• 犬の種類と特徴
  • 2024/11/20

ラブラドール・レトリバーの特徴・性格・大きさ・値段相場や飼い方のポイントをご紹介

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この記事では、ラブラドール・レトリバーを飼おうと考えている方へ、ラブラドール・レトリバーの特徴や性格、大きさ、値段相場、飼い方のポイントなどをご紹介します。 ラブラドール・レトリバー飼育の参考にしてみてください。

ラブラドール・レトリバーの特徴

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祖先犬であったセント・ジョンズレトリバーという犬種が、鴨などの水鳥猟の猟犬にするために1820年頃にイギリスに持ち込まれました。 その後イギリスの貴族の手により交配が進められ、19世紀の末頃には現在のラブラドール・レトリバーに近い形となり、イギリス原産の犬種となりました。 また、盲導犬にラブラドール・レトリバーを最初に起用したのもイギリスでした。 ラブラドール・レトリバーは学習能力や判断力に優れ、実働能力が高く、聡明で穏やかな性格から、世界中で人気の犬種です。 食欲が旺盛で、体質的に太りやすいため、食事管理と運動が重要になってきます。

ラブラドール・レトリバーの被毛・抜け毛

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【被毛】 ラブラドール・レトリバーの被毛はまっすぐでしっかりした短毛のダブルコートです。 抜け毛は非常に多いため、こまめなブラッシングとお掃除が必要になるでしょう。 【毛色】 ラブラドール・レトリバーの毛色は、イエロー、ブラック、チョコレートの3種がJKC(ジャパン・ケンネル・クラブ)で認められています。 ブラックとチョコレートは胸元にある白色の丸い模様(「メダル」と呼ばれる)が入っていることがありますが、これもJKCで認められています。

ラブラドール・レトリバーの性格

ラブラドール・レトリバーの基本的な性格の特徴は、穏やかで賢く、飼い主に従順です。
家族には愛情深く、他人や他犬、猫などの動物に対しても友好的です。
しかし、誰に対しても温和で人懐っこいため、番犬には向いていないと言われています。
人に喜ばれることが大好きなので、盲導犬や警察犬の適性があるのかもしれませんね。


また、性別によっても性格の特徴が異なります。

オスの性格の特徴

やんちゃでとっても甘えん坊な子が多いようです。
力が強いため、興奮しても落ち着くことができるよう、「待て」や「おすわり」をしっかり教えてあげましょう。


メスの性格の特徴

落ち着いていて母性本能が強いため、家族に対して愛情深くなるようです。
繊細な部分も持ち合わせているため、適切なしつけを行うよう注意が必要です。


ラブラドール・レトリバーの大きさ

ラブラドール・レトリバー 成犬の体高

JKCの規定によると、ラブラドール・レトリバーの成犬時の体高はオス56~57cm、メス54~56cmが一般的です。


ラブラドール・レトリバー 成犬の体重

ラブラドール・レトリバーの成犬時の体重はオス30~36kg、メス25~32kg程度が一般的です。

ラブラドール・レトリバーの値段・価格相場と選び方

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ラブラドール・レトリバーは毛色で価格が少し異なります。 イエローとブラックの値段相場は25万円前後、チョコレートはやや高く、27万円前後のようです。

ラブラドール・レトリバーの選び方

ラブラドール・レトリバーの子犬を選ぶときには、以下のポイントをチェックしましょう。

健康体かどうかのチェック

・毛並みがきれいか

・口の中は綺麗なピンクで噛み合わせが良好か

・目ヤニはなくキレイか

・鼻は湿っているか

・耳の中に異常や異臭はなく綺麗に立っているか

・立ったときの肩や前腕・胸部ががっしりしているか

・お尻の周りが汚れていないか

・不自然な歩き方をしていないか

・抱き上げたときにずっしりした重みがあるか

性格のチェック

・元気に遊んでいるか

・遠くから声をかけたときに反応するか

・こちらに対し尻尾を振ってくれるか

・抱っこされたときにおとなしいか

血統・将来の大きさのチェック

・遺伝病やデメリットとなる特性を親や祖先・兄妹が持っていないか

・JKC発行の血統証明書はついているか

・数代先までファミリーツリーを確認できるか

ラブラドール・レトリバーは、「股関節形成不全」という遺伝性疾患を持っていることがあります。
もしブリーダーから迎える場合は、遺伝子検査を実施している場合があるので聞いてみましょう。
もしくは、親犬の健康状態を見聞きすることで、将来の健康状態をイメージできるかもしれません。



関連記事:子犬をブリーダーから購入するメリット4選

飼い方のポイント

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ラブラドール・レトリバーを迎えるにあたり、気をつけたいポイントを解説します。

お迎え時のポイント

子犬のお迎えに行く際には、必ずペットシーツを敷いたキャリーケースを用意しましょう。
安全に子犬を運べるよう、子犬の大きさに適した頑丈なキャリーケースを使ってください。

お迎え時には、食事やトイレの仕方、健康診断やマイクロチップの有無など、子犬の現在の状況を聞いておくことを忘れないようにしましょう。
かかりつけになる動物病院を事前に探しておくことで、お迎え後の健康診断などをスムーズに受けることができます。


ラブラドール・レトリバーの子犬をお迎えする際には、以下のグッズを用意しましょう。

  • サークルやケージ
  • トイレトレー
  • 首輪やハーネス
  • リード
  • 食器
  • 給水機
  • お迎え先で食べていたフード
  • スリッカー・コームブラシ
  • ペットヒーター(10~5月の場合)
  • 爪切りやシャンプーなどのケア用品
  • おもちゃ
  • 除菌消臭剤 など

