わんちゃんのために「床の滑り止め対策」は行っていますか? 犬の床滑りを放置してしまうと、将来的に関節や骨の病気・怪我を招くことがあります。 愛犬のためにも、滑り止め対策は必ず行いましょう。 ご紹介する床の滑り防止策は以下の「7つ」です。 ・足裏の毛のカット ・肉球クリーム(保湿クリーム) ・コルクマットやタイルカーペット、クッションフロアなどの敷物 ・滑り止め用のワックス/コーティング剤 ・靴下/犬用シューズ ・滑らない床材にリフォーム ・肉球パッド(肉球シール) 当記事では、犬の滑り止め対策アイデアと各方法のメリット・デメリットをご紹介します。 「愛犬がよく床や廊下で滑っている。」 「なんだかフローリングの上だと歩きづらそう。」 このような様子があれば、ぜひ当記事を最後までご覧ください。 わんちゃんが安全で快適に過ごせる、理想の居住空間を一緒に目指しましょう!
なぜ犬はフローリングの床や廊下で滑る?
そもそも、なぜわんちゃんはフローリングや大理石の床で滑ってしまうのでしょうか。 主な原因は以下の4つです。 ・肉球が乾燥している ・足裏の毛が伸びている ・筋力の衰え(シニア犬や老犬の場合) ・その他 原因がわかれば、より効果的な滑り止め対策を選ぶことができます。 愛犬の状態を見つつ、原因を考えてみましょう。
原因①|肉球が乾燥している
まず、わんちゃんの「足の裏」を見てください。
肉球がガサガサしたり、ひび割れていたりと「乾燥」していませんか?
犬の肉球には汗腺があり、常にほどよい湿り気をおびています。
そしてこの湿り気、つまり汗には、滑り止めの役割もあるのです。
しかし、さまざまな理由で肉球が乾燥し、汗が出づらくなることがあります。
その結果、本来の滑り止め効果を肉球が発揮できず、床の上で滑りやすくなるようです。
原因②|足裏の毛が伸びている
犬の肉球構造を断面で見ると(※)、スパイク状の突起が見受けられます。
つまり、肉球自体もまた「滑り止め」としての役割があるのです。
しかし、足裏の毛が伸びていると、その肉球を覆ってしまいます。
もちろんこれでは、滑り止め効果を発揮できません。
足裏の毛が伸びていることもまた、床を滑ってしまう原因といえます。
原因③|筋力の衰え(シニア犬や老犬の場合)
シニア犬や老犬に多いのが「筋力の衰え」です。 踏ん張るための筋力が衰えることで、脚が開いて床にペタンと伏せってしまう子がいます。
また、股関節の病気が原因で、踏ん張るのが難しいわんちゃんも多いです。 たとえば「股関節形成不全」では、股関節の可動域が制限されるため、正しい歩行ができません。
そうなると、踏ん張ることも難しくなります。 また、併発した関節の痛みから、踏ん張れずに滑ってしまっている可能性もあるでしょう。
原因④|その他
「これまでは床で滑らなかったのに、急に愛犬が滑るようになった。」
このような場合は、わんちゃん自身が滑る原因ではないかもしれません。 たとえば、以下のような家自体の問題や飼い主さんが原因の場合です。
・フローリングをコーティングするワックスが剥がれてきている ・フローリングのワックス量が多い ・潤滑スプレーなど滑る成分が床に付着した ・水分や油汚れが床に付いている
筆者の経験では、ヘアケア製品(ツヤ出し成分があるもの)や消臭スプレーなどでも床が滑るようになったことがあります。
なお、このような原因だった場合は「床の一部のみが滑る」「人間も靴下でその上を歩くと滑る」といった特徴があるため判断がしやすいです。
愛犬の滑り止め対策をしないとどうなる?
