犬たちは人間の何倍ものスピードで年を取り、さらに長生きする犬は高齢化にともない体力の低下や様々な病気にかかることがあり、なかには元気に飛び回っていた犬が、突然、寝たきりになるケースもあります。 イタリア南部地方にある街、ビボ・バレンティアでは、ひとりのご年配の男性が飼い犬を台車に乗せてお散歩する姿が、人の心をほのぼのと、そして温かくしたのです。
高齢犬を慈しむほのぼのとした光景に感動
飼い主の男性はトニーノ・ビターレさん、自慢の愛犬は大型犬のディラン13才のおじいちゃん犬です。 大型犬の13才は、人間の年齢に換算すると96歳にもなり、目や足腰が悪くなったり体力低下は当たり前のことでしょう。 ディランも大型犬特有の関節炎によって、後ろ足が不自由になってしまい歩けない状態ですが、大好きな飼い主さんと一緒にお散歩に行きたいという気持ちはしっかりあります。 そんな愛してやまないディランのために、ビターレさんは台車にディランを乗せて大好きなお散歩に毎日出かけています。 動画はこちら↓
そのお散歩の光景を目にした人が、ビターレさんとディランの仲睦まじい関係に感動し、フェイスブックに投稿したところ、動物を慈しむ飼い主さんの行動に称賛の声が沸き起こったのです。 多分、ビターレさんにとってディランを可愛がりお世話することはあたりまえです。 その行動から私たちが学ぶならば、犬の気持ちを考えパートナーとして寄り添い、そして動物の命を尊重することの素晴らしさでしょう。
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