子犬を家族にお迎えすると、やらなくてはならないことがたくさんあります。 しつけや日頃のお世話はもちろん、狂犬病ワクチン・混合ワクチン、必要であれば避妊や去勢手術など、動物病院にお世話になることが多くありますね。 狂犬病ワクチン・混合ワクチンの接種は愛犬の健康を守るために大事なものです。 この記事では、子犬期から必要なワクチンの種類と、接種の回数についてご説明していきます。
1.子犬期から必要なワクチンの種類について
子犬期に必要なワクチンは「狂犬病ワクチン」「混合ワクチン」の2種類があります。
1) 狂犬病ワクチン
狂犬病は人獣共通感染症で、犬や私たち人間が感染し発症するとほぼ100%の確率で死亡すると言われている非常に恐ろしい病気です。
しかし、ワクチンを行うことで100%予防することができます。
犬の狂犬病ワクチンの接種は義務化されています。
また、狂犬病ワクチンは、生後90日齢以降になったら接種をする義務があり、以降は1年に1回接種をしなくてはなりません。
2) 混合ワクチン
混合ワクチンは、狂犬病ワクチンと違い任意ではありますが、接種が推奨されています。
混合ワクチンは、犬ジステンバー・犬アデノウイルス2型感染症・犬伝染性肝炎・犬パラインフルエンザウイルス感染症・犬パルボウイルス感染症を予防する5種ワクチンに加え、レプトスピラ病(2種)を加えた7種ワクチンが主流となります。
一般的に、自宅周辺で過ごすことが多い場合は5種、海・山・川等にレジャーで行くことがある場合は7種が推奨されています。
また、子犬期では、生後42~60日に1回目・生後3ヶ月で2回目・生後4ヶ月で3回目を接種し、その後は1年に1回追加接種を行います。
2.子犬に必要なワクチン接種は全部で何回?
子犬に必要なワクチン接種の回数は、全部で4回あります。 これらは生後2ヶ月でお家にお迎えした場合になります。 狂犬病ワクチンと混合ワクチンは同時接種することができず、狂犬病ワクチンが1週間に対し混合ワクチンは1ヶ月以上空けないと他のワクチンの接種ができません。 子犬の場合は、混合ワクチン3回の接種が終わってから狂犬病ワクチンを接種することが一般的なので、タイミングに関してはかかりつけの動物病院と相談し、愛犬の体調などの様子を見ながら決めてあげてください。
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