市販されているドッグフードであれば、個装に犬種や体重別で与える量の目安が記載されています。 しかし、手作りで犬のご飯を作っているのであれば、愛犬に合ったご飯の量を与えることができているのか、いま一つわかりにくいかもしれません。 さらに、犬は1日に必要なたんぱく質の量も多く、必要な栄養素をきちんと摂取できているのかも心配でしょう。 そこで今回は、犬に与える手作りご飯の量の目安についてご説明します。
犬の手作りご飯の量の目安とたんぱく質の量
犬に手作りごはんを与える量の目安と体作りに必要不可欠なたんぱく質をどれだけ入れるべきかをご説明します。
1) 犬の体重により与える量を調整する
ひとつの目安として、犬の体重の2~3%の量のご飯を与えると良いと言われています。
5kgの成犬であれば、1日に合計100~150gのご飯の量が適切な量になります。
食材の内訳としては、肉が70%、それに加えてレバーを5%、その他の内臓肉を5%、骨が10%、果物や野菜が10%がバランスが良いとされています。
犬の体重の2~3%のご飯は最低限の量であるため、犬の体調や体重を考慮して量を増やしていくのが良いでしょう。
また、手作りご飯のみでは補うことができない栄養素は、サプリメントで補給することをおすすめします。
例えば、カルシウムや消化酵素はサプリメントで補い、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などは、サーモンオイルなどを食前に小さじ1杯分ご飯にかけてあげると、効率良く栄養を摂ることができるでしょう。
2) たんぱく質は必須
たんぱく質は、犬を健康に保つためには必須といえる栄養素のひとつです。
成犬であれば、体重1kgあたりたんぱく質約6.5g、子犬の場合は体重1kgあたり約9gを必要とします。
鶏ささみの場合は、100gあたり約23gのたんぱく質が含まれているため、5kgの成犬であれば1日に最低141gの鶏ささみを与えなくてはならないことになります。
これは最低限与えなければならない量であり、この3倍のたんぱく質の量までなら与えても良いとされています。
もちろん、たんぱく質を過剰に摂取してしまうと、体重増加や内臓疾患などのリスクもありますので、注意しましょう。
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