• お世話と身だしなみ
  • 2021/09/21

家でできる!犬のシャンプーのやり方や頻度、注意点を解説!

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「家で愛犬のシャンプーをしたいけど、どうやってやるの? 「どのくらいの頻度でやるべきなの?」 「どんなことに注意したらいいの?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか? 今回は、家でできる犬のシャンプーのやり方や頻度、注意点について詳しく説明していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1.犬のシャンプーの目的・必要性

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犬は猫と違って、毛づくろいをして体を清潔にする習性がありません。 長期間放っておくと汚れがたまり、ニオイや皮膚病の原因になることがあります。 また、散歩などで外に出ると、汚れだけではなく、ダニやノミがつくこともあります。 清潔に保つためにも、適度なシャンプーが必要です。

2.犬のシャンプーの頻度はどれくらい?

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ここから、犬のシャンプーの頻度と注意点を説明していきます

1)シャンプーの頻度は月に1~2回が推奨

個体差もありますが、犬のシャンプーは月1~2回が推奨されています。

毛で覆われているため分かりにくいですが、体には代謝によって発生した皮脂や古い角質などが地肌にたまっています。健康のためにも、愛犬に合った適切な頻度でシャンプーをしてあげましょう。


2)シャンプーのしすぎには注意

シャンプーの頻度が高すぎると、必要な皮脂まで落としてしまい、かえって皮膚トラブルの原因になります。

多くても月2回程度までにしましょう。もちろん、皮膚の疾患などで獣医師からこまめなシャンプーを指示されている場合は例外です。

ニオイや汚れが気になる場合はこまめにブラッシングをしたり、蒸しタオルで拭いたりするだけでもきれいになります。


3)体力のない犬はシャンプーを控えて

シャンプーは愛犬の皮膚や被毛を健康に保つ上で大切です。同時に、犬にとって体力を消耗するものでもあります。

生まれたばかりの幼犬や妊娠中、体調不良の場合は控えましょう。

また、高齢になると体力が低下するため、若い時と同じ頻度ではできなくなることもあります。 負担をかけないために2ヶ月に1回のペースを目安にしましょう。

不安であれば、獣医師に相談することをおすすめします。

3.犬のシャンプー時のシャワーの適切な温度とは?

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シャンプーの際、シャワーやお風呂の温度は夏場で35~36℃、冬場で37~38℃程度が望ましいといわれています。人間が少しぬるいと感じる程度の温度です。 犬は体温調節が苦手なので、お湯の温度が温かすぎても冷たすぎても体調不良になってしまいます。 愛犬にシャワーで水をかける前に自分の手で確認すると良いでしょう。

4.犬のシャンプーをする前に必要な準備は?

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シャンプーは犬にとってかなり体力を消耗させるものです。 手早く済ませられるよう、事前にしっかり準備をしておきましょう。

1)犬のシャンプーに使用する道具

シャンプー・リンス

シャンプーは必ず犬用のものを使用しましょう。

人間と比べると犬の表皮が薄く、肌の性質が違うので、人間用のシャンプーを薄めたとしても犬の肌を痛めてしまう可能性があります。

必要に応じてリンスを使用することもあります。

こちらも必ず犬用の商品を使いましょう。


ブラシ

シャンプーをする前に被毛についたホコリを落としたり、被毛のもつれを取ったりするのに使用します。

ブラシについての記事はこちらの記事を参考にしてみてください。

参考記事:犬のブラッシングのやり方は?頻度や道具も紹介!

洗面器・ボウル

シャンプーを薄めたり、泡立てたりする際に使用します。


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シャンプーを泡立てるために使用します。泡立てたシャンプーを犬の体につける時にも使用できます。


