皆様はガンドッグレトリーブというドッグスポーツをご存知ですか? ガンドッグレトリーブとは、イギリス発祥で、狩猟犬として活躍する犬種が、獲物を主人のもとに持ってくる習性を活かしたドッグスポーツです。 ガンドッグは「鳥や獣類を追う犬」のことで、レトリーブは「獲物を回収し主人に届ける」という意味です。 その犬が実際に狩猟犬として活躍しているかは問われませんが、狩猟のときの動作が競技会やレッスンでは重要視されます。
1. ガンドッグレトリーブってどんなドッグスポーツ?
ここから、ガンドッグレトリーブにはどんな犬種が向いているのか、ガンドッグレトリーブのイベントを開催している団体について説明していきます。
1) 犬種はレトリーバー種に限定されることが多い
ガンドッグレトリーブに参加する犬種は、レトリーバーに限定されることが多くなっています。
ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーなどの犬種です。
レトリーバー種の猟での役割が獲物を回収することに特化しているためです。
とは言え、レトリーバー以外にも狩猟ができる犬種というのは多いです。
日本では住宅事情などから小型犬を飼っている人が多く、さまざまな犬種が参加できるイベントが好まれることも多いためか、日本ではレトリーバーに限らず、他の犬種が参加できるガンドックレトリーブのイベントやレッスンが行われていることもあるようです。
2) 2019年は日本でガンドッグレトリーブ競技会を行う団体は少なくなっている
日本でも、ガンドッグレトリーブ競技を行う試みは何度かありました。
特に、2018年までは定期的な競技会が頻繁に開催され、認知度も少しずつ高くなっていたようです。
しかし、日本でガンドッグレトリーブを広めた第一人者でもある「ガンドッグレトリーブ協会」の代表が亡くなったこともあり、競技会を行う団体は減少しています。
また、日本人が「狩猟犬」に対する馴染みが薄いことも認知度を上げにくい要因かもしれません。
そう言った背景から、2019年では日本のガンドッグレトリーブ競技会を行う団体は少なくなっています。
3) 日本でもガンドッグレトリーブを行う方法はある
団体が減っているとは言え、ガンドッグレトリーブを行う競技会や学校が全くないわけではありません。
たとえば2019年にはレトリバー種が集まる「レトフェス」と題して、レトリーバー種によるガンドッグレトリーブ体験会が行われました。
発祥の地イギリスでガンドッグについて学び、ガンドッグを広めようとしている人も日本にいます。
今後の人気がどのように変化するのか気になるスポーツですね。
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