• 犬の健康
  • 2020/10/01

犬の投薬について知っておこう~内服編~ 

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ワンちゃんたちには、お薬とは無縁にいつまでも元気でいて欲しいと願うばかりです。 でも、いざワンちゃんと暮らしてみると、外耳炎や下痢など体調を崩してしまい、幼い時でもお薬を処方されることがあります。 そんな時に、「どうやってワンちゃんにお薬を飲ませたら良いのか?」という悩みが出てきます。 この悩みは薬を飲ませる前に事前準備をすることで解決できます。 この記事では、事前準備の必要性、お薬の種類とそれぞれのあげ方のポイント、そして投与前にできる薬の飲み方の練習方法をご紹介します。 今回は内服薬についてご説明します。

1. なぜ犬の投薬には事前準備が必要なのか?

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いざ内服薬や点耳薬、点眼薬などを投与しようとすると 『暴れてなかなか飲んでくれない・飲まさせてくれない』 『点耳薬を見ただけで逃げるようになった』 という話はよく耳にします。 投与する際にかゆみや痛みが伴うと、お薬嫌いがさらに悪化するでしょう。 いつお薬が処方されても、出来る限り嫌がらずにやらせてくれる子にする為には、子犬の頃からの準備が大切です。 いざという時にお薬が飲めなくていつまでも病気が治らないなんて事もありますから、しっかりと準備をしましょう。

2. 犬のお薬の種類 〜内服〜

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内服薬の種類とそれぞれのあげ方のポイントを解説します。 内服薬は①粉②錠剤③液体の3つのタイプがあります。 粉タイプは水や甘い液体に溶かすと、飲ませやすくなります。ごはんにかけてあげる方法もありますが、苦いお薬のせいでごはんが嫌いになることもありますので注意しましょう。 錠剤タイプは缶詰のごはんやチーズなどに包んであげると食べてくれる場合もあります。 しかし、薬だけを飲ませなくてはならない場合もあります。 そういう時に準備もなしに無理やり口を開けて苦い薬をあげ続けると食いしばるようになったり、口を触ろうとすると怒ったりする子もいます。 ですから、しっかりと練習をしてできるだけいやがらないようにしましょう。 液体タイプの場合は、動物病院側が甘くしてくれていたりする為、比較的あげやすいです。注射器の針が付いていないもので、唇のきわからゆっくり飲ませます。

3. 犬にお薬を飲ませる練習方法 〜内服〜

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口をあけておやつをあげることで 「口を開けられると、口の中に美味しいものが入ってくる」 という認識をしてもらうことが必要です。 そうすれば、お薬を飲ませようと口を開けた時でも美味しいものと思って素直に開けてくれる事でしょう。

では、練習方法です。

  1. 口(マズル)を触っておやつ
  2. 口をマッサージしておやつ
  3. 口を開けたらおやつを入れる!
  4. ※おやつと記載されているところはごはんでも構いません。

一人では練習しにくい方は、口を開ける人と入れる人、2人がかりでもOKです。 少しずつ練習していきましょう。 ワンちゃん自ら「口を開けて~」と寄ってきてくれるくらい練習をしておきましょう。 トレーニングは何事も根気が大切です。 じっくりと練習をして、いつでもお薬を飲める子に一緒にしていきましょう! 練習の段階で無理しすぎると、その時点で嫌いになることもありますので、徐々に慣れさせていきましょう。


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tonton

街でワンちゃんを眺めるのが大好きなアラフォー女子が、コラムに初挑戦! 自身にできる事を模索し、フリーランスに転向。 色々なご縁を大切にワンちゃんたちの幸せを願うドッグトレーナー。

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