SNSで流行っている「犬のあごのせ」 見ているだけで癒されますよね。 「可愛いから、うちの子もできるようになったらなぁ」と思いませんか? そして、犬のあごのせはかわいいだけではなく、犬自ら顔を見せてくれるため顔周りのケア・歯磨きに役立つトリックでもあります。 ぜひ愛犬に、かわいくて便利なあごのせトリックをできるようになってもらいましょう。 この記事では、ドッグトレーナーによる解説動画付きで犬のあごのせの教え方を説明していきます。
ドッグトレーナーの鈴木さんによる「あごのせ」解説動画
ドッグトレーナーの鈴木さんによる、あごのせの教え方の解説動画です。 参考にしてみてください。
犬のあごのせの教え方
犬の「あごのせの教え方」を3ステップに分けて説明していきます。
ステップ1:犬のあごに手を添えておやつを与える
まずは、犬のあごの下に手を添えて、おやつを与えましょう。
添える手の位置が低すぎても高すぎても、犬があごをのせにくくなってしまいます。
手の位置の目安は、犬がおやつ食べようとした時に、あごで手を下にグッと押し付けるくらいです。
犬があごを手にのせておやつを食べたら、褒めてあげましょう。
犬は最初、あごに添える手に対して警戒心をもっている場合があります。
おやつをあげるよ、とアピールをして、手に対する警戒心を和らげてあげましょう。
ステップ2:犬が自ら人の手にあごをのせるようにする
ステップ1では人から犬へ手を近づかせていました。
ステップ2からは、犬からあごをのせられるように教えます。
犬から離れた場所で、おやつをみせて、あごに添える手の位置は変えずに愛犬を待ちましょう。
そして、手にあごをのせておやつを食べてくれたら、初めのうちはすぐに褒めるようにしましょう。
すぐに褒めてあげることで、『手にあごをのせるといいことがある!』と犬は理解することができます。
愛犬が自分からあごをのせてくるようになったら、のせてから褒めるまでの時間をだんだん伸ばしていきましょう。
ステップ3:ご褒美を隠して練習してみる
数秒間あごをのせ続けることが出来たら、最後はご褒美のおやつを見せずに練習してみましょう。
おやつを見せずにできるようになったら、愛犬があごのせを覚えてくれたことになります。
犬にあごのせを教えるときの3つのポイント。
- 人の手に警戒心をもたせないこと
- 人の手にあごをのせたら褒めてくれる!と教えること
- だんだんと長い時間のせられるようにすること
これらのポイントを抑えて、愛犬にあごのせをマスターしてもらいましょう。
犬のあごのせを教えるときに知っておくべきこと
犬にあごのせを教えようとしたときに知っておくべきことが2つあります。
少し状況が変わっただけでも、できなくなることがある
犬はその場の状況で覚えるため、あごのせをした場所や人の向き、右手左手を変えただけでもできなくなってしまうことがあります。
どこでもできるように、様々なシチュエーションで練習してみましょう。
おやつを見せても来てくれないときは時間を置こう
おやつを見せても来てくれないときは、
- 集中力が切れたから
- おなかいっぱいになってしまったから
が考えられます。
そのような時は、時間を置いて違う日にするなどをして再度挑戦してみましょう。