愛犬のお散歩デビューは、子犬のイベントのひとつといえるでしょう。 ただ、子犬は免疫力が低いので、家に迎えてすぐに散歩していいわけではありません。 知っておくべきこと、準備しなくてはいけないことがたくさんあります。 今回は、子犬のお散歩デビューのタイミングや始める前に準備するべきことなど、子犬のお散歩について説明します。
1. 子犬の散歩はいつから始めていいの?
生後3カ月までにお散歩デビューをして、愛犬に社会性を身につけさせることは大事です。 しかし、生後3カ月までならいつでも子犬のお散歩を始めていいわけではありません。
お散歩デビューはワクチンの接種を済ませてから
お散歩デビューのタイミングは、3回目のワクチンを接種してから2~3週間以降が目安となります。
子犬を迎え入れたら、動物病院で健康チェックとワクチンの接種をしてもらいましょう。子犬のワクチン接種は3回行うことが推奨されています。 接種のタイミングや子犬の状態によって安全にお散歩デビューできる時期は異なるので、必ず獣医師に確認するようにしましょう。
2. 子犬の散歩デビューでワクチン以外に準備しておくこと
愛犬のお散歩デビューはとても待ち遠しいものです。 お散歩デビューに向けて、ワクチンや場所・時間以外にも必要な準備があります。しっかりと備えておきましょう。
1)お散歩に必要なグッズとは?
当然ですが、身一つでは散歩に出られません。お散歩デビューに向けて、必ず用意しておきたいグッズがいくつかあります。
必須アイテムは
- リード
- 首輪orハーネス(胴輪)
- ゴミ袋
- 水+容器(ペットボトルor水筒)
リードは、首輪やハーネスに繋ぎ、迷子や咬傷事故などの犬トラブル回避のために必要なものです。 ノーリードは、危険かつ法律で禁止されているのでやめましょう。
首輪は、リードを着けるために必要です。首輪抜けしないよう、愛犬に合ったサイズのものを用意しましょう。「愛犬が首輪から抜けるのが得意で逃げちゃいそう」「首輪の締め付けによる体への負担が心配」ということであれば、ハーネスを使用するといいでしょう。
ゴミ袋は散歩中の排泄物の回収に必要です。複数回排便をすることもあるため、何枚か用意しておくといいでしょう。
水は飲むためだけではなく、マーキングをした際のニオイ消しとしても使用します。ペットボトルや水筒に水道水を入れて、持っていきましょう。
散歩に使用するグッズをひとまとめにできる大きさのミニバッグもあわせて用意して おくと便利ですね。
2)お散歩グッズや外の環境に慣れてもらう工夫も大切
本格的なお散歩デビューの前に、散歩で使用する道具に慣れてもらうことが大切です。
まずは首輪・ハーネスをつけた状態に慣れることを目標にするとよいでしょう。慣れてきたら、リードをつけて室内を歩く練習に移ります。
愛犬の様子を見守りながら、無理のない範囲で少しずつ練習しましょう。
また、子犬に外の環境に慣れてもらうことも大切です。
お散歩デビューの前に、子犬を抱っこして少しだけ外を歩いてみましょう。
抱っこ散歩で、子犬に外のにおいや音などに慣れてもらいます。ワクチンを接種してから一定期間は免疫の状態が安定していないため、地面を歩かせることやほかの動物との接触は避けましょう。
子犬の散歩で気をつけることは?
子犬が初めて散歩する場合や、お散歩デビューから日が浅い場合には、公園など、車が通らない安全な場所を選ぶことが大切です。 子犬は暑さや寒さに弱いため、散歩をする時間帯にも配慮しましょう。夏であれば7時以前もしくは19時以降、冬であれば8時から17時までが望ましいです。
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