愛犬と協力するドッグスポーツで「エクストリーム」をご存知でしょうか? 比較的新しいスポーツですが、その人気は年々高まっています。 今回はエクストリームの概要と各地で行われるその競技の部門ごとの詳細について詳しくご紹介するので、愛犬との絆を再確認したい飼い主の方は是非チェックしてみてください。
1.人と犬の絆をより確かにする「エクストリーム」というドッグスポーツ
エクストリームは人間が犬たちと共に暮らすうえで、より深い絆で繋がることを目的に1999年から始まったドッグスポーツです。 “愛犬と飼い主が一緒に楽しむ”ことをコンセプトにした競技大会も多数開催されており、毎回大勢の方が参加します。 競技は全6種、愛犬の体格や障害物の種類によって参加可能な種目が決まってきます。 全6種目の競技、それぞれの内容についてまとめました。
1)オープン総合
リードを外した犬たちが様々な種類の障害物を乗り越え、ゴールまでかかったタイムを競います。
具体的な障害物は“ハードル、リング、フラッグ、トンネル、ハイウェイ、マウンテン、スロープ&スロープ”で、これらを順番にこなしていくルールになっています。
スタートからこれらの障害物をこなしゴールするまでの時間を競います。
タイムは機械を使用して0.01秒まで正確に計測されます。
2)ミニチュア総合
オープン総合と内容がほとんど同じですが、肩の高さが40㎝以下の犬のみという参加条件になります。
また、ハードルとビッグバーの高さが変わることも覚えておきましょう。
※2019年から、ミニチュア(20,20,30)に対して、オープン(60,60,70)となります。「ハードル」とは20cm、60cmのハードル、「ビックバー」とは30cm、70cmのハードルのこと。
3)オープン・ハイスピード
こちらもオープン総合とほぼ同じ内容ですが、ハードルの高さが30㎝と低めに設定されています。
走行速度をメインにスピードを重視した競技です。
原則、スタート地点から1基目のハードルまでが7m、その後の間隔は3m、最後の1基からゴール地点までは7mとなっており、障害物の総数は20か所以内という規定になっています。
4)エクストリーム・ハイスピード・ミニチュア
オープン・ハイスピードの内容に加え、体高が40㎝以内の犬であることが参加条件に加わります。
また、ハードルの高さが15㎝とかなり低くなるのも特徴です。
5)オープン・ハイジャンプ
犬種や体格をいとわない種目で、ジャンプした高さを競います。
人間の陸上競技である「高跳び」と言えますね。
1本のバーを落とすことなくどれだけの高さで飛べるかを競います。
6)ミニチュア・ハイジャンプ
オープン・ハイジャンプの内容に、体高が40㎝以内の犬であることが参加条件として加わる種目です。
エクストリームは気軽に挑戦できるドッグスポーツ
エクストリームは、犬を飼っている方なら誰でも気兼ねなく挑戦できるドッグスポーツです。 今回ご紹介した6種目のいずれかに興味のある飼い主さんがいらっしゃれば、競技への参加を是非検討してみてください!