• 犬の健康
  • 2020/07/20

犬の耳の病気「マラセチア性外耳炎」の治療方法と予防とは

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犬は耳の病気にかかりやすい動物です。 特に耳が長く、垂れている犬種(ビーグル、トイプードル、ゴールデンレトリバー、ミニチュアダックスフンドなど)は、耳の中に湿気や皮脂が溜まりやすいため、外耳が赤くただれたり悪臭を放ったりしやすいのです。 耳の汚れを放置すると起こりやすい病気の一つが「マラセチア性外耳炎」です。 予防や治療について正しい知識を身につけて、愛犬をマラセチアから守りましょう。

1. 犬の耳の病気「マラセチア性外耳炎」とは?

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マラセチアセ外耳炎を引き起こしているのは、マラセチア・パチデルマティスという酵母菌の一種で、犬の耳や皮膚に常在するカビの仲間です。 正常な状態の皮膚にも存在する微生物ですが、過剰に増殖することで、皮膚や耳の赤みやただれを引き起こし、激しいかゆみを伴う皮膚炎、外耳炎となります。 高温多湿の梅雨時などに発症しやすく、いったん発症すると、耳垢などが過剰に分泌され、耳の場合、鼓膜内で増殖し内耳炎などを誘発する原因にもなります。 完治するまでかゆみが継続し、また治療しても再発したり慢性化したりする可能性が極めて高いため、発症しないように日頃から予防することが何より大切です。

2. 犬の耳の病気「マラセチア性外耳炎」の治療法は?

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基本的な治療法は、抗真菌薬が配合されたシャンプーで全身や耳内を洗い、マラセチアをできる限り除去する方法です。 内服薬や外用薬で抗生物質を投与する場合や、症状がひどいときにはステロイドを投与して痒みをとめることもあります。

3. 犬の耳の病気「マラセチア性外耳炎」の予防法は?

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予防のためには耳の中を清潔に保つことが何よりも大切ですが、マラセチアを完全に除去することはできませんし、その必要もありません。 耳そうじをやり過ぎると、逆に皮脂の分泌を促してしまうため、耳そうじは週1回程度おこないます。 そして、シャンプー月2回程度おこない、シャンプー後はしっかりと乾燥させます。 できるだけ耳の中が蒸れないようにすることが大事です。 また、マラセチア性皮膚炎は体力が落ちている時に発症しやすいため、予防には健康状態を良好に保ち、免疫力をアップしておくこともとても重要です。 人と同じように、バランスのとれた食事と十分な運動、ストレスフリーな生活を心掛けて下さい。

犬の耳の様子がおかしいなと思ったら動物病院へ行こう

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犬の耳の病気であるマラセチア性外耳炎について理解できましたか? 実はアトピー性皮膚炎などがマラセチアの原因となっていることもあるため、併発している場合、アトピーの治療も行います。 皮膚炎は何かの病気に併発する事が多いので根本原因を見極めるのは難しいんですね。 犬が耳を痒そうにしていたら自分で何とかしようとせずにまずは動物病院に行きましょう。

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double-y

子育てのかたわらフリーライターを続けて5年。 ライフスタイル、ファッション、フード、ペット関連の記事が得意です。 雑誌編集経験10年以上。取材・校正などにも対応します。 思いやりと温かみの感じられる記事を心がけています。

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