愛犬のお手入れのなかで欠かせないシャンプーは、犬の被毛にツヤを与え地肌を健やかにしますが、間違ったやり方で行ってしまうと思わぬトラブルを引き起こします。 そのため飼い主さんは、できるだけ犬に負担をかけないよう「正しいシャンプーのやり方」を身に付けて、愛犬の被毛を美しくしましょう。
1.犬が嫌がらないように負担をかけないシャンプーのやり方
シャンプーをする前に覚えておいてほしいシャンプー術を説明していきます。
1) 手際のよい犬のシャンプー術
犬のシャンプーは手際よく行うことがポイントであり、とくに高齢犬や病気の犬は身体が冷えてしまうので、注意が必要です。
そのためシャンプー時間は、小型犬で約10分、大型犬は約20分を目安とし、たっぷりの泡で包み込むと素早く汚れが落ちることを覚えておきましょう。
2) 犬が嫌がらないシャンプー術
シャンプーを嫌がる犬は、おおかたシャワーから飛散する水の音が怖いので、シャワーで被毛を濡らすときやすすぐときは、必ずシャワーヘッドを犬の地肌に付けて行いましょう。
また、シャンプー時間を短縮するにはシャンプー剤がカギを握っており、おすすめは少量のシャンプー液で泡立ちがとても良く、泡切れも早い犬用オーガニックシャンプーです。
オーガニックシャンプーは、皮脂を取り過ぎないので、皮膚の乾燥の心配もなく安心して愛犬の体が洗えるシャンプーになります。
2.犬が嫌がらない正しいシャンプーのやり方
ここから、犬にシャンプーをするうえで大事なポイントと手順を説明していきます。
1) 被毛を濡らす前にやるべき大事なこと
シャンプー前にやっておきたいことは、まず犬の全身をチェックすると共に、肛門の下にある肛門腺のお手入れが必要です。
とくに室内犬は、マーキングの機会が少ないため分泌液が肛門腺に溜まりやすいので、事前に絞り出しておくとシャンプーが段取りよく行えます。
2) 犬のシャンプーの基本的な手順
犬が嫌がらないよう顔から遠いお尻を濡らしていき、根元から毛先まで全身を濡らします。
シャンプー剤を泡立たせ、お尻、後ろ足、背中、胸、前足、頭の順でもみ洗いし、とくに顔や指間は丁寧に汚れを落としてから、最後はシャンプーが残らないよう十分にすすぎ、リンスで仕上げましょう。
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