• 住まい
  • 2020/01/19

犬が家の中で吠えるのをやめさせたい!理由と対処法は?

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家の中で飼っている犬が何かあるたびに吠えるため、困っているという方は多いのではないでしょうか? 警戒心の多い犬によく見られる行動ですが、放っておくと近所迷惑にもなってしまうため、しつけで直したほうが良い問題行動のひとつです。 叱ってもなかなか吠えるのをやめてはくれないとお悩みの飼い主の方が多くいらっしゃるようです。 この記事では犬が吠えてしまう理由と対処法について解説していきます。

1. 犬が吠える理由:知らない人が来て番犬として吠えている

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犬が吠えてしまうよくあるケースが、知らない人に対して、番犬として吠えているケース。 犬は自分の縄張りを大切にする生き物なので、知らない人が家に来るということは、「縄張りに侵入者がいるぞ!」と思い、「自分たちの縄張りに知らない人が来たぞ」と、飼い主に教えるために吠えているのです。 この場合は激しく吠えてしまうことが多いので、ついつい叱ってしまいがちですが、犬は良いことをしていると思っているので、叱られてもなかなか納得してくれません。 こんな時は「教えてくれてありがとうね!でも大丈夫だから吠えなくていいんだよ」と優しく声をかけてあげましょう。 犬は人間の言葉のトーンで、意味を理解してくれます。 「叱る」のではなく、「吠えなくて良い」と諭してあげるとよいでしょう。

2. 犬が吠える理由:楽しくて興奮して吠えている

人間も楽しいことがあるとテンションが上がりますよね。

実は犬も同じで、楽しいと感じるとテンションがあがって吠えてしまうことがあります。

この場合、「吠えないの~!」と大きな声で叱ってしまうと、飼い主も楽しんでいると感じて犬のテンションがさらに上がってしまうことも…。

犬は興奮すると、走ったり、その場でくるくると回ったり、人間の足元でぴょんぴょん飛び跳ねたりします。

こんな時は、上から声をかけるのではなく目線を近くにしてみましょう。

犬と同じ目線にすると、犬の興奮が収まりやすくなり感情を落ち着かせることが出来るようになるでしょう。



3. 犬が吠える理由:飼い主に反抗している

本来であれば主従関係をつくり、飼い主にしっかり従順になってほしいところですが、自分の友達・仲間と認識されていると吠えて感情をぶつけてくるときがあります。

この状態は犬と飼い主との主従関係ができていないことを示しているので、主従関係をキチンと認識させるために徹底的に無視をするとよいでしょう。

なぜなら、吠えていることに反応してしまうと、飼い主のことを下に見てしまうことがあるからです。

犬に「自分より下」とみられると、しつけがしにくくなり、飼い主さんと犬のお互いのストレスが増えることになります。

そこで、明らかに犬に反抗されていると判断したら、徹底的に無視をする対応をしましょう。



4.犬が家の中で吠えるのをやめさせたいの対処法:主従関係をしつける

犬が吠えるのは、もしかしたら家族を守ろうと番犬としての行動かもしれません。

それは、犬が家庭内でリーダーと勘違いしているため、「自分が家族を守らなければいけない!」と、大黒柱のような気持ちになっている可能性が考えられます。

飼い主のことを心から信頼し、「この人であれば守ってもらえる」と犬に感じさせることができれば、自然と吠えることはしなくなるでしょう。

まずは主従関係を教えましょう。

難しい場合はトレーナーさん等の専門家に相談すると良いでしょう。

5.犬が家の中で吠えるのをやめさせたいの対処法:道具を使ってみる

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主従関係をしつけても吠える場合は道具を使って止めさせる方法を試してみましょう。

1) 大きな音でびっくりさせる

犬に家の中で吠えるのをやめさせたい場合、まずは「吠える=嫌なことが起こる」ということを犬に認識させるのです。


犬は吠えるとまわりに嫌なことが起こると、自然と吠えることをしなくなるはずです。


では具体的な方法をご説明します。


まず空き缶を用意してください。


その空き缶の中に、おはじきやビー玉などを数個入れ、ガムテープなどで閉じます。


そして、第三者に協力してもらい、玄関のチャイムを押してもらいましょう。


犬はチャイムの音に警戒をして吠えるはずです。


この時に、犬の死角から、犬に当たらないように犬の足元にその缶を投げましょう。


足元で突然大きな音がするため、犬はびっくりして吠えるのをやめます。


これを何度も繰り返すことで、犬は「吠えると大きな音がする⇒嫌なことが起こる」と理解するので、徐々に吠えなくなるでしょう。



2) リード使う

犬の首輪にリードを装着します。


そして、先ほどのように第三者に協力してもらい、玄関チャイムを押してもらいましょう。


犬が吠えた瞬間に、なるべく強めにリードを一瞬だけ引きます。


これは「ショック」や「チェック」と呼ばれる方法です。


犬は自分の首が一瞬だけ締まるため、犬がびっくりして吠えるのをやめてしまいます。


注意しなくてはならないのは、チワワなどの首の細い犬であれば首に負担がかかるため、避けましょう。



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【番外編】子犬が吠える理由と対処法

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未熟な子犬ならなおさら吠えてしまうこともあるでしょう。 ですが、あまりに大きな声で吠えてしまうとご近所さんに迷惑が掛かってしまうなど犬を飼う上での悩みの上位にあがっています。 子犬が吠えるのを止めるためには、子犬がなぜ吠えているのかに注目する必要があります。

1. 子犬が吠える原因:ごはんや散歩など、何か要求があって吠える

ごはんが食べたい、散歩に今行きたいなど、飼い主に対して何か要求があるときには短く「わん!わん!」と単発の鳴き声を繰り返します。

本当は要求をするときに大きな声で吠える必要がないのですが、こういう吠え方をする場合は「鳴けば要求が叶う」というイメージができあがっていることが多いです。

「鳴いても要求は通らない」ことを犬に認識してもらうため、鳴かれても無視して要求を通さないことが一番です。

そして鳴くのをやめたときに、しっかりとたくさん褒めてあげましょう。



2. 子犬が吠える原因:宅配便や知らない人が家に来た時に吠える

縄張り意識の強い犬は、自分のテリトリーに知らない人が入ってくると自分自身や飼い主を守るために吠えて追い払おうとします。
こうした警戒による「無駄吠え」には、おやつやフードなどで犬の注意を逸らしてあげましょう。
鳴くのをやめたらしっかり褒めて、「鳴くのをやめる=褒められる」のイメージを犬の中に植え付けましょう。



3. 子犬が吠える原因:夜鳴き・遠吠え

眠る前にストレスが解消されなかったり、飼い主さんにかまってもらえない等の理由で「夜鳴き」することがあります。

昼間にたくさん遊んだり散歩などの運動をしておけば夜鳴きせず、ぐっすり眠るようになります。

また、犬の本能的な行動で、群れで暮らす際のコミュニケーションの1つの手段として「遠吠え」が夜起こることがあります。

これは、何か感情表現をするときや、外の音に反応しておこるようです。

これも夜鳴きと同様で、ストレスが溜まっていたり寂しいときにおこることが多いようです。

遠吠えも夜鳴きと同じように対処しましょう。

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南 健

元ドッグトレーナー。 北国で生まれ育ち、犬に囲まれた生活を送る。 現在は一線から離れ、ペット系メディアのライターを中心に活動。

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