愛犬のために、できる限りフローリングや大理石の滑り止め対策は行ってあげましょう。 床滑りは、想像以上にわんちゃん達の身体に影響を及ぼすからです。 ここでは、滑り止め対策を行わないとどのようなことが考えられるか。 滑り止め対策の必要性やその重要性を見ていきたいと思います。 ・足腰への負担となり病気につながる ・怪我をする可能性がある ・歩くのを嫌がる ・筋力の低下と寝たきりを招く
足腰への負担となり病気につながる
滑り止め対策を行わない際に、まず将来的に考えられるのが病気です。 とくに以下のような、骨や関節にかかわる病気が考えられます。
・椎間板ヘルニア ・膝蓋骨脱臼(パテラ) ・股関節形成不全
これらの病気の原因はさまざまですが、ひとつに環境要因が挙げられます。 まさにフローリングや大理石などの滑る床です。
脚を踏ん張り続けることで、足腰に負担が蓄積され、ある日それが病気として表面化。 なかには、痛みを伴う病気や寝たきりになる病気、手術が必要となる病気もあります。
また、子犬の場合は、正しい歩き方が身につかないという問題も考えられるでしょう。 それは骨の変形や関節のゆるみ、筋肉の偏りなど発育にも影響を与えるということです。
「愛犬にはいつまでも元気で、長生きしてほしい。」 そう思う飼い主さんは多いと思います。
滑り止め対策はこのような病気の予防ができるものと考えてください。
怪我をする可能性がある
床の上が滑りやすくなっていることで、怪我をする可能性も高くなります。
怪我も、ただの軽い怪我ではありません。 以下は実際に起こった、床滑りによるわんちゃんの大怪我です。
・興奮して壁に激突、失神と痙攣(脳震盪)を起こす ・飼い主さんの腕から飛び降りた際に、着地で滑って捻挫 ・人間用ベッドやソファから飛び降り、着地で足が滑り脱臼 ・遊んでいる最中に踏ん張りがきかず、滑って目の上をぶつけて怪我 ・子犬が走り回った際に滑り転び、捻挫 ・シニア犬が床滑りで靭帯断裂、歩行が難しくなる
骨が細い犬種の場合、ちょっとした転倒でも骨折したという話があります。
治療だとしても、わんちゃんにとって思うように動けないというのは非常にストレスです。 そのような怪我を予防するという点でも、滑り止め対策は重要といえるでしょう。
歩くのを嫌がる
わんちゃん達も、歩きにくい床というのをしっかり理解しています。 そのため、滑るフローリングや大理石の上で歩くのを嫌がる子も少なくありません。
快適に過ごせない環境は、わんちゃんのストレスにもなります。 愛犬がのびのびと暮らせる環境を飼い主さんがぜひ用意してあげてください。
筋力の低下と寝たきりを招く
滑る床の影響がとくに大きいのが、シニア犬や老犬のわんちゃん達。
そもそも、筋力の衰えが始まっている年齢です。 滑るフローリングや大理石の上を歩くのが億劫になったり、踏ん張って歩けなくなったりすると活動量はさらに減るでしょう。
結果、ますます筋力が衰えるという負のループに。 最終的には、そのまま寝たきりになってしまうことも考えられます。
また、わんちゃん達は歩けることにプライドを持っている節があります。 滑り止め対策を行い、自分の足で再度歩けるようになったご高齢のわんちゃんの顔つきが、シャキッとした話は非常に興味深いです。
愛犬の自信喪失を防ぎ、心を守るという点でも滑り止め対策は大切といえるでしょう。
愛犬を守る!床や廊下におすすめの滑り止め対策アイデア一覧
ここからは、フローリングなど「床の滑り止め対策アイデア」を詳しく見ていきましょう。 それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、よくチェックした上で自分に最適なものを選んでください。
▼床を滑りづらくする方法・手段(一覧)
滑り止め対策アイデア | メリット | デメリット |
---|---|---|
足裏の毛のカット | ・ハサミやバリカンがあればすぐできる | ・バリカン負けや怪我の可能性がある ・足を触られるのが嫌な子にはストレス ・トリミングサロンだと費用がかかる ・滑り止め効果は低い |
