わんちゃんはお散歩が必須ですが、屋外にでかけるとマダニに寄生されるリスクがあります。 特に春から秋にかけてはダニの活動が活発になり、犬にダニが付くリスクが高まります。 この記事では、犬にダニが付かないための効果的な対策を詳しく解説します。
ダニの種類と生息環境
まず、犬に付くダニの種類について解説します。主に以下の2種類があります。 •マダニ:草や藪に生息し、動物の血を吸うことで病気を媒介します。 •ツメダニ:動物の皮膚に直接寄生し、かゆみを引き起こします。 ダニは湿度の高い場所や草が茂ったところに多く生息します。 特に、わんちゃんが散歩など屋外で活動する際には注意が必要です。
ダニ対策の基本
ダニの対策は、日頃からの予防が大切です。
ダニ対策の薬やグッズを使用する
スポット薬
スポット薬は、わんちゃんの首の後ろあたりの毛をかきわけて、皮膚に滴下する薬です。
内服するタイプのダニ除け薬を食べない、もしくはその成分にアレルギーのあるわんちゃんでも使えます。
効果は種類にもよりますが、1~2ヶ月が一般的なので、飼い主さんが忘れずに投薬する必要があります。
滴下後は数時間~数日シャンプーや水浴びを控える必要があります。
また、滴下した部位が乾くまで、その部位を触らないようにしましょう。もし触ってしまったら、必ず手を洗ってください。
また、内服してはいけないので、わんちゃんが舐めたりしないように注意しましょう。
内服薬(経口薬・チュアブルタイプ)
わんちゃんが好む味がついているものが多く、おやつだと思って喜んで内服してくれるでしょう。
皮膚に垂らすものではないので、シャンプーをしても効果に影響が出にくいのもメリットです。
特にマダニに対する効果が期待できます。
自分のわんちゃんの体に合っているものがわからない場合は、獣医師に相談しましょう。
ダニ除け首輪
わんちゃんに装着するだけでいいので、簡単です。
効果が持続するものを選び、使用期限等の使用上の注意を守ってください。
装着後は、首輪と接触しているところに異常が出ていないか、わんちゃんの様子を観察してください。
スプレータイプの防虫剤
散歩前にスプレータイプの防虫剤を使用することで、ダニの付着を防ぐことができます。
犬に安全な成分を使用した製品を選ぶようにしましょう。
定期的なブラッシング
わんちゃんの毛を定期的にブラッシングすることで、ダニを早期に発見できます。 特にお散歩の後は念入りに行いましょう。
もし皮膚に食いついていないノミがいた場合は、目が細かいノミ取りコームを使用すると、取り除くことも可能です。
ノミが取れたら、潰さずに粘着テープに貼り付けて逃げないようにしてから処分しましょう。
メスのダニだった場合、潰すと卵が飛び散ってまたダニが発生してしまう可能性があるからです。
皮膚に食いついたダニを見つけたら、無理に取ろうとせず、獣医師に処置してもらいましょう。
環境管理
庭や公園などの屋外
庭に草木が生い茂っている場合は、ダニの温床になりやすいので草刈り等を行うと良いでしょう。
公園や散歩コースに草むらが多い場合、できるだけ避けた方がよいでしょう。
特に春から秋にかけては注意です。
避けることが難しい場合は、服を着せることで保護効果があります。
寝床などの屋内
わんちゃんの寝床や、いつも使っている毛布などを定期的に洗濯し、ダニを寄せ付けないようにしましょう。
洗った後、乾燥機で乾かす、もしくは日光でしっかり乾かすとより効果的です。
お風呂とシャンプー
月に1~2回ほどシャンプーを行うこともダニの予防に効果的です。
天然ハーブのベチバーやニームにはダニを忌避する効果があり、わんちゃんにも安心ですので、シャンプーの成分にも注目してみると良いでしょう。
まとめ
犬にダニが付かないようにするための方法をご紹介しました。 特に春から秋にかけてがダニが活発化しやすい時期ですが、冬でも注意が必要ですので、今回ご紹介した対策を活用しながら1年を通してわんちゃんをダニから守りましょう!