子犬期から成犬期に移行すると、成長が穏やかになり食事回数も1日2回になります。 そうなると自然とうんちの回数も減ってきます。 私たちと同じように犬のうんちの回数には個体差があり、その回数やかたさ・色を観察・分析することは、犬の健康状態を把握する上でとても大切な鍵となります。
成犬のうんちの回数はどれくらいが適正か
成犬の適正なうんちの回数と健康の基準となる理想的なうんちのかたさと色についても説明していきます。
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1. うんちの回数
消化器官がまだ未発達な子犬期の場合、食事回数が1日に3~4回と多く、時にはうんちの回数が5回以上のこともあります。
その後、生後12か月を超え成犬になると、食事回数が減ることで自然とうんちの回数も減ってきます。
うんちの回数は与えられている食事内容・生活環境・個体差によって異なります。
例えば、食物繊維が豊富なフードを食べていればうんちの回数は自然と増えますし、散歩をする回数が多い場合も同様に増えます。
一方、ケージやサークル内で過ごす時間が長ければ、うんちの回数も減ります。
そのため、平均すると1日に1~3回程度が適正と言えます。
但し、1日を通して排便姿勢をとらない場合は、うんちが出なくても便秘とは言えないことがあります。
また、4回以上でも多すぎると言えないこともあります。
つまり、「成犬の適正なうんちの回数は1日に1~3回程度」というのはあくまでも目安となります。
2. うんちのかたさ
うんちのかたさは、処理をする時にトイレットペーパー越しに掴んでも形が崩れず、地面やペットシーツなどにも汚れがほとんどつかいない状態が理想的です。
硬すぎる場合は、食事量が少なかったり水分摂取量が不足していることが考えれます。
一方、やわらかい場合は、水分摂取量が多い・食事が合わない・ストレス・腸の病気・寄生虫などが考えられます。
そのため、日頃のうんちのかたさを知ることで、健康状態の良し悪しを判断することができます。
3. うんちの色
健康的なうんちは、茶色~黒に近い色をしています。
しかし、血便や、真っ黒な色をした場合は、消化管内からの出血が考えらます。
日頃のうんちの色は、食べているフードによって多少の違いがでます。
そのため、同じフードを与え続ければ、うんちの色も毎回同じ色になるため、うんちかたさに加えて色でも健康状態の良し悪しを判断をすることができます。
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