肉球クリーム(保湿) | ・塗るだけですぐ対策できる ・保湿効果も得られる |
・足を触られるのが嫌な子にはストレス ・舐めてしまう可能性がある ・滑り止め効果は低い |
敷物 | ・足音の防音対策になる ・爪のひっかき傷対策になる ・賃貸もOK(粘着性のないもの) |
・サイズ選びが難しい ・床材のデザインや内装が損なわれる ・部屋が広いと費用が高額 ・敷物の厚みによっては、家やケージの扉の開閉に支障が出る ・大型犬は厚さがないと滑る可能性がある ・筋力低下や病気の床滑りには効果が低い |
ワックス/コーティング剤 | ・床材のデザインを損なわない ・おしっこなどの防汚や抗菌、ひっかき傷防止などの効果もある ・業者によるコーティング剤は効果が高く、持続する(5年~20年) ・ツヤが出て見た目が美しい |
・ワックスが乾くまで待つ ・数回、繰り返し塗る必要がある ・定期的に塗り直しが必要(数か月に1回ほど) ・床の光沢感が変わる ・塗り方に失敗するとムラになる ・賃貸では事前に相談が必要 ・フローリングの種類によっては使えない ・大理石の床には使えない ・市販用の一部は滑り止め効果が薄い ・業者用コーティング剤は高額 |
靴下/犬用シューズ | ・防寒対策になる ・足の怪我防止になる ・床のデザインを損なわない ・靴下やシューズ姿がかわいい |
・サイズ選びが難しい ・脱げてしまう可能性がある ・違和感で嫌がるわんちゃんも多い ・毎回、履かせるのが大変 ・おしっこ汚れなどで洗濯が必要 ・品質が悪いと糸がほつれて爪に巻きつく ・滑り止め効果が低いものもある |
リフォーム | ・滑り止め効果が高い ・床材によっては半永久的な効果が望める |
・リフォーム代が高額 ・施工時に家具の移動が必要 ・賃貸では事前相談が必要 |
足裏の毛のカット
メリット | デメリット |
・ハサミやバリカンがあればすぐできる | ・バリカン負けや怪我の可能性がある ・足を触られるのが嫌な子にはストレス ・トリミングサロンだと費用がかかる ・滑り止め効果は低い |
この対策がおすすめの方 | |
・カット中におとなしくできるわんちゃん ・トリミングサロンに定期的に行く方 |
足裏の毛が肉球を覆っている場合は、毛をカットするだけでも滑り対策となります。
ただし、飼い主さんご自身でされる場合は、怪我させないよう細心の注意が必要。
足を触られるのを嫌がったり、暴れるわんちゃんも少なくありません。
もし難しいようであれば、無理せずトリミングサロンでカットしてもらいましょう。
とはいえ、足裏の毛をカットしただけで、床滑りが改善されることは少ないです。
この後にご紹介する対策法との併用が基本と考えてください。
肉球クリーム(保湿クリーム)
メリット | デメリット |
・塗るだけですぐ対策できる ・保湿効果も得られる |
・足を触られるのが嫌な子にはストレス ・舐めてしまう可能性がある ・滑り止め効果は低い |
この対策がおすすめの方 | |
・塗る際におとなしくできるわんちゃん ・足裏のクリームを舐めないわんちゃん(ハンドクリームを舐める子は注意が必要) |
保湿作用のある「肉球クリーム」をわんちゃんに塗る対策法です。
昨今では滑り止めを目的とした専用の肉球クリームもあります。
わんちゃんの肉球がガサガサしているなど、乾燥している場合におすすめ。
飼い主さんもハンドクリームとして一緒に使える肉球クリームも販売されています。
肉球クリームの難点は、わんちゃんが気にして舐めてしまうこと。
また、肉球クリームを塗ったことで、かえって滑るという声もあるようです。
コルクマットやタイルカーペット、クッションフロアなどの敷物
メリット | デメリット |
・足音の防音対策になる ・爪のひっかき傷対策になる ・賃貸もOK(粘着性のないもの) |