お迎え前には子犬が誤って飲み込んでしまわないよう、床に物はできるだけ置かない環境づくりをかかさないようにしましょう。
寒い時期・暑い時期にお迎えをする場合には、ペットヒーターやエアコンで温度管理をしっかり行ってください。

お迎え当日から3日ほどは、なるべくケージから子犬を出さず環境に慣れてもらいましょう。
初日~1週間はじっくりと様子を見て、その後にスキンシップをとっていくと子犬の愛犬に不安をあまり感じさせずに慣れさせることができます。

 

成長期・成犬期のポイント

ラブラドール・レトリバーを飼育する際には、飼育や食事、運動やしつけなどさまざまなポイントを知っておく必要があります。
ここでは、ラブラドール・レトリバーと暮らしていく上でのポイントを解説します。

 

【飼育のポイント】

ラブラドール・レトリバーは、椎間板ヘルニアなどの腰の病気になりやすいので、腰に負担のかかる動作をできるだけしないよう注意する必要があります。
おうちではフローリングで滑らないよう、滑り止めマットを敷いてあげる等、飼育環境を整えましょう。
また、肥満にも要注意です。関節の負担にならないよう体重管理に気を付けましょう。

ラブラドール・レトリバーは食いしん坊な子が多いので、ドッグフードだけでなく人間の食べ物も盗み食いされないように保管場所に気をつけましょう。
ゴミ箱も蓋つきにする、倒されないようにする等の対策をすることで誤飲のリスクを少なくしましょう。

 

【食事のポイント】

ラブラドール・レトリバーは運動量が多いため、“動物性タンパク質”が多く含まれているドッグフードを選びましょう。
ドッグフードを選ぶ際は、原材料の欄に品質が分かる「肉」の表記がされているものをおすすめします。

また、食欲旺盛で早食いな子が多いので、早食い防止の食器等、様々なグッズがありますので活用しましょう。

 

ラブラドール・レトリバーは生後1年6カ月ほどで成犬になります。
食事の回数は消化器系の成長に合わせて変えていく必要があります。
成長段階に合わせたご飯の回数を表にまとめたので参考にしてください。

~生後6ヶ月半

3回

生後6ヶ月〜1歳

2回

7歳以降

2回もしくは少量を複数回に分ける

 

【運動のポイント】

ラブラドール・レトリバーは昔、水鳥猟で水に落ちた鴨などを回収していたため、冷たい水の中に入っても体温維持することができるように体脂肪を貯えやすい体質となりました。
また、体脂肪を維持するためにたくさん食べる習性があります。しかし、一般家庭ではそのようなことはしないので、普段の運動が重要となります。

散歩は、1日2回、30分~60分/回することが理想です。夏場はプールに連れて行ってあげるのも喜ぶでしょう。

また、知能が高い犬種のため、おもちゃを隠して探させる等、頭を使う遊びも好きなようです。

 

【お手入れのポイント】

ラブラドール・レトリバーは、ダブルコートのため換毛期は抜け毛が多くなります。

撥水性のある下毛が、夏の暑さに耐えられるように春ごろに抜け落ちます。その時期はまめにブラッシングしてあげましょう。

また、撥水性のある下毛と皮脂により高温多湿の環境下では、アトピー性皮膚炎等の皮膚にトラブルが起こりやすいため、梅雨~夏場は皮膚の状態もチェックしましょう。

表にラブラドール・レトリバーに必要なお手入れをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ブラッシング

毎日

シャンプー

月1~2回

歯磨き

毎日

爪切り

月1~2回(爪が伸びていたら)

耳掃除

汚れが気になったら

 

【しつけのポイント】

ラブラドール・レトリバーは人とのコミュニケーションを好む賢い犬種で、教えたことを比較的すぐに覚えてくれるでしょう。

また、食いしん坊な子はご褒美欲しさにしつけがしやすいでしょう。

しつけで気を付けることは、信頼関係を築くことと、飼い主がリーダーであると理解させることです。

ラブラドール・レトリーバーは体が大きく力も強いので、飼い主自身や他の人、わんちゃんにケガをさせないよう、興奮している状態から「待て」や「おすわり」等の落ち着かせる訓練も必要になるでしょう。

生後3~12週の時期は社会化期と呼ばれ、犬が様々な刺激に適応できるようになる期間があります。
この期間に他の人や犬と触れ合わせることで、社交性のある子に育てることができるので、パピーパーティやパピークラスに参加することをおすすめします。

トイレトレーニング

決められた場所でトイレをできるようにする

クレートトレーニング

クレートに入ったまま大人しくできるようにする

コマンドトレーニング

「お手」「お座り」「伏せ」などのコマンドをこなせるようにする

噛み癖のトレーニング

噛んでよいもの・いけないものの区別できるようにさせる

吠え癖のトレーニング

無駄吠えをさせないようにする

リーダーウォークのトレーニング

引っ張ることなく、飼い主の横について散歩できるようにする

まとめ

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とても優しくて明るく、賢いラブラドール・レトリバー。 大型犬ですが、このような性格から世界中で人気の犬種です。 お子さんがいる家庭でも飼いやすい犬種といえるでしょう。 また、活発な犬種でもあるため、アウトドアなどアクティブな趣味をお持ちの方にとっても最高のパートナーとなるでしょう。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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