• 犬関連の団体や行事
  • 2020/01/29

日本警察犬協会って何をしているの?

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ニュースや映画などで見かけることもある警察犬、その犬は、その名の通り基本的には警察の職員が訓練をし、犯罪解決の重要な役割を担っています。 警察活動への貢献が大きい警察犬ですが、訓練に時間と手間がかかるので、警察の職員だけでは多くの優秀な警察犬を輩出するのは人員的にも難しくなっています。 そこで、警察組織以外で、その役割を担うのが日本警察犬協会です。 今回は、そんな日本警察犬協会についてご紹介します。

1.日本警察犬協会って何をしているの?

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では、日本警察犬協会がどんな活動をしているか説明していきます。

1) 道府県警察の行う嘱託精度に協力するために、訓練試験の実施

まず、日本警察犬協会は昭和22年に発足しました。警察の職員だけでは多くの警察の常勤警察犬を育てるのは難しい状況になっています。
そこで日本警察犬協会は、民間の飼い主が協会の会員になり警察犬の訓練をし、警察が実施する警察犬の試験に合格することで、警察の非常勤犬として、道府県の警察の嘱託犬制度に協力するという活動をしています。


2) 各種行事の実施

行事と言ってもイベントのようなものは少なく、警察犬としての性能を競う大会を中心に行事を実施しています。警察犬にも得意不得意があり、足跡追及の部、臭気選別の部、警戒競技の部と部門が分かれており、それぞれで表彰されるように競い合います。
これは、日頃の訓練の成果を知る機会でもありますし、競い合いことで優秀な警察犬がさらに輩出されれば良いという考えです。


3) 警察犬訓練士の育成

優秀な警察犬を育て上げるには、優秀な訓練士が必要です。そのため、日本警察犬協会では優秀な訓練士を育てるために、訓練士の育成にも力を入れています。ここで育成した訓練士も同様に試験を実施し合格しなければ、正式に訓練士になることはできません。
ただ、訓練士になるのは簡単ではありません。体力面、金銭面でも苦労をすることが考えられます。そのため、もしも警察犬の訓練士になりたいという人は、訓練士見習いの数年間はプライベートを捨てるくらいの覚悟をしなければならないでしょう。しかし、警察犬を育て上げるということは、充実感を得ることができ、何にも代えがたい経験であるとも言えます。


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南 健

元ドッグトレーナー。 北国で生まれ育ち、犬に囲まれた生活を送る。 現在は一線から離れ、ペット系メディアのライターを中心に活動。

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