・サイズ選びが難しい ・床材のデザインや内装が損なわれる ・部屋が広いと費用が高額 ・敷物の厚みによっては、家やケージの扉の開閉に支障が出る ・大型犬は厚さがないと滑る可能性がある ・筋力低下や病気の床滑りには効果が低い |
この対策がおすすめの方 | |
・わんちゃんの行動範囲が限られている ・敷物のデザインにこだわりがない ・子犬や成犬の床滑り(シニア犬や老犬の床滑りでない) ・イタズラをする子犬(カーペットがおすすめ) ・トイレトレーニング中の子犬(ジョイントマットやコルクマットがおすすめ) |
滑り止め対策の代表といえば、カーペット(絨毯)などの「敷物」です。
たとえば、以下のような敷物が滑り止め対策によく使われます。
・カーペット(絨毯)
・タイルカーペット
・クッションフロア(PVC=ポリ塩化ビニル素材の接着型の床材)
・ジョイントマット(パズル型のマット)
・コルクマット(コルク素材のマット)
・透明の傷防止シート(PVC素材で粘着性のある透明保護シート)
それぞれにメリットとデメリットを具体的に見てみましょう。
滑り止め効果のある敷物 | メリット | デメリット |
カーペット(絨毯) | ・イタズラで破れない ・肌ざわりが良い ・保温性があり冬も温かい ・デザインが豊富 ・和室や畳の上で使える |
・お手入れが大変 ・ダニや毛など衛生面の対策が必要 ・汚れがシミになりやすい ・毛玉ができる ・ニオイが付く ・毛足が長いもの、ループパイル状のものは、爪が引っ掛かる ・裏面に滑り止めがないとカーペットごと滑る |
タイルカーペット | ・イタズラで破れない ・肌ざわりが良い ・汚れた部分だけ取り外せて洗える ・撥水加工 |
・洗った後の乾燥が遅い ・重い(1枚でも重量がある) ・ダニや毛など衛生面の対策が必要 ・毛玉ができる ・ニオイが付く ・毛足によっては爪を引っ掛ける(怪我の原因に) |
クッションフロア | ・撥水加工で乾燥が早い ・汚れてもサッと拭くだけ ・クッション性があり足腰への負担が少ない |
・接着剤で付ける必要性 ・重い家具などはへこむ ・敷きっぱなしはカビる ・経年劣化で接着剤が剥がれてくる ・剥がれた接着剤にゴミやホコリが付く ・部屋が広いと高額になる |
ジョイントマット/コルクマット | ・撥水加工で乾燥が早い ・汚れた部分だけ取り外せて洗える ・クッション性があり足腰への負担が少ない |
・イタズラでかじるとボロボロになる ・食べて誤飲する可能性 ・歪みや反りで浮いてくる ・厚みがあり段差ができる(つまづく可能性がある) ・つなぎ目の隙間からゴミやホコリが入る ・敷きっぱなしはカビる ・安価なものやマットの加工法によっては滑る |
透明の傷防止シート | ・粘着性のあるシールタイプはズレない | ・シールタイプは貼る際にコツがいる(ホコリやゴミが入る、気泡が入りデコボコになる) ・1人で貼るのが大変 ・テカテカ感がある(天井の明かりを反射する) ・次第に剥がれて端からクルクルめくれる ・賃貸では事前相談が必要 |
敷物全般にいえるメリットは、賃貸でもできる対策方法だということ。
そして、限られた面積の滑り止め対策であれば、かかる費用も抑えられるということ。
一方、デメリットはカーペットのサイズや厚み、床暖房対応など商品選びが難しい点です。
敷物の品質によっても、滑り止め効果や耐久性など大きく変わるため注意しましょう。
滑り止め用のワックス/コーティング剤
メリット | デメリット |
・床材のデザインを損なわない ・おしっこなどの防汚や抗菌、ひっかき傷防止などの効果もある ・業者によるコーティング剤は効果が高く、持続する(5年~20年) ・ツヤが出て見た目が美しい |
・ワックスが乾くまで待つ ・数回、繰り返し塗る必要がある ・定期的に塗り直しが必要(数か月に1回ほど) ・床の光沢感が変わる ・塗り方に失敗するとムラになる ・賃貸では事前に相談が必要 ・フローリングの種類によっては使えない ・大理石の床には使えない ・市販用の一部は滑り止め効果が薄い ・業者用コーティング剤は高額 |
