肉の香りがして、多くの犬が喜ぶおやつの定番のひとつにジャーキーがあります。 そして、犬の飼い主なら誰もが「愛犬に美味しいものを食べさせたい、さらに、安全なものであれば理想だ」と思っていることでしょう。 しかし、市販されているおやつは添加物が含まれていることもあり、必ずしも安全とは言えない場合があります。 添加物のない安全なものは意外と高価でなかなか手が出ないことも。 そこで、安全でおいしいジャーキーを手作りする方法と保存期間についても解説していきます。
1. 犬用手作りジャーキーの作り方
自宅で作れるジャーキーの作り方です。
1) 作り方
①材料は牛肉、鶏肉、豚肉の他にもラム肉、鹿肉、魚などさまざまなもので作ることができます。
ただし、脂肪分を避けて使用しないとカロリーの取り過ぎになるうえ、材料の傷みが早く保存できる期間が短くなってしまうので、なるべく脂肪の少ないものを選び、かつ出来る範囲で脂分を取り除いて使用することが重要なポイントです。
作りやすく、人気の材料にはささみ・砂肝・牛肉などがあります。
②材料を3mm程度に薄くスライスし、食べやすい大きさに切ります。
余分な水分・脂分を拭き取ってから110℃~150℃に熱したオーブンで両面をそれぞれ約30分ずつ焼きます。
2)作る時のコツ
やわらかい肉は3mm程度の薄さに切るのが難しいので、事前に冷凍しておくと切りやすくなります。
または、ペーパーを乗せて上からめん棒で延ばして薄くするのも良いでしょう。
オーブンで焼く温度が高い、もしくは、焼く時間が長くなるとジャーキーの仕上がりは硬くなります。
犬の大きさ、体調に合わせて材料のサイズや硬さを変えてあげる工夫をしましょう。
2.犬用手作りジャーキーの保存期間
1) 常温・冷蔵保存では数日〜1週間
手作りのささみジャーキーなどの単に焼いて水分を飛ばしたものは、だいたい1週間前後で消費しましょう。
なるべくなら、冷蔵保存がおすすめですが、保存場所を工夫して乾燥剤を使えば常温で保存できることもあります。
一般的には手作りのものは水分の飛び方がまちまちです。
ニオイや見た目をチェックしつつ、気になるときは1週間以内でも捨てたほうがよいでしょう。
このような手作りジャーキーは早めの消費を心掛けましょう。
2) 冷凍保存なら1ヶ月程度
常温や冷蔵で短期間保存しかできない手作りジャーキーも、冷凍保存なら長持ちします。
あまり長期間保存しすぎると風味が落ちることがあるため、1ヶ月程度で食べきるくらいがおすすめです。
冷凍保存したものは腐ってしまうケースはほぼないため多少日にちが経っていてもあまり心配はありません。
しかし、飼い犬においしいおやつを食べさせたいときは冷凍やけしない程度の保存期間にしましょう。
3) 本格的に作ったものなら常温でも1ヶ月程度日持ちする
手作りジャーキーと言っても、単に焼いて水分を飛ばしただけのものと、本格的に乾かしたものでは日持ちが違います。
ジャーキーメーカーなどが急速乾燥させたものは、余分な水分が残ることがなく、日持ち期間が1か月~数か月程度となっています。
これを参考にすれば、本格的な製造方法を採ったジャーキーは単に焼いて水分を飛ばした手作りジャーキーに比べて日持ちが延びると考えて良いでしょう。
風味落ちなどのことも考えると食べるのは早めのほうがよいですが、1ヶ月程度は大丈夫ではないでしょうか?
4) 保存料が入っていないため日持ちは短め
手作りジャーキーは保存料や添加物が入っていないことが最大の魅力の一つです。
そのため、市販のジャーキーと比べると日持ちは短めになってしまいます。
自分で手作りしたジャーキーを密封するのは難しいので、開封前の市販品より早く消費しなければなりません。
簡単レシピなどで作った手作りジャーキーは、犬においしく食べてもらうためにも作ってから数日ほどで食べきってしまうのがよいでしょう。
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