滑り止めマット

お風呂場で犬が足を滑らせてしまうのが心配なときに使用します。

シニア犬や子犬、足腰が弱い犬には使用することをおすすめします。


タオル

体全体を拭く大きいものと、顔などの細かい部分を拭く小さいものとで数枚用意しておくと便利です。

マイクロファイバー素材のタオルは吸水性に高いのでおすすめです。


ドライヤー

犬用のドライヤーも販売されていますが、人間用でも問題ありません。

大型犬はドライヤーに時間がかかるので風量の強いものを使うといいでしょう。


2)犬の体調チェックを忘れずに

シャンプーをするときは愛犬の体調が良好であるかをしっかり確認しましょう。

シャンプーでは体力を消耗するうえに、体が濡れて冷えやすくなり体調不良になってしまうことがあります。

また、ワクチン接種前後のシャンプーについても注意が必要です。事前に獣医師にシャンプーできる条件を確認してください。

5.犬のシャンプーのやり方・方法

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シャンプーの基本的な手順は以下の通りです。

1)ブラッシング

まずはしっかりブラッシングをして被毛を整え、ホコリやゴミを取り除きます。

被毛が濡れると、もつれを取りづらくなってしまうので、シャンプー前にしっかり梳(と)かしておきます。


2)体を濡らす

犬は顔が濡れることを嫌がることが多いため、頭から遠い部位から濡らし始めましょう。

シャワーは足→胴体→頭の順で全体をしっかり濡らしましょう。シャワーヘッドを犬の体に密着させると被毛の根元までお湯がいきわたります。

顔には直接シャワーをせず、頭の後ろの方からお湯を流すか、水を含ませたスポンジなどで濡らすとあまり嫌がりません。


3)シャンプーをする

体をしっかり濡らすことが出来たらシャンプーをしていきます。事前にシャンプーを泡立てておくと汚れの落ちがよくなり、肌への刺激も減ります。

胴体→お尻→足→頭の順番で洗います。顔周辺はシャンプーが目や口に入らないよう、最後に行いましょう。

爪を立てず、指の腹を使って地肌をしっかり洗います。指の間や肉球、わきの下、お尻は汚れが溜まりがちな場所なのでしっかり洗いましょう。


4)シャンプー・リンスを洗い流す

シャンプー・リンスを洗い流しは”体を濡らす時のシャワー”の順序とは逆で、頭→胴体→足の順にシャワーをします。

すすぎ残しは皮膚トラブルのもとになるのでしっかり流しましょう。


5)タオルドライする

すすぎ終わったら、タオルで拭きます。

ゴシゴシこすると被毛が絡まってしまうので、毛流れに沿っておさえるようにしっかり拭いてください。

タオルで拭く前に、犬にブルブルして水分を飛ばしてもらうと乾きが早くなります。

犬は耳の中に息を吹きかけられると、くすぐったさからブルブルと体を震わせることが多いです。タオルで拭く前に試してみましょう。


6)犬のシャンプー後のドライヤーのやり方・方法

ドライヤーが苦手な犬は多いので、早く終わらせるためにタオルドライをしっかりしておきましょう。

熱くないようにできれば高温は使用せず、30cm程度離して風をあてます。被毛を乾かすというよりは地肌を乾かすイメージで根元に風があたるようにしましょう。

しっかり乾かしきらないと体が冷えてしまったり、雑菌が繁殖してニオイのもとになったりします。乾きのムラがないかしっかりチェックしてください。


6.犬がシャンプーを嫌がるときは?解決法を紹介

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シャンプーが苦手な愛犬をお風呂に入れるのはひと苦労です。犬がシャンプーを嫌がるのは、苦手意識や恐怖からなのです。ここからは愛犬がシャンプーを嫌がるときの解決法を紹介します。

1)浴室に慣れてもらう

シャンプーが苦手な犬にとって、浴室は怖い場所です。

シャンプー以外にも、水遊びなどをさせて怖い場所というイメージをなくしましょう。


2)シャンプー中はとにかく褒める

シャンプーが苦手な犬は浴室にいるだけでも緊張します。

シャンプー中は落ち着いたトーンの声でたくさん褒めてあげましょう。「いい子!」「気持ちいいね~」と優しく声をかけ続けると、愛犬は安心します。


3)最後には楽しみを

シャンプーが終わったあとには、おやつなどの楽しみを用意してあげましょう。

何度か繰り返すうちに、シャンプー後にはお楽しみがあることを覚えて、楽しいことなんだと思ってくれると一番良いですね。


8.家での犬シャンプーが難しい場合は…

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愛犬が快適に生活するために体を清潔にすることは大事ですが、どうしてもシャンプーが苦手な子もいます。 この場合は、トリミングサロンや動物病院のプロにお任せするという選択肢もあります。 飼い主さんに無理のない方法でケアしましょう。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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