この対策がおすすめの方 | |
・わんちゃんの行動範囲が広い方 ・持ち家の方 ・DIYに慣れている方 |
もうひとつ床の滑り止め対策として多いのが「ワックス/コーティング剤」です。
床の滑り止めワックスは、飼い主さんご自身で塗る「市販用ワックス」と業者に依頼して行う「業者用コーティング剤」があります。
もちろん、業者用の方が高額です。
6帖で「約3万~4万円」や「約20万円」と価格はさまざま。
その分、非常に滑り止め効果が高いです。
市販用ワックスは、自分で塗って乾かす手間があるものの、床材のデザインを損なわず、広い部屋でも全面に滑り止め対策が行えます。
ただし、定期的な塗り直しが必要で、よく歩く場所などは、数か月に1回塗り直しが必要。
また、大理石の床では使用できません。
フローリングの素材や賃貸も使えないことがあるため、事前確認は必須でしょう。
靴下/犬用シューズ
メリット | デメリット |
・防寒対策になる ・足の怪我防止になる ・床材のデザインを損なわない ・靴下やシューズ姿がかわいい |
・サイズ選びが難しい ・脱げてしまう可能性がある ・違和感で嫌がるわんちゃんも多い ・毎回、履かせるのが大変 ・おしっこ汚れなどで洗濯が必要 ・品質が悪いと糸がほつれて爪に巻きつく ・滑り止め効果が低いものもある |
この対策がおすすめの方 | |
・靴下やシューズを嫌がらないわんちゃん ・粗相が少ないわんちゃん |
わんちゃんに滑り止め効果の付いた靴下や犬用シューズを履かせる方法です。
防寒や足の怪我防止になり、床のデザインも損ねません。
履いている姿もかわいいです。
ただし、脱げてしまったり、わんちゃんが嫌がる可能性もあります。
滑らない床材・ペット専用フローリングにリフォーム
メリット | デメリット |
・滑り止め効果が高い ・床材によっては半永久的な効果が望める |
・リフォーム代が高額 ・施工時に家具の移動が必要 ・賃貸では事前相談が必要 |
この対策がおすすめの方 | |
・わんちゃんの行動範囲が広い方 ・新築の方(これから引っ越す方) ・持ち家の方 ・金銭的に余裕がある方 |
滑りづらい床材やペット専用フローリングにリフォームする方法です。
床材自体を変えるので、滑り止め効果は抜群。
ただし、リフォームなので業者に施工を依頼しなければなりません。
リフォーム代は部屋の広さや床材、床の状態、そして張り替え方で変わります。
ただし、基本的には他のどの方法よりも高額になると考えましょう。
かかる費用の目安は、業者によっても差が大きいです。
例を挙げるなら「平均10万円」や「6帖で作業費含めて約10万~15万円」となります。
新提案!賃貸もOKなおすすめの滑り防止策は「肉球パッド」
ここまで一般的な滑り止め対策として6つのアイデアをご紹介しました。 それに加えて、最近注目されている対策法が「肉球パッド」です。 肉球パッドは、シリコン製の凹凸がついた滑り止めパッド(絆創膏のようなシール)。 わんちゃんの肉球にパッドを貼りつけて使用します。
ぷにぷにpawでは、この肉球パッドによる滑り止め対策をおすすめしています。
ここでは、肉球パッドが注目されている理由を実際のアイテム「PAW WING(パウウイング)」を例に見ていきましょう。
・掃除もお手入れも不要!使い捨てで衛生的
・肉球に貼るだけ!かんたん・楽ちん・疲れない
・シニア犬や老犬の床滑りにも効果大!歩けた…と驚きの声多数
・靴下嫌いなわんちゃんも使える!一体化したようなフィット感
・和室の畳/大理石/床暖房にも◎おしゃれな床材をそのまま楽しめる
おすすめの理由1|掃除もお手入れも不要!使い捨てで衛生的
従来の滑り止め対策は、衛生面にも気を配ると飼い主さんの負担が大きかったといえます。
たとえば、カーペットなどの敷物や靴下、犬用シューズは、ダニや毛、雑菌、ニオイを考えると汚れとは別に日頃からのお手入れもまた必要でした。
