犬との遊びの合図の一種である「持ってこい」。 手順としては、 ①飼い主がボールを投げる ②愛犬がボールを持ってくる このような一連の流れを繰り返して遊びます。 スペースさえあれば室内でもでき、運動不足解消にもなる遊びです。愛犬とのきずなが確認できる遊びですね。でも、飼い主さんの中には「投げたボールを愛犬が持ってこない」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、愛犬がボールを持ってこない理由と、「愛犬がボールを持って来るようにする」有効なトレーニング方法をお伝えします。
1.愛犬がボールを持ってこない理由
愛犬がボール持ってこない理由は「ルールが分からない」「他の遊びが好き」「返したくない」の3つがあげられます。
1)ルールが分からない
遊び方を教えずとも投げたボールを持ってくるワンちゃんは稀にいますが、初めは遊びのルールを教えてあげることが重要です。 愛犬の理解に合わせ、優しく教えてあげましょう。 ルールがわかれば、「持ってこい」の合図が大好きになるはずです。
2)他の遊びが好き
飼い主さんと触れ合うより、一人で遊ぶ方が好きなワンちゃんもいます。 そのような子はボールを渡すと追いかけ回して一人遊びを始めてしまいます。 また、周囲に「持ってこい」以上に好きな遊びで用いるおもちゃがあると、気が散るのでルールを無視してしまうことがあります。
3)返したくない
初めは出来ていたのに突然ボールを持って帰ってこなくなったワンちゃんの場合、「返したくない」と思っている可能性が高いです。 返すと取られてしまうということが分かっているので、自分のものにしようと持って来てくれないのです。
2.愛犬がボールを持ってこない時のトレーニング方法
まず、投げたものをキャッチする。 次にキャッチしたものを持ってくる。 という2ステップのトレーニングをしましょう。
ステップ1:おやつキャッチで基本練習
多くのワンちゃんはいきなりおもちゃを投げてもキャッチする習性がないので、彼等が好きなおやつを用いて投げたものを「キャッチする動作」を覚えさせます。
- トレーニングの仕方 愛犬と飼い主さんの間に数メートルほどの距離をあけ、飼い主さんのみ地面に座ったら準備完了です。 その後、愛犬の口元めがけておやつを投げます。 ※おやつは食べすぎ予防のために小ぶりなものを活用しましょう。 投げたおやつを見事キャッチ出来たら、たっぷり褒めてあげてください。 おやつキャッチに慣れてきたら、数回に1度は、ボールを挟むようにしましょう。 キャッチしてボールを返してきてくれたらたくさん褒めることで、ワンちゃんにキャッチをすること自体の楽しさを覚えてもらいましょう。
- 注意点 おやつキャッチを始めたばかりの頃は、“室内でリードを付けた状態”で練習してください。 リードが必要なのは、ボールを取りに行ったまま帰ってこないことを防ぐためです。 キャッチするという動作を覚えさせることが最優先なので、まずは短い距離から始めると良いでしょう。
ステップ2:持ってこいの練習
ボールをキャッチすること自体に楽しさを感じ始めたら、次のステップに移ります。 近距離に投げていたボールを徐々に遠くに放るようにしていきましょう。 ワンちゃんがボールをキャッチして戻ってきたら沢山誉めてあげましょう。 このころにはボールを返したらまたキャッチ遊びができることを理解しているかと思います。 再び、ボールを持ってこなくなった場合はステップ①に戻り、ボールを返すところまで出来たらご褒美がもらえる事を教えましょう。
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【まとめ】
合図を出しても犬がボールを持って帰ってきてくれない事には必ず理由があります。もしかしたらルールを理解していないのかもしれません。愛犬がどのステップまでできているかを確認し、しっかりルールを教えてあげましょう。そして、飼い主さん・愛犬の双方が楽しめる遊びにしましょう!