• 犬の健康
  • 2025/03/02

愛犬にダニがいるのを見つけた!緊急時の対処法も解説

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愛犬にダニがいるのを見つけてしまった! そんな時、状況によって取るべき対処法が異なります。 マダニは、病気を媒介する恐れがあるため、見つけたら早急に対処することが重要です。 しかし年末年始など動物病院が営業していない時に、ダニを見つけた際の対処法やマダニの取り方について詳しく解説します。

ダニの特徴とリスク

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まずはダニの特徴とダニに寄生された時のリスクを解説します。

ダニの種類

犬に付くダニには主にマダニ、ツメダニがありますが、ここでは特にマダニに焦点を当てます。

マダニは小さな血を吸う寄生虫で、皮膚に食いつくことで感染症を引き起こすことがあります。


マダニの犬と人に対するリスク

マダニは犬に対して次のような病気を媒介します。

  • バベシア症:犬の赤血球に感染し、貧血を引き起こす。
  • ライム病:関節や神経に影響を及ぼす可能性がある。

特に子犬・子猫は貧血を起こすと重篤化することがあるため、注意が必要です。

また、犬に寄生していたダニが人の皮膚に移動し寄生することで、人にも感染症のリスクがあります。

人の場合、発熱や食欲不振、頭痛、筋肉痛など様々な症状につながる可能性があります。1週間から2週間程度の潜伏期間があります。

ダニの見つけ方と対処法

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ダニは犬の皮膚に付着してから数日で血を吸い始め、感染症のリスクが高まります。 そのため、早期にダニを見つけ、対処することが必要です。

ダニを見つける方法

  • ブラッシング:愛犬の毛をブラッシングすることで、ダニを見つけやすくなります。
  • 触診:体の隅々を確認し、特に耳の裏や足の間、腹部を丁寧にチェックしましょう。

犬に噛みついていないダニを見つけたら

犬に嚙みついていないダニを見つけた場合、以下の対応をすると安心です。


犬の体をよく確認する

ダニが犬に寄生する前に発見した場合でも、すでに他のダニが犬の体に付いている可能性があります。

毛をかきわけて、皮膚や被毛をチェックしてください。

特に耳の周り、首元、わきの下、お腹、足の付け根等はダニが付きやすい場所です。


見つけたダニを駆除する

ノミ取りコームを使用して、ノミを潰さないように取ります。

この時手袋を着用すると安心ですが、手袋がない場合はダニを取った後に手を洗いましょう。


メスのダニの場合、潰してしまうと卵が飛び散り、またダニが発生する原因になります。

感染症を持ったダニの場合、潰してしまうと人が感染症にかかる可能性があります。

取ったダニは密閉できる容器や粘着テープに挟んで逃げられないようにして燃えるゴミとして処分しましょう。


ダニ予防対策を徹底する

今後ダニが愛犬に寄生しないように、対策を行ってください。

次の記事では、ダニ予防の方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。


関連記事:愛犬をダニから守る!犬にダニが付かない方法4選



犬がダニに噛まれているのを見つけたらまずは動物病院へ

もし犬の皮膚に噛みついてしまっているダニを見つけたら、無理に引っ張って取ろうとせず、獣医師に診せて処置してもらいましょう。

引っ張ってダニが取れたとしても、ダニの頭部が犬の皮膚に残っている状態になります。

そこから炎症や感染症を引き起こすことがありますので、このような場合も獣医師に処置してもらいましょう。

犬の皮膚に噛みついているマダニの取り方

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基本的には獣医師に処置してもらうことが最善ですが、緊急の場合は以下の方法でダニを取ることができます。

必要な道具

マダニを取り除く際には、以下の道具を用意しましょう。

  • ダニ取り専用ピンセット:先が細いもので、マダニをしっかり掴むことができます。専用のものが無い場合は、通常のピンセットでも大丈夫です。
  • 手袋:感染を防ぐため、手袋を着用しましょう。無い場合は、処置後に手を洗ってください。
  • 消毒液:ダニを取り除いた後に消毒するために使用します。

犬の皮膚に嚙みついているダニの取り方

  1. わんちゃんを落ち着かせる:わんちゃんを落ち着かせ、可能であればダニを取りやすい体勢にします。
     この時、わんちゃんが暴れてしまうようであれば、無理せず獣医師に処置してもらいましょう。
  2. 手袋を着用:人への感染症を防ぐために、手袋を必ず着用します。
  3. ピンセットでつかむ:マダニの頭部を皮膚からできるだけ近い部分でつかみ、ゆっくりと真上に引き抜きます。
  4. 消毒:取り除いた部分を消毒液で消毒し、ダニを密閉できる容器に入れるか、粘着テープに貼り付けて逃げられないようにして処理します。

また、お酢を使ってダニが取れる場合もあります。

一般家庭にある酢大さじ1と水大さじ1を混ぜ、コットンや布にたっぷり含ませてダニを覆います。

10分ほど置くとダニが取れることもあります。


この方法は民間療法として知られていますが、効果は限定的です。

お酢の酸性がダニを弱らせる効果があると言われていますが、逆にダニが犬の皮膚にしがみついて唾液を分泌し、感染症のリスクを高める恐れもありますので、理解した上でお試しください。


ダニを取り除いた後のケア

ダニを取り除いた後も、わんちゃんの様子を観察してください。以下の点を確認してください。

  • 皮膚の傷:赤みや腫れがないかを確認します。
  • 他のダニがいないか:他にもダニがいる可能性があるため、全身をチェックします。また、ダニ予防の薬の使用や、住環境の清掃を心がけてください。
  • 体調の変化:食欲や活動量に異常がないか観察します。
  • 獣医への相談:ダニを取り除いた後に愛犬の様子がおかしい場合や、心配なことがあれば、すぐに獣医に相談しましょう。
     特に、元気がない・発熱・食欲不振・嘔吐や下痢といった症状が見られる場合は注意が必要です。

まとめ

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愛犬にダニを見つけた場合は、迅速な対応が必要です。基本的には獣医師に処置してもらうことが望ましいですが、緊急の場合のマダニの取り方やその後のケアを理解しておくことで、愛犬の健康を守ることができます。 また、日頃からの予防で、愛犬をダニから守りましょう。

ぷにぷにpaw編集部佐藤

幼少期はウェルシュ・コーギー・ペンブロークと過ごし、今は実家にフレンチ・ブルドッグがいます。 愛玩動物介護士、ペットロスケアマネージャー、犬猫行動アナリスト等の資格を持っています。 これからもわんちゃんについて学び続け、役に立つ情報を発信していきます!

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