その点で肉球パッドは使い捨てなので、お掃除もお手入れも一切不要。
剥がれてきたら、交換するだけです。
衛生的でもあり、飼い主さんの負担も最小限といえます。
肉球パッド「パウウィング」では、わんちゃんの活動量や使用環境によっても変わるものの、おおよそ室内使用で「3日ほど」もつ想定です。
なお「肉球にシールを貼るのって肌に大丈夫なの?」という飼い主さんもいると思います。
パウウィングのシール面は、わんちゃん用に開発された低刺激で肌にやさしい「スキンフレンドリー設計」なのでご安心ください。
※わんちゃんによっては、貼られることを嫌がり噛んで口に商品を含んでしまう場合もあるので、ご使用する際は十分注意を払ってお使いください。
▼パウウィング使用者のクチコミ・レビュー例「肌への影響と粘着力について」
“肌荒れが心配でしたが、高齢ワンコの肉球にも優しく荒れませんでした。” |
“15歳になり、後ろ足に力が入らないようで悩んでいました。今のところ肌荒れもなく、歩きやすそうです。” |
“2日くらいで取れてしまい家のあちこちに落ちていますが、それくらいの粘着性で丁度いいと思います、肉球が痛んでる様子もありません。” |
“散歩後に足を履いたり濡れたりしても、数日から1週間待ちました。剥がれた際も皮膚の傷みも無かったです。” |
“前に一度購入したことがあって、その後別の会社の商品を購入したのですが、全然粘着力が違っていてすぐに剥がれてしまいます。こちらの商品はとても粘着力が強くて、剥がれにくいです。とてもいい商品だと思います。またなくなったら絶対に買います!” |
おすすめの理由2|肉球に貼るだけ!かんたん・楽ちん・疲れない
一般的な滑り止め対策は、掃除やお手入れ以外にも手間がかかることが多いです。
・カーペットなど敷物類:サイズを測り、家具を移動し、敷き詰める
・ワックス:まずは床掃除、何度もムラなく塗り重ねて乾かす、定期的に塗り直す
・靴下や犬用シューズ:毎回わんちゃんに履かせる
これらに比べ、貼るだけで終わるのが「肉球パッド」です。
また、滑り止め対策のなかには「せっかくしたのに滑る…」というものもあるなか、肉球パッドはシリコングリップが床をぎゅっと掴んでくれるため、高い滑り止め効果が期待できます。
さらにパウウィングは、独自設計で絆創膏のようにスリットが入っているのがポイント。
素早くパッドをはがせ、的確にわんちゃんの肉球に貼ることができます。
飼い主さんの手間も、わんちゃんのストレスもすべて最小限の滑り止め対策です。
▼パウウィング使用者のクチコミ・レビュー例「手軽さについて」
“シールをだんだん気にもしなくなり 使用すると手軽さというところで 助かります。くつを履かせるのは、飼い主も慣れないと気がめいってしまうことです。なので、このシールは楽ちんで、とてもイイです!” |
”靴下や靴をはかせるより、本人に負担は少ないように思えます。” |
”シールを貼る時、台紙から剥がしやすく工夫されているので助かります。” |
”靴下も試しましたが、結局このシールに落ち着きました。裏面のシールの台紙に切り込みが入っているので便利です。” |
“このフットパッドを知ってからずっとリピ買いしています。色々試してみてもやっぱりこちらの使い勝手が良いですし剥がれにくさも一番良いと思いました。…パッドを使う前までは16歳の老犬なので筋力がなく滑って滑って前足も後ろ足も開いてしまって助けてあげることが多かったので、余り動かなくなっていて筋力は落ちる一方だったのですが今では筋力もついて外に出てもなかなか家に帰ろうとしない位になりました。” |
おすすめ理由3|シニア犬や老犬の床滑りにも効果大!歩けた…と驚きの声多数
ごはんやおしっこの最中にスーッと足が開いてしまう。
一度滑ってしまうと立ち上がれなくなる。
思うように歩けないことから、立ち上がることが減った。
このような高齢のわんちゃんや骨関節系の病気を持つわんちゃんは、カーペットやコルクマットでも滑ってしまうことが多いです。
肉球パッドは、そんなわんちゃん達の飼い主さんから高く評価されています。
というのも、強力グリップが踏ん張りをしっかりサポートしているから。
パウウィングをお使いの飼い主さんのなかには、高齢になりじっとしていることが増えたわんちゃんが、パッドを貼ったら驚くほどしっかりした足取りで歩くようになったというコメントを寄せている方もいます。
▼パウウィング使用者のクチコミ・レビュー例「シニア犬や老犬の床滑り」
”パッドを使う前までは16歳の老犬なので筋力がなく滑って滑って前足も後ろ足も開いてしまって助けてあげることが多かったので、余り動かなくなっていて筋力は落ちる一方だったのですが今では筋力もついて外に出てもなかなか家に帰ろうとしない位になりました。” |
”パッドのもち…はその時によって変わります。(省略)でも立ち上がりウロウロ出来るのが嬉しいのか起きている時は自由に部屋の中を動き回っているようになったので筋力も少しづつ付いてきてるのがわかります。外に出るのも楽しくなって家の前やお庭でもお散歩時間が長くなって嬉しそうにヒョコヒョコ歩いています。” |
”18才で走り回る我が子には必要不可欠な商品です!カーペットやマットでも前足がスーーッと滑る時があるので必ず貼ります。” |
”大切なシニア犬の為に購入しました17歳で後ろ足が開いてしまい、時には立ち上がれない時もあるので色々、調べて保護カバーも購入しましたが嫌がり、こちらの可愛いピンク色のシールを購入しました。肉球に付いてるのは2日位ですが、その方がかぶれなくて安心です。無くなる頃に又、購入したいと思います。” |
”老犬のために初めにお試し(少量)を購入。噛んだり気にするかな?と思ってましたが、全く気にならないようでなかなか良さそうなのでたくさん入ったのを追加で購入しました。” |
“嫌がって歩かないかもしれないと心配しましたが全く抵抗なくシャキッと立ってます。忘れかけていた踏ん張りが少し復活しているようです。” |
おすすめ理由4|靴下嫌いなわんちゃんも使える!一体化したようなフィット感
肉球パッドは、靴下や犬用シューズが苦手なわんちゃんにもお使いいただけます。
「もしかして、貼ったことに気づいてない?」
そんな声があるほど、肉球パッドだと不思議と気にならないわんちゃんは多いです。
理由のひとつは、高いストレッチ性による心地よいフィット感。
パウウィングではさらに、極薄パッドによって違和感を大幅に軽減することに成功しています。
▼パウウィング使用者のクチコミ・レビュー例「意外と気にしない!」
“以前よりもしっかり地面をとらえられていて、靴は嫌がって履きませんが、こちらの商品は付けても嫌がらずに歩いています。” |
“商品のことは知っていましたが、貼ったら気になって嫌がらないかなーと長いこと購入を躊躇していました。貼ってみたら全然気にせず!17歳で後ろ足が弱ってフローリングでは横に足が広がっていたのですが、姿勢が良くなり歩きやすそうです。早く買ってあげればよかったです。” |
“神経質な子でも嫌がらないっていうレビューがいくつもあったので購入してみました。うちの子は、靴下履いてられない、包帯ずっと気になる、シールもキライ、粘着シート踏んだ時はパニクるぐらい慌てます。お散歩の直前に貼ってみましたが、確かにビックリするくらい気にしてませんでした。” |
“貼ってすぐ気になって舐めたり、固まって歩けなくなったりするのかと思ってましたが、薄いからかな?全然気にせずすぐに歩き始めました。滑り止めはいい感じに効いていて、フローリングの床も、ソファの前に置いているペット用の合皮張りの階段も滑らずトコトコ登り降りしています。” |
“カーペットの上でも足が滑ってしまい、すぐにペタ~と座ってしまってましたがこのシールを貼ってからは滑りにくくなりました。靴下はいつも嫌がってたけどこのシールは違和感がないようです。これからも様子をみてみたいと思います。” |
“数年前にペット用のフローリングに張り替えましたが、滑るようになりもう1匹の犬とぶつかり転倒した為ジョイントマットを敷きましたが廊下でも滑り。すぐこちらの商品を購入しました。寝てる間に貼りましたが気が付いていないようです。後ろ足のみ貼っていますが、早く購入すればよかった!小走りするようになりました!” |
“肉球に貼るのは嫌がるかな?と思いましたが、気にする様子はなくむしろ歩けているのが嬉しいのか?あれ?あれ?って感じで、よく歩くようになりました。久しぶりにおすわりしてる姿勢も取れるようになりびっくりしています。” |
おすすめの理由5|和室の畳/大理石/床暖房にも◎おしゃれな床材をそのまま楽しめる
おしゃれな床材を楽しみたい。
そう密かに思っている飼い主さんは多いと思います。
そこでおすすめなのが肉球パッドです。
床材はそのままでOK。
和室の畳や大理石、床暖房も気にする必要なし。
カーペットなどの敷物や滑り止めワックスは、滑り止めをしたい部屋の広さだけ費用がかかってしまいます。
一方、肉球パッドなら、貼るだけで自宅すべての滑り止めが完了。
さらに、高齢のわんちゃんに多いトイレシート滑りも、肉球パッドで対策できてしまいます。
▼パウウィング使用者のクチコミ・レビュー例「他の床材」
“この商品は3回購入してます。前回はサイズ違いで迅速に対応して頂きました、15歳の老犬なので肉球がカサカサで、フローリングに踏ん張りが効かなくなり危ないので、購入しました。やはり付けると滑らないので安心です。滑りにくいワックスを塗っても、滑っていましたしこれが一番安心かと思います。またリピートします。” |
“老犬用にコルクマットとカーペットを敷いていますが、カーペットの上で立ち上げる時に滑って踏ん張れなかったのが、後ろ脚にシールを貼ったところ踏ん張れるようになりました。” |
もっと早く買ってあげれば…話題の肉球パッド「PAW WING(パウウイング)」
「もっと早く買ってあげればよかった。」
こういったコメントが多く寄せられる、肉球パッド「PAW WING(パウウィング)」。
元々は人間が砂浜を歩くための足裏保護として作られたものでした。
それをペット用に設計し直し、さらに滑りづらさを強化。
パウウィングによって、うれしそうに歩くわんちゃん達が増えています。
その様子をいくつか見てみましょう。
パウウィングで「自分の足で立って歩く喜び」を愛犬にプレゼント。
以下より、わんちゃんの足に合ったサイズをお選びください。
※わんちゃんによっては、貼られることを嫌がり噛んで口に商品を含んでしまう場合もあるので、ご使用する際は十分注意を払ってお使いください。
⇒フローリング床の滑り止め肉球パッド「PAW WING(パウウイング)」の詳細を見る
まとめ
フローリングの床で滑るわんちゃん達のための滑り止め対策アイデアをご紹介しました。 ・足裏の毛のカット ・肉球クリーム(保湿クリーム) ・コルクマットやタイルカーペット、クッションフロアなどの敷物 ・滑り止め用のワックス/コーティング剤 ・靴下/犬用シューズ ・滑らない床材にリフォーム ・肉球パッド(肉球シール) なかでも、ぷにぷにpawがおすすめするのは「肉球パッド」です。 使い捨てで衛生的。 肉球に貼るだけなので、飼い主さんの負担が最も少ない対策法といえるでしょう。 また、カーペットやコルクマット、トイレシートで滑ってしまう、シニア犬や老犬の滑り止め対策でも高い効果を発揮しています。 靴下や犬用シューズが苦手なわんちゃん達も、ぜひ一度お試しください。 肉球パッドなら気にしないという子も、けっこう多いです。 フローリングの床、和室の畳、大理石、床暖房。 広範囲に滑り止め対策をしたい方も、肉球パッドをおすすめします。
※わんちゃんによっては、貼られることを嫌がり噛んで口に商品を含んでしまう場合もあるので、ご使用する際は十分注意を払ってお使いください。
⇒おすすめの肉球パッド「PAW WING(パウウィング)」はこちらからご覧ください。