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  • シニア犬
  • 2025/03/15

愛犬に白い毛が増えたと感じたら 犬の白髪の原因と改善方法

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愛犬の毛が白っぽくなってきた?と気づいたことはありませんか? 特に黒など毛色が濃い犬は、加齢とともに顔周りを中心に毛が白くなり、気づきやすいと思います。 犬も人と同じように白髪になりますが、これは老化や健康状態が反映される重要なサインです。 この記事では、犬に白髪が生える原因、ケアについて詳しく説明します。

犬に白髪が生える原因

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犬に白髪が生える原因は、人間同様さまざまあります。

年齢によるもの

犬も人間と同じく年を重ねるにつれて、毛の色が変化するのは自然な現象です。

犬種にもよりますが、7歳頃からシニア期とされるため白髪が目立ってくるようになります。

加齢に伴い、メラニンの生成が減少し、毛が白くなります。


遺伝的要因

犬種によっては、早くから白髪が目立つものもあります。

例えば、ゴールデン・レトリバーや、柴犬、トイ・プードルなどの犬種は、シニア期よりも比較的早い段階で白髪が生え始める傾向があります。


ストレス

引っ越しや新しい家族が加わるなど環境の変化が原因でストレスがかかると、白髪が増えることがあります。


栄養不足

犬の食事が不十分だと、健康に影響を及ぼすだけでなく、毛の質にも悪影響を与えることがあります。

特に、ビタミンB群やミネラルの不足は毛の色素に関わります。

被毛は食べ物からの栄養が届くのが一番最後となるため、十分な栄養を与えるように意識しましょう。

また、無理なダイエットをさせることも被毛に栄養が行きわたらなくなる原因となるようです。


犬の白髪への対処法

健康診断

急に白髪が増えた、元気がないなど気になることがある場合は、健康上の問題が隠れている可能性がありますので、動物病院で健康診断を受けましょう。

健康状態を確認し、必要に応じて治療・ケアを行うことで、白髪の増加を防ぐことができます。


ストレスの軽減

引っ越しなど、思い当たるストレスの原因があった場合は、環境を整えることが大切です。

静かな場所を提供したり、散歩の時間を増やしたり、遊びの時間を設けることで、犬のストレスを解消・軽減できます。


栄養管理

ビタミンやミネラルが豊富なバランスの取れた食事を提供することが重要です。

特に、メラニン色素の生成を助ける「チロシン」を含んだチーズ、ヨーグルト、納豆、煮干しなどを意識的に与えましょう。

また、獣医師に相談し、サプリメントの投与も検討してもいいでしょう。


被毛のケア、マッサージ

定期的なブラッシングは、被毛の健康を保つために欠かせません。

保湿剤も使うと毛艶も良くなります。マッサージ効果のあるブラシを使うと、皮膚の血流も良くなり、白髪予防の効果が期待できます。

また、直接愛犬をマッサージすることも、血行促進になるため効果的です。


関連記事:犬が喜ぶ!簡単マッサージ方法で愛犬とスキンシップを深めるコツ



犬の白髪は抜いてもいい?

人間の白髪は抜いてしまう人もいますよね。

しかし犬は人間よりも皮膚が薄く痛みを感じやすいですし、毛を抜くと毛根や皮膚が傷つき炎症を起こす原因となるため、白髪を見つけても抜かないようにしましょう。


白髪になった毛に色は戻るの?

加齢による白髪は基本的に毛色が戻ることは無いと言われています。

最近では犬用の白髪染め剤や、白髪染めを行ってくれるサロンもあるようですが、犬自身は白髪を気にすることはありません。


犬の白髪染めについては以下のメリット・デメリットを参考に、トリミングサロンの担当者や獣医師と相談し、アレルギーテストを行ったうえで判断してください。


メリット

若々しく見える

人と同様、加齢によって白くなった毛を染めることで若々しく見えます。

コンテストやショーに出場する犬は外見を整える目的で白髪染めをすることがあります。


毛色を均一にできる

部分的な白髪を染めることで毛色が均一になります。

特に黒など被毛の色の濃い犬は白髪が目立つため、白髪染めにより見た目が整います。


飼い主の満足感

「愛犬の見た目を美しく保ちたい」と思う飼い主にとっては満足感が得られます。


デメリット

皮膚トラブルのリスク

犬の皮膚は人間の皮膚より薄く敏感です。

毛を染める染料はアレルギーや皮膚炎の原因となることがあります。

低刺激の自然成分の染料もありますが、皮膚に対し刺激があることは変わりません。

また、一部分だけだからと言って、人間用のヘアカラー剤を使用することは絶対にしないでください。


犬にとってストレスになる

被毛を染める過程(洗う、待つ、乾かすなど)は、犬にとってストレスになります。特に高齢犬にとっては負担になるでしょう。


誤って舐めてしまう可能性

犬は体を舐める習性があるため、染料を舐めてしまう可能性があります。

化学成分が含まれる染料は中毒の原因になることもありますので、注意が必要です。


色持ちしにくい

犬の毛は人間の髪の毛と異なり、染料が定着しにくいことがあります。

また、頻繫にシャンプーをすると色落ちが早くなります。


このように、犬の白髪染はデメリットの方が多いため、ショーに出るなどよっぽどの理由がない限りはする必要がないと考えられます。


まとめ

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犬の白髪は年齢や健康状態、ストレス、栄養不足など、さまざまな要因によって生じます。 愛犬に白髪が増えてくると切なくなってしまいますが、愛犬の白髪を気にするのではなく、日頃のケアと愛情をもって接することで、より良い関係を築いていきましょう。

ぷにぷにpaw編集部佐藤

幼少期はウェルシュ・コーギー・ペンブロークと過ごし、今は実家にフレンチ・ブルドッグがいます。 愛玩動物介護士、ペットロスケアマネージャー、犬猫行動アナリスト等の資格を持っています。 これからもわんちゃんについて学び続け、役に立つ情報を発信していきます!

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