるでしょう。
では、そんな子に「おやつキャッチ」を教える方法を状況別にご紹介します。
2. 犬に「おやつキャッチ」を状況別に教える方法
ここから、おやつキャッチをまだ習得してない子に教える方法を説明していきます。
1) まずは近い距離から挑戦してみる
アクティブで運動神経がよい犬とは違い、おやつを口でキャッチできない子は遠くから投げてもすぐには反応できません。
まずは口のすぐ近くで投げて受け取ることから始めましょう。
口から数cmの場所であっても、成功したらしっかり褒めてあげます。
飼い主がおやつをキャッチできると喜ぶということがわかれば、犬もやる気が出ます。
いきなり「おやつキャッチ」をやっても何をしたらいいのかわからないので、簡単なステップからやっていくことで犬も理解してくれるようになります。
運動神経の問題だったとしても、練習すればだんだんできるようになるでしょう。
2) おやつを食べる習慣や食欲がない場合の教え方
おやつ自体に興味がない場合、キャッチして食べさせるのは少し難しいかもしれません。
食欲が湧かない原因や、おやつが嫌いな理由を探ってみましょう。
運動不足であれば散歩を増やし、食事の量が多すぎるのであれば調整してみましょう。
犬がおやつに興味を持ったところで、おやつを口に向かって投げてみましょう。
「おやつが食べたい」という気持ちがあれば、教えなくてもできるようです。
高齢犬であったり、病気を持っていて難しい場合は、無理に「おやつキャッチ」を教えず、犬自身が無理せず楽しめる芸を覚えてもらいましょう。
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