• 住まい
  • 2024/11/12

犬と暮らす家の床材選びは?

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犬と室内で一緒に暮らすなら、床材に気を付けなければいけません。 日本では一般的なフローリングは掃除がしやすく、万が一の粗相もすぐにきれいにできるというメリットがあります。しかし、犬にとってフローリングは滑りやすく、足腰等に大きな負担がかかってしまいます。 そこで今回は、犬と暮らす上で、おすすめできる床材等についてご紹介します。

1.犬と暮らす家の床材選びのポイント

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犬と暮らす家では、人間の利便性と犬の健康の2つの基準で床材を選ぶことが重要です。 注意するべきポイントは以下のようなものになります。

1)クッション性がある・滑りにくい

犬の健康のためには、クッション性があり、滑りにくい床材を選びましょう。硬い床材は衝撃を吸収しません。 段差から飛び降りる際、衝撃で足を傷めてしまう子も多いようです。 犬は滑らないように爪を立てて地面を蹴って走りますが、フローリングやタイルなどの硬い床では爪が食い込みません。 それにより、つるつると滑ってしまい、思うように走れなくなってしまうのです。そして、滑らないように力を入れると足腰に負荷がかかりすぎてしまい、関節にトラブルが生じる恐れがあります。

2)掃除のしやすさ

掃除のしやすく水や汚れ等をはじくことも大切です。 犬と一緒に生活していると悩ましいのが抜け毛です。特に換毛期はきれいにするのに苦労します。 また、こぼれたごはんや水、粗相はカーペットや畳などではすぐにしみ込んでしまいますので、これらはニオイ、シミやカビの原因になります。

3)耐久性

傷のつきにくい、耐久性の高い床材がおすすめです。 犬は歩いたり走ったりするときに爪を立てることがあります。ですから、やわらかな素材だとすぐに傷だらけになってしまいます。 また、犬は地面を掘る習性がありますが、室内でもほりほりしてしまう子もいます。なので、耐久性の高い床材を選ばないとすぐに買い替えることになってしまいます。

2.犬と暮らす家におすすめの床材

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これまで説明した特徴を持つ床材を紹介していきます。 どれも床の上に敷いて使用できるので、大規模なリフォームは必要ありません。 賃貸のお宅でも大丈夫です。

1)クッションフロア

クッションフロアはビニール製のシート素材の床材です。 クッション性があるので衝撃を吸収してくれます。もちろん、ビニール製なので掃除のしやすさは抜群です。 デザインが豊富で、消臭効果のあるものや傷がつきにくいものなど、機能性の高い種類もあります。

2)フロアタイル

床に置いたりはめ込んだりして使用するビニール製のタイル状床材です。 材質はクッションフロアと同じで、衝撃の吸収や掃除のしやすさに優れています。 こちらもデザインが豊富で、耐久性もあります。 クッションフロアに比べて厚みがあり質感が良いのでコストがかかります。

3)タイルカーペット

正方形のパネル状のカーペットです。 カーペットなので水分は吸収してしまいますが、汚れた部分だけ洗うことができるので大きなカーペットよりもお手入れが楽です。 ただ、しっかり敷き詰めないとずれて隙間があいてしまうこともあるので注意しましょう。 室内ペット用に加工された商品もあるようです。

4)ロールマット

タイルカーペットを長くした形状のものです。
メーカーによりますが、様々な幅と長さのものが販売されているので、ご自宅のフローリングの廊下の幅と長さがわかれば、簡単に設置することができます。
また、ハサミでカットできるものもあるので、階段など家の様々なところに使えるでしょう。


おすすめロールマット



5)ジョイントマット

樹脂やポリエチレン製のパズル状のマットです。 素材によって細かい特性に違いがありますが、全体的に柔らかく軽量です。 タイルカーペット同様、汚れた部分だけ外して洗えます。 表面の加工によっては滑りやすいものがあるので注意が必要です。 デザイン性はそれほど高くないですが値段がリーズナブルなので、コストや実用性重視の方におすすめです。



3.住んでいる家でもできる!フローリングを犬に傷つけられない工夫

すでに住んでいる家でもできるフローリングを傷つかせない工夫を2つご紹介します。

1) ニスをフローリングに塗る

無垢のフローリングや合板のフローリングを傷付けないためにニスを塗っても良いでしょう。
油性ニス、水性ニス、水性ウレタンニスがあるので使用用途をホームセンターのスタッフ等に確認して使い分けましょう。
また、ニスが乾くまでは犬をその場に近づけないよう気を付けましょう。



2)フロアコーティングでフローリングをコーティングする

滑り止め効果・防キズ効果の高いフロアコーティング剤でコーティングしてしまうという方法もあります。


自分でフロアコーティング剤を用意する場合も、業者に依頼する場合も、ホルムアルデヒドなどの有害な物質が使われていないコーティング剤かどうかを確認しましょう。



3) 傷ついてしまっている箇所はウッドパテで埋める

すでに傷がついてしまっているフローリングのひび割れにはウッドパテを埋めることで対処します。


「木部補修用パテ」というものがホームセンターなどに売っているので、それでひび割れ部分の補修をすることができます。


これもパテが乾くまでは犬をその場に近づけないよう気を付けましょう。

4.愛犬のために床材選びをしよう

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滑る床が原因で発生する犬の関節トラブルは深刻です。 かわいい愛犬に健康で長生きしてもらうためにも、床材選びには気を付けましょう。 ご紹介した床材のほかにも、滑り止めのワックスや靴下など、さまざまな対策グッズがあります。 ご自宅の状況と愛犬に合った方法を選んでみてくださいね。

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ぷにぷにpaw編集部

動物看護師やトリマーの有資格者や愛犬家など犬が大好きな人が編集しております。 愛犬家の皆様に正しい情報をお伝えできるよう、わんちゃんについて日々勉強をしております。

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