雨の日、夏場の暑い日には愛犬の散歩を面倒に思ってしまう飼い主さんは多いのではないでしょうか。しかし、犬たちにとって散歩は運動不足の解消やストレス発散に繋がる大切なものなので、外で散歩や遊びができない日は代わりに室内遊びで体を動かしてあげてください。 今回は、室内遊びを行うことによるメリット、おすすめの室内遊びの種類・遊び方についてご紹介します。
1.犬の室内遊びのメリット
愛犬との室内遊びには2つのメリットがあります。
1)天候に左右されない
天候に左右されることなく、好きな時間に好きなだけ遊べるのが室内遊びの良いところです。
外出が苦手な犬もいるので、その場合は散歩時間を短くして室内遊びの時間を増やしてあげましょう。
その子の運動不足やストレスの緩和に繋がるはずです。
2)スキンシップの時間を増やすことができる
室内遊びは、普段少ししか一緒に遊ぶ時間が取れない飼い主さんが愛犬とのスキンシップを増やす機会にもなります。
犬たちは遊んでくれる飼い主さんのことをより好きだと感じるそうなので、愛犬との仲を深めるのに最も有効な手段だと言えるでしょう。
2.犬の室内遊びの種類
室内遊びでおすすめの遊びが3つあります。
1)レトリーブ
投げたおもちゃを愛犬に持ってきてもらう遊び。
レトリーブとは本来、人間が猟で仕留めた獲物がとってくる行為をいいます。
広めのスペースを要しますが、室内でも外と変わらないくらいの運動をさせたい時にとてもいい遊びです。
・遊び方
“投げたら持ってきてもらう”という一連の流れを何度も続けて行います。
おもちゃは愛犬が気に入っているものを使用するのがおすすめです。
投げる物がない時には不要になった小さめのタオル等を固結びし、おもちゃの代わりとして使用してみてください。
2)引っ張りっこゲーム
狭い場所でも手軽に行える遊びです。
踏ん張りながらおもちゃを引っ張ることは、全身を使う筋トレ同様の効果が期待出来ます。
・遊び方
専用のロープ付きおもちゃのほか、先述したようなタオルで作ったおもちゃを用いても行えます。
飼い主がおもちゃの片側を持ち、もう片方を犬にくわえさせてタイミング良く引っ張りっこを始めます。
人間の力が強すぎる場合もあるので、犬の引っ張る力に合わせて力を加減を調節するようにしてください。
誤って飲み込んでしまったり、飼い主が怪我をしたりする可能性がありますので、紐は丈夫で、しっかり長さがあるものを選ぶようにしましょう。
3)宝探しゲーム
家遊びには犬の感覚を刺激するゲームもおすすめです。
・遊び方
犬に見られないように家の色んなところにおやつを隠して、ニオイを頼りに探し当てさせるゲームをやってみましょう。
犬はおやつ目当てに一生懸命、頭脳と嗅覚を使って遊びます。
ただ、あまり何度もやるとおやつのあげすぎになってしまいますので、おやつの量は調節しましょう。
犬と家遊びで注意する点
愛犬と家の中で遊ぶのはとても楽しいことですが、3点注意したいことがあります。
1) 長く遊びすぎない
犬は喜びを体いっぱいに表現してくれますが、限られたスペースで体を動かしていると興奮状態になってコントロールがきかなくなることがあります。興奮しすぎている状態になったと感じたら一旦遊びをやめて、落ち着かせましょう。
家遊びに慣れるまでは遊ぶ時間を決め、その時間が終わったら休憩をはさむように習慣づけると、犬がそのサイクルを覚えてくれるので、興奮状態をコントロールすることができるようになります。
2) 邪魔なものは片付けておく
スペースが限られている家の中で遊ぶ場合は、犬が興奮状態になった時のことも考えて、部屋を整理してから遊びましょう。壊れたら困るものや犬にとって危険なものは最初からしまっておくようにしましょう。
3) 犬が滑らない対策をする
フローリングの上で犬が興奮して走り回ると、犬の足や関節に負担がかかり、骨折などの大けがになってしまうことがあります。・フローリングの上では家遊びをしない
・フローリングの上で家遊びをするときは滑り止め効果のあるカーペットを敷く
などの対策をしましょう。
犬と室内遊びでスキンシップをしよう
室内遊びは愛犬の健康・精神面を保持する以外に、飼い主にとっても彼等とのスキンシップを増やせるというメリットがあります。 今回ご紹介したようなすぐに作れるタオルのおもちゃで手軽に行える遊びも多いので、参考にしながら愛犬との仲を深めていってください。