犬に散歩が必要だということは既にご存知と思います。 では、犬の散歩をしないとどうなるのでしょうか? ここでは、犬に散歩が必要な理由と散歩をしないとどうなるのかについてご紹介いたします。
1.犬に散歩が必要な理由
犬の散歩が必要な理由を説明していきます。
1) 運動不足の解消
一番に考えられるのは運動不足解消です。 室内飼いで遊んであげれば十分とされている場合もありますが、家の中だけでは十分な運動量を確保するのはなかなか難しいでしょう。 小型犬であってもしっかりと散歩をしてあげることが必要です。 時間としては30分~40分散歩をしてあげると十分な運動をしたと言えるでしょう。 中型犬や大型犬に関しては散歩の時間を10分~15分ほど長くすることが必要です。
2) 犬の本能である様々な欲求を満たす
犬はもともと野生で生きてきた動物で、人と暮らすようになった今でもその時の本能が残っています。 散歩の途中で匂いを嗅いだり、穴を掘るようなしぐさをしたり、おしっこでマーキングしたりというのは犬にもともと備わっている本能的な行動です。 この犬本来に備わっている本能欲求を満たすことでストレスの解消につながります。
3) 社会性を身につける
家に居るだけでは社会性は身につきません。 散歩をすることで外の様々な刺激(車の音やすれ違う家族以外の人など)を受け、それに対する行動や他の犬との交流も含め社会性を学ぶことができます。
2.犬は散歩をしないとどうなるのか
犬は散歩をしないとどうなってしまうのか説明していきます。
1) 運動不足
散歩をしなければもちろん運動不足になります。 室内では適切なスペースが確保できず、室外飼いの犬は走り回るという運動はできません。 運動不足になることで関節にも悪影響が出始めることもあるので注意したいところです。
2) ストレスがたまる
家に居るだけではストレスがたまってしまうことがあります。 犬も人と一緒です。 いつも家に居るだけでは退屈です。 散歩に出かけずにいつも同じ場所にいると、『うつ病・皮膚炎・嘔吐や下痢・食欲不振』など様々な症状が現れることがあります。
3) 社会性を身に着けることができない
飼い主以外の人と関わらない、他の犬との交流もなければ社会性は身につきません。 それどころか家にずっといると上下関係が犬自身分からなくなり、躾をしてもなかなか従ってくれない、マイペースになってしまって人間の言うことを聞かないということもあります。