ご存知のとおり、犬は人よりも早く年を取ります。 そのため、愛犬の年齢が人間では何歳になるのか気になることもあるでしょう。 この記事では犬の年齢についてと、ライフステージに合わせた健康管理やケア方法や注意点についても触れていきます。
犬の年齢の数え方
犬種によって成長スピードや老化の進行が異なるため、以下のような年齢換算が一般的です。
小型犬(体重10kg未満)
- 1歳:15歳
- 2歳:24歳
- 3歳:28歳
- 以降、1年ごとに約4年加算
中型犬(体重10kg~25kg)
- 1歳:15歳
- 2歳:24歳
- 3歳:28歳
- 以降、1年ごとに約5年加算
大型犬(体重25kg以上)
- 1歳:12歳
- 2歳:19歳
- 3歳:26歳
- 以降、1年ごとに約6年加算
年齢換算表
以下は、犬の年齢を人間の年齢に換算した一例です。
ライフステージ | 犬の年齢(年) | 小型犬(10kg未満) | 中型犬(10~25kg) | 大型犬(25kg以上) |
子犬期 | 1か月 | 1歳 | 1歳 | 1歳 |
6か月 | 9歳 | 9歳 | 6歳 | |
1 | 15歳 | 15歳 | 12歳 | |
成犬期 | 2 | 24歳 | 24歳 | 19歳 |
3 | 28歳 | 28歳 | 26歳 | |
4 | 32歳 | 33歳 | 33歳 | |
5 | 36歳 | 38歳 | 40歳 | |
6 | 40歳 | 43歳 | 46歳 | |
中高年期 | 7 | 44歳 | 47歳 | 53歳 |
8 | 48歳 | 53歳 | 59歳 | |
9 | 52歳 | 58歳 | 66歳 | |
10 | 56歳 | 63歳 | 75歳 | |
高齢期 | 11 | 60歳 | 68歳 | 82歳 |
12 | 64歳 | 73歳 | 89歳 | |
13 | 68歳 | 78歳 | 96歳 | |
14 | 72歳 | 83歳 | 103歳 |
犬のライフステージに応じたケア方法
犬の年齢に合わせて、健康管理やケアも変えていきましょう。
子犬期(1歳未満)
- 栄養管理:成長期なので、質の良い子犬用のフードを選ぶことが重要です。
また、フードをふやかして与えることで、効率的に栄養を吸収しやすくなります。 - 社会化:他の犬や人と接する機会を増やし、社会性を身につけさせましょう。
子犬のうちから耳や足の先、口の周り、お尻等いろんなところを触り、慣れさせておくと、今後の日々のケアや動物病院での処置が行いやすくなります。
また、基本的なしつけもこの時期に行うとよいでしょう。 - 去勢・避妊手術:生後6か月~1歳までの間に行いましょう。成犬になってからの手術にはリスクが伴うことがあります。
関連記事:成犬は危ない?遅い時期に去勢手術を受けさせるときの3つのリスク
成犬期(1~7歳)
- 運動:定期的な運動が必要です。散歩や遊びを通じて健康を維持しましょう。
- 健康診断:年に1回の健康診断を受け、予防接種やフィラリア予防を行いましょう。
シニア期(7歳以上)
- 栄養管理:シニア用のフードに切り替えることで、必要な栄養素を適切に摂取できます。
- 運動:軽い運動を心がけ、関節や筋肉をサポートしましょう。
- 定期診察:年に2回の健康診断を受け、体調管理に気をつけましょう。
- 住環境の整備:シニアになってくると、人間同様関節の痛みなどが表れます。
ソファやベッドの横にペット用スロープや階段を設置する等して、関節に負担がかからない住環境を作りましょう。
まとめ
犬の年齢とライフステージを理解することは、愛犬の健康管理や飼い方において大切です。 年齢に応じた適切なケアを行うことで、愛犬との生活をより豊かにすることができます。