• 犬の健康
  • 2020/07/26

犬の熱中症は後遺症や死亡もあり得る怖い病気

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日本の夏は温度・湿度ともに高く、息苦しくて毎年この季節が近づくとうんざりしていますよね。 ニュースでは毎年多くの人が熱中症で命を落としています。 そして、それはペットの世界でも同じようです。

1. どんな犬が熱中症になりやすい?

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熱中症は主に高温多湿の環境や風通しが悪い環境で症状が出ることが多いです。 犬種としては、フレンチブルドッグのような短頭種やシベリアンハスキーのような原産国が北国の犬種が熱中症になりやすい犬種と言われています。 その他にも持病や老齢など、様々な理由で熱中症になる可能性があります。

2. 犬の熱中症の症状、後遺症を解説!

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犬の熱中症にはどんな症状がでるのか、応急処置方法、どんな後遺症があるのかを説明していきます。

1) 犬が熱中症になるとどんな症状が出るの?

1) 呼吸が早くなる
日陰等の涼しいところに移動させすぐに水を飲ませてあげましょう。

2) ぐったりして元気がなくなる、痙攣や発作を起こし、意識が朦ろうとする
重篤な状態です。
濡れたタオルで体を包み冷やしましょう。

3) チアノーゼ(舌や歯茎が蒼白になる)の症状が出る
命に関わる状態です。


すぐに体を冷やし、動物病院に行き獣医師に診てもらいましょう。


2) 犬が熱中症になってしまった時にすべき応急処置

1) とにかく、涼しいところへ移動
風通しのよい日陰や、涼しい室内に移動させましょう。
車や室内の場合には、冷房は最大出力で。

2)体を冷やす
常温の水で濡らしたタオルで体を包み、扇風機やうちわで風を当てて冷やす。
保冷剤で、大きな血管がある脇、首、内股へ入れて素早く体温を下げます。
平熱になるまで冷やしましょう。

3) 水分の補給
水を飲ませましょう。
但し、意識を失っているときは、気管に入ってしまう危険があるので、無理に与えないこと。
体を冷やす時に注意しなくてはならないのはシバリングや抹消血管の収縮で体温低下が妨げられることに注意しましょう。

※シバリング(shivering)とは筋肉を震わせることで熱を発生させて、体温を保とうとする生理現象のことです。
体が震えていないかのチェックをしましょう。

3) 熱中症は後遺症が残る場合がある

重症の場合、命が救えたとしてもダメージを受けた部分の機能が低下し、後遺症が残ってしまう事があります。
例えば、重度の脱水による循環器障害(血流が悪くなる障害)や腎不全、脳障害などが挙げられます。



3.犬の熱中症予防におすすめのグッズ

1)犬用クールウェア

散歩時などに活躍するのが、濡らすまたは付属の保冷剤ポケットを利用して犬の体を冷やすクールウェアです。
暑さから犬の体を守ってくれるアイテムです。暑がりの犬には室内で着せても良いですね。


2)犬用冷感マットやベッド

室内では、接触冷感タイプのマットやベッドがおすすめです。
マットタイプにはジェル入りや、金属・石などの冷えやすい素材のもの等いろいろあります。
ベッドは接触冷感生地を採用しているものが多いです。


3)犬の熱中症危険度を測るチェッカー

犬は人間と異なり、地面に近い位置で生活しています。感じる暑さも、人間の感覚とは異なります。
温度と湿度などから、熱中症になる前に危険度を教えてくれます。


ぷにわんモールおすすめの犬用クールウェア



4.犬の熱中症予防におすすめの飲み物

1)通常時は水で熱中症予防

味のついた飲み物でなければ水分補給をしてくれないなどの理由がない限りは通常通り水でかまいません。
とにかく、こまめな水分補給が大切です。



2)犬用ドリンクで熱中症予防

夏バテをしているときや、通常の水では飲んでくれない場合は、栄養補給や水分補給に最適なドリンクを選びましょう。
犬用のスポーツドリンクや、野菜ジュースのような飲み物もあります。
スポーツドリンクやジュースを与える場合、糖分などの摂取が多くならないように必ず犬用の物を選びましょう。


犬の熱中症にならないようにサインに気づこう

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いつも元気な愛犬を見ていると「自分のところは大丈夫」「毎年のことだから今年も平気」と思ってしまうかもしれません。しかし、どんなに元気な犬でも熱中症になってしまう可能性はあります。 いくら室温管理をしていても、たっぷりのお水をやっていても、油断せず愛犬の様子をよく観察してみてください。ちょっとしたしぐさの変化を見逃して愛犬が熱中症になっているのに気づけず、死亡してしまったケースも少なくありません。最悪の事態にならないように、愛犬の出すサインに注意を払ってあげるようにしましょう。

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マーシャル

都内で働く国際結婚ママライター。 子育て&白柴オーナー共に3年目です。 場所にとらわれない生き方を目指して奮